ずいぶん前に作成していたWindows7モデル一気レビューの中に、VAIO Xもあったのですがうっかり挙げ忘れていたので追加します。
現在はだいぶ解消されたようですが、当初の想定を大きく上回る受注のため(だったらしい)手元に届くまでに2ヶ月~3ヶ月待ちと言われていました。まぁ、VAIOというブランド力、積み重ねてきた技術、そしてモバイルを作り続けてきたプライド。それらが結実したこのVAIO XはThinkPad大好きな私にも「スゲェ!」と素直に脱帽するほどの魅力があります。
基本的にはVAIO type PのSSDモデルと画面サイズとBTOオプションで選べるCPUのクロック数以外にはスペックに差がないため、動かした快適度はVAIO type Pと同じように「Atom Zでもここまで動くんだ!」と思えるほど快適なので、Microsoft Officeなどビジネスソフトを使うだけなら全く文句はありません。
そこで当エントリでは細かい使い勝手などを中心に取り上げます。とりあえず買って損の無い製品だと思いますよ。
■画面
きれいです。もうSONYの面目約如といったところです。11.1ワイドというとかなり小さく感じますが、1366*768の解像度との組み合わせだと見やすく感じます。先日のVAIO Xのイベントでも「モバイルでのベストバランス」とSONY関係者も言っていましたが、確かにそのとおりだと思います。低反射のグレア画面も映り込みが少ないので、オフィスの明るい環境でもそれほど気にはならないでしょう。また、発色についても癖が無く素直(と開発の人が言っていた。確かにきれい)なので、写真などの鑑賞にも優れています。ThinkPadには真似できません。。。
■キータッチ
幅があるせいか、VAIO type Pと比べて余裕はあるのですが、おそらくキーそのものはtype Pと同じものを使っていて、キーの間隔の隙間が大きい印象です。キーが小さすぎて押しにくいと思いましたが、type Pも慣れるまで使いにくかったので慣れれば何とかなるのかもしれません。またキーストロークは薄さを追及しているので非常に少なく、ノートパソコンでもThinkPadのようなストロークの深いキーボードやデスクトップパソコンを使っている方には違和感があるかもしれません。まぁ、慣れだとは思いますが。
■タッチパッド
最初は狭いと感じたタッチパッドが思ったほど使いにくくありませんでした。バッテリーとの兼ね合いで非常に狭い面積のタッチパッドですが小さなサイズに合わせて最適化がされているのか、普通に動かしても端から端まで一気に移動できます。使い勝手が悪いとは感じなかったのですが、やはりVAIO type Pのようなトラックポイントのほうがモバイルには似合うと思うのですがいかがでしょうか。
■端子の配列について
有線LANコネクタ、USB端子、そしてアナログ端子など必要なものは全て備えています。これなら仕事で使うのであればまったく問題ないでしょう。
とにかく一度といわず、何度も店頭で触れて確かめてみてください。最初はネガティブに感じた要素も、次第に慣れることで解消される部分が多いため、触れれば触れるほど魅力の増す製品です。私はThinkPad + VAIO type Pの布陣が完全に機能し始めてしまったため(タイミング悪すぎですよ!)購入にはどうしてもいたりませんが、モバイルパソコンをこれから考える方にはお勧めの一台です。
【関連エントリ】
■SONY VAIO X まとめ+リンク集エントリ
■SONY VAIO typeP まとめエントリ
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