2014-05-21

さらさらとSurface Pro 3 についての感想を。

発表された内容が興味深かったので、感想をまとめておきます。

速報:マイクロソフト Surface Pro 3 発表。12インチ2160x1440画面、Core i7で800g

マイクロソフト Surface Pro 3 と現行Surface Pro 2比較、変更点まとめ

従来の10.6インチから12インチとなった事、タイプカバーのラッチ部分の強化とキックスタンドの角度調整機能が付いたことにより、よりノートPCとしての側面が強化されています。

これは8インチタブレットがWindows 8普及の牽引となっていることに影響があるような気がします。
というのも安価でモバイル性に優れた8インチタブレットはWindows離れを食い止める一定の抑止力になっているはずで、有力PCベンダーがそれぞれ製品を発表しています。これに競合する製品を出すと、それらのメーカーのへそを曲げてしまう可能性があります。

また、それに対して大画面タブレットは普及しているとは言い難い状況です。これはAppleやAnroid陣営にも言えることなのですが、実際には大画面タブレットの需要は掘り起こせていないだけで必ずある(と私は思っています)。

そこで12インチという比較的大画面の、ちゃんとノートPCとして使える製品を出すことでこの需要を掘り起こそうとしているのではないかと。
ノートPCとしてもちゃんと使えるなら、ノートPCなりの金額を支払ってもらえる可能性がありますから。

また、他陣営と異なり8インチ~大画面というラインアップを揃えられます。
※実はAndroid陣営は20インチ以上というサイコガンダムのような化け物もいますが、利用に極端な制限がかかるので無視していいかと。。。

そんなわけで、日本での価格付けに注目です。
最廉価版が10万円ぐらいだったら勝負できる。
12万以上ならアウト。
そんな感じかと。

2014-05-20

【比較】Panasonic LUMIX TZ40と後継機(TZ60,TZ55)

先日、知人がPanasonic LUMIX TZ40を購入しました。




実は業務ブログやHPの画像用にNikon D50を貸し出していたのですが、いわく「これが有れば不要」と我が家に返却されてきました。私も実際使わせてもらいましたが、確かにいい。コンデジはデジイチに比べ何かしら問題がありそうなものですが、これにはそんな不満点は全くありません。

唯一あるとすれば、ファインダーが無いこと。後継機のTZ60にはファインダーがついています。


ただしファインダー画素数が約20万ドット相当とかなり荒いので、どうかなという感じです。個人的には最低でも144万画素、出来れば200万画素オーバーのものでないと「見える」だけだと思ってます。

この機種は30倍という驚異的なズームや(TZ40は20倍)ファインダーとレンズ周辺のコントロールリングを組み合わせた写真を深く楽しむ機能など、より高級路線にシフトしています。

ただしデジカメのエンジンとも言える撮影素子は変わっていないようなのと、そもそも20倍でも超高倍率でかなり使える(私も同じ倍率でほぼ同じ画角のFinePix F770EXRを持っている)ので、TZ40で十分なんじゃないかと思っています。

また、TZ55との比較だと、倍率も20倍で画素数こそ落ちますが1600万画素と十二分です。その他の性能もほとんど変わりません。


ただしこちらは背面液晶が180度回転する自分撮り機能が搭載されています。Panasonicはビデオも含め、撮影者を写す機能に力を入れていますがこれがあれば「パパが写っていない」という子供の苦情を大きく減らせそうです。また、ローアングル撮影にも使えますので(上に開くだけなのでハイアングルには使えない)、撮影の自由度も高まります。

今なら型落ちのTZ40を買うより、このTZ55がお勧めだと思います。

今後、TZ60にはファインダーではなく自由に動くバリアングル液晶を受け、外付けで高精細なEVFをつけたほうが良いと思うのですが、この基本性能のカメラにそこまでするのか?と言われると難しいところ。性能を追いかけるなら素直にGMや、GX7を買えという事なんでしょうね。でもレンズが収まる沈胴式は持ち運びが楽なので、ぜひ沈胴式の高性能カメラも企画してほしいものです。

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2014-05-19

【考察】SONY α7SとCyber-shot RX100 M3に感じた、SONYカメラ事業部の「おもてなし」

先日発売された下記の二機種に、SONYのカメラ事業部のおもてなしを感じたのでさらっとエントリ。











何がおもてなしかと感じたかというと、明るいレンズと高いISO感度。

α7Sは最高感度が常用感度で104800、拡張感度なら409600というCanonやNikonのフラッグシップ機と比肩、もしくは凌駕する能力を秘めています。

また、RX100m3は開放F1.8-2.8という明るいズームレンズを採用しています。
1.0型とコンパクトタイプとしては大型の裏面照射型CMOSセンサーのISO感度も最高12800と高くなっています。

両製品に感じるのは、それぞれ強力に手振れに強いこと。
そして、無茶に高くないことです。

α7Sについては、CanonやNikonのフラッグシップ機の半分以下。
RX100M3は他社の高級コンデジとほぼ同じですが、高精細な内蔵EVFやコントロールリングの搭載など使い勝手や付属機能にお得感があります。

手振れは撮影で最も失敗する理由の一つ。
ちょっと暗い室内や体育館などでは、手振れ写真は量産されます。
しかしこの2製品、特にα7Sならそれを強力に防止してくれます。

もちろん安いに越したことはないのですが、この2つのカメラは「これを使えば撮影の失敗は殆ど無くなるよ」と胸を張っておすすめできるカメラです。

これこそが、ものづくりの技術力で実現する「おもてなし」だと思うのですよね。

そんなことを感じたので、このエントリを上げてみました。

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2014-05-07

【レビュー】PENTAX K-3について、つらつら。

PENTAX K-3が欲しいなぁと思っていたら、ブログつながりのTAKA@P.P.R.S(以下、TAKAさん)さんが入手されてしまったという事なので改めてK-3の魅力について触れておきます。

【RICOH】デジタル一眼レフ『PENTAX K-3』を手に入れる前に、情報収集。そして、情報整理。【Memo】
※買った報告のエントリが上がってないんだよなぁ、と。




わたしも過去二回お借りして惚れ込んだ機種なのですが、Nikon D90で単焦点まで購入していたTAKAさんが乗り換えたこの機種の魅力はなかなかのものだと思うのです。

というか、最近価格が落ち始めているのも魅力アップの理由だと思うのですが。

武骨なデザインは、単焦点などをつけるとより映えます。


ごついタイヤルは手袋などが必要な極寒の場所でもOK。-10℃耐寒動作保証がついているのはだてではないです。(右側の比較対象はNikon D5300。以降、比較対象はこの機種)


そして手振れ補正内臓によるコンパクトなレンズ群。
レンズ側で対応しているNikonはこの点、まったくかないません。



そしてこの人差し指ががっちり引っかかる特徴的なグリップ。
比較的大柄なグリップも、これのおかげで落ちる心配はほとんど感じません。


そして今どき珍しいショルダー画面。
背面液晶表示のほうが情報量も多くいろいろできますが、急いでいるときの操作ではすぐ確認できるこの画面がとてもありがたいのです。


そして右手でほぼ完結する撮影機能の各種操作ボタンとダイヤル。
ホールドしている左手を全く動かさないので、ペンタプリズムの視野率100%のファインダーに集中しながら思い通りにカメラのパラメータを制御していくことができます。




使えばわかる。
というか、使うと惚れる。

そんなカメラがK-3です。
メカの良さももちろんですが、入門用デジイチからのステップアップを検討している方はぜひこの機種を、上記のような視点で手に持って試してみてください。
割高に感じる価格は、その本気度の証明ですから。

※まとめページを作成しました。
【まとめ】PENTAX K-3

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