2014-11-21

【レビュー】富士フィルム フォトブック

フォトブックの威力、恐るべし。
そんな体験をしたのちに、リンクシェアさんのイベントで担当者とお話しすることができたのでデジタルが主役の当ブログで、ちょっとフォトブックについて触れてみます。

FUJIFILMMALL(フジフイルムモール)

フォトブックそのものは数年前から存在を知っていましたし、行きつけのカメラ屋さんで「どうですか?」と勧められていた製品です。でも被写体が日々の食事や風景だと、いまいち心が動かなかったんですね。

ところが、先日知人の結婚式の写真を頼まれまして、妻もカメラ撮影者として動員し撮りも撮ったり1300枚+ビデオをしこしことDVDに焼き、デジタルフォトアルバムの「おもいでばこ」に入れてあげ、そしてツーショット写真を額縁に入れたのです。

そこで妻がこう言いました。

「本が無いの、寂しいね。」

我々は挙式をあげた際、式場のカメラマンに撮影をお願いしていたので豪華なフォトブックを作ってもらっていました。今回は新郎も新婦もそこまで写真に乗り気でなかったので我々のような素人はだしのカメラマンで撮影したのですが、並べてみると確かに寂しい。

そこで富士フィルムのフォトブックを作ってみよう、ということになったのです。

このフォトアルバム、Web画面から写真を登録すればある程度自動で配置をしてくれます。
それだけでもかなりの精度で「おおーっ」というレイアウトになります。

操作はすごく簡単
後は微調整をし、背景を整え、依頼ボタンをぽちっとな。
2種間程度で下のような本が届きます。

フォトスタンドの写真とともに。
これには写真に興味が薄かった新郎も大喜び。
挙式に参列できなかった祖父母に、このフォトブックを持っていき大感激されたそうです。

このフォトブックには気軽に持ち運べるソフトカバーのものや、子供の記録を残すのにぴったりなイヤーアルバムなどもあります。




写真を本にするだけじゃんか?

まだフォトブックを作ったことのない方はそう言うでしょう。
私もそう言ってました。

でも、本として製本されると、写真が全く違うものとして語りかけてくるのです。
皆さんにもぜひ、この素晴らしい体験を試していただければと思います。

FUJIFILMMALL(フジフイルムモール)

2014-11-14

【物欲日記】RICOH THATA の新モデル、m15がとても魅力的。

いろいろ書か無きゃいけないネタと原稿はあるのですが、これは書かざるを得ないということで。
あと、今回からニュースとか新製品の紹介は全て「物欲」というカテゴリにしようかと思います。

さて。

RICOH THATA m15
4色そろい踏み。
360°全天球カメラとして華々しくデビューした先代には興味がありましたが、実売価格約4万円という価格に対して、実有効画素数の少なさ(撮影範囲が360°なのでどうしてもしても画素数が足りない)やISO感度の低さ、どうしても低くなってしまう画質、それに画面すらないシンプルな撮影機能など、いまいち購入に踏み切れなかったのでした。

ところがこれをモデルチェンジ。

しかも価格もダウン。発売当初の実売価格が3万2千円ぐらいです。

Wi-Fi速度が倍になったとか、カラーバリエーションが増えたとか他にもトピックがありますが、もう一度言います。

安くなりました。

発売から一年、ほぼ価格を維持し続けたこの製品。
つまり、ここでやっと価格が下がったのです。

しかも、360°全天球の動画が撮れます。

もう一度言います。

360°全天球の動画が撮影できるんです。

ぶらぼー。

ただし撮影は最大3分。
動画・静止画の切り替えには電源入れ直しが必要。
動画を見られるようにするには、パソコンでの処理が必要。
コマ数は15fpsとかなり控えめ。

でも、全天球です。

とりあえず買ってみようかと思います。
行きつけのカメラ屋さんとご相談中なのです。

嗚呼、またNikon 1 V3が遠のく。。。

当ブログの他のTHETA関連のエントリは以下からどうぞ。

【まとめ】RICOH THETA


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2014-11-12

【レビュー】lenovo Thinkpad 8 その2 最強タブレットを支えるすごいカバー

前回に引き続き、lenovo Thinkpad 8 のレビューになります。




珍しく広告づいたエントリですが、多分、今が買い時だからです。

発売から1年弱が経ち、Windows 8.1とともに熟成が進んだドライバ群。
そしてモデル末期ちょっと前という「まだ少しの間は最新機種」という優越感。
買うなら今でしょ?なのでここまでプッシュしています。

さて、今回は純正カバーのThinkPad 8 クイックショット・カバーです。内張りがレッドで黒赤のツートン。なんとなくかっこいい。とてもかっこいいです。

心高ぶる。
本体とはマグネットでくっつきます。反対側には付かないので、つけ間違える心配はありません。

カチッとかなりの強度でくっつく。
このカバーはカメラ部分だけ、こんな感じでぺこっと開きます。

おおっ。
マグネットでくっつくので、カメラ側に戻ってくる心配もありません。
安心して撮影できます。

この状態で保持される。

カバーにマグネットが仕込まれているらしく、広げてもこの通り。
さらに感心したのが、このすべり止め。テント状態の時にストッパーになり、いろんな角度で画面を保持できるのです。

これがあるとないとでは大違い。 
タブレットをPCモードとして使う際、画面確度が変更できないのはストレスの一つ。それをこんな小技ひとつで解消してしまうあたりが流石Thinkpadクオリティだと思うのです。

角度変更できるのはとてもありがたい。
そしてThinkPad Bluetooth ワイヤレス・トラックポイント・キーボードと組み合わせた状態がこちら。小さな画面と大きなキーボードは、往年の名機S30を彷彿とさせます。

キーボードに妥協しないのがThinkPadですし!
私のメインマシン、X230とのツーショット。私のような原稿書きにはメインマシンはこんな小型ノートPCが最適なのですが、持ち歩くのには重い。そんな時、セカンドマシンにこれがあれば鬼に金棒です。

画面を最高照度にしたThinkPad 8と長時間利用のため照度をおとしたX230ですごく差を感じますが、実際ThinkPad 8のほうが格段にきれいです。

まるで兄弟じゃないか、と。
画面を閉じれば、オートパワーオフ。赤く光る「i」の点が消えます。

光ってるの、わかります?

持ち運ぶなら、キーボードも使うのなら、この純正カバーは必須です。
是非ご検討を。

次回は他のWindows タブレットとも比較します。多分それで最後。



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前回も描きましたが、上記の直販リンクから買うほうが安いです。

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2014-11-11

【レビュー】lenovo Thinkpad 8 その1 最強の8インチWindowsタブレット

lenovoのビジネスWinows 8タブレット、ThinkPad 8を使用する機会をいただいたのでレビューします。


なお、レビューに当たり専用カバーのThinkPad 8 クイックショット・カバーも併せてお借りしたのですが、この組み合わせが標準パッケージじゃないの?という仕上がり。なのでこの組み合わせでレビューしたいと思います。

専用カバーの仕上がりが神ががってる。

さて。

ThinkPadというブランドを冠したタブレットだけあって、その性能は他のWindows 8 8インチタブレットから頭一つぬきんでています。
CPUはAtomの中でも性能の高い Z3795 (1.59GHz, 2MB)を採用(上位機種のみ)。4コアという多コアと最大2.39 GHzという高周波数でAtomとは思えないほどきびきびと動きます。

また、メモリが4GB搭載できるのも特徴。最近のwebブラウザアプリではメモリをたくさん積めば積むほど安定して動くので、これもポイントです。

SSDも128GBまでOKと、これも他の製品が64GB止まりなのを考えると大盤振る舞い。さらに8.3型フルHD液晶 (1920x1200)の採用やUSBの規格が3.0であることなど(Micro USB3.0 x1)、他のタブレットとは一線を画した高性能です。

ThinkPadというブランドに恥じない仕上がり。
これが直販ではこんな小さな箱に入ってやってきます。最近のThinkPadの箱はコンパクト化が進んでいますが、これは格別でした。

iPhone5cとの比較で小ささがわかる。
この製品にThinkPad Bluetooth ワイヤレス・トラックポイント・キーボードを組み合わせると、まんまThinkPadクオリティのパソコンとなります。

見た目もThinkPad!

これで価格がMaxフル装備で6万円台、カバーが約5千円。キーボードは約15,000円と高価ですが、セールを狙えば1万円切りします。

これはやばい。現役ThinkPadユーザー(現在我が家ではX230,X220Tablet,X61が現役稼働中)として魂が揺さぶられる仕上がりでした。

Acer W3-810から始まったWindows 8 8インチタブレットはAndroidタブレット対抗で激安価格製品が多くなっていますが、この製品はその仕組みを利用してThinkPadクオリティをこの価格に抑えたお買い得商品だと思います。

我が家のW3-810と比べるとその差は歴然。

セカンドマシンとしてWindows 8タブレットが欲しいなら絶対損しない。
そんな製品に仕上がってます。
次回、そのクオリティを大きく支えるカバーについて紹介します。

迷ったらこれを買え。
長く使いたいならこれを買え。
そんな製品ですよ。


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amazonのリンクも張っておきますが、上記の直販サイトで買ったほうが安いです。


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2014-11-10

【考察】モバイルプリンターの提案から、写真を活用するフローに至るあれこれ。

なんだかまとまった文章になったので、まるっと掲載。

金曜日からモバイルプリンターの活用方法を考えてて、想像以上に壁がでかいことを知った。そもそもホームプリンタなんて基本年賀状印刷マシンで、ついでにPDFなんかをちらちらっと印刷する程度しか使われない。


提案するのが想像以上に難しい。


写真の印刷も、インクが切れて交換時にそのインクの値段に「高っ!」と言われ、そこで止まってしまうはず。いくら一枚当たりの単価が安くても、支払い時のコストが高いと高く感じられてしまう。そのあたりは携帯電話屋さんがよく知ってる。タダでばらまき、あとでがっぽり回収。これが今の基本。

そもそも写真をプリンタでちゃんとプリントしようとするとそれなりに手間もかかるし面倒なんよ。失敗もするし、ノズルも定期清掃が必要だし。常時印刷してるならその手間もあまりうざく感じないけど、たまに動かすだけだとすんごく冗長に感じるはず。なら店頭DPEでいいじゃんか、と。

プリクラとか店頭のお手軽DPEがなんで生き残れるのかというと、みんなでワイワイ言いながら写真を撮り、加工するという印刷や加工以外の楽しみがあるからだと睨んでる。あくまでもプリントは「コミュニケーションツール」として使われているだけであって、プリントそのものは主目的ではないんよ。

そのあたりをはき違えるとマーケティングは崩壊するような気がする。少なくとも普及品よりランニングコストが高くなる仕様は多分NG。ユーザーはメーカー開発担当者の想像の10倍ぐらいランニングコストにシビアなんよ、と。

じゃ、そこをどう超えるかというと撮影からプリント後の楽しみまで一貫した「おもてなし」を提供することが必要でしょう、と思うのです。これは写真に関連するすべての製品に対していることなのですけど。

まず、被写体の提供。カメラを使いたくなる撮影の場を用意する。
次にそれを撮影するカメラ。スマホや携帯カメラは多くの人のてもとにあるので必要に応じて高倍率・多機能なコンデジやどんな状況でもきれいに写せるデジイチ・ミラーレス一眼を使う。
デジタル写真術で撮りまくった写真はおもいでばこジュエリーボックスのようなデジタルフォトアルバムで管理する。
まずは写真を簡単に見られるようにしないと始まらない。

いいな、と思ったものを初めてプリントする。そこには多くの家庭にある複合機を使えばいいし、パーティ会場や友人宅でプリントするようなヘビーユーザーにはモバイルプリンターがあればいいい。

シールとして印刷すると活用の幅がぐっと広がる。

スキャナもあると撮影画像を加工するのにより楽しみが広がる。SnapLiteのようなスマホを高機能スキャナにする製品や、電池駆動でスマホとダイレクトに繋がるiX100のようなモバイルスキャナを使うのもいい。

取り込む理由があって初めて価値が生まれるスキャナ。

スキャナで取り込んだ画像とデジタル写真を合成・加工するにはパソコンなどにデジタルフォトアルバムで厳選した写真を取り込み、加工する。そのためにレタッチソフトがある。ただし最近はタブレットやスマホアプリでお手軽レタッチできるものがあるので、これを使ってもいい。加工したものはまたデジタルフォトアルバムへ取り込み、まとめて管理する。

何度も見返して初めて価値がわかるデジタルフォトアルバム。

そうやって「何度も見返す」写真が増えれば、印刷する楽しみにやっとたどり着く。大切な一枚を2L程度の大きさに焼き、フォトフレームに入れて飾ったり。イベントの写真はwebから操作でき、レイアウトやデザインを半自動で行ってくれるフォトブックのサービスで形にしたり。
もちろん、そんな写真が増えれば年賀状に写真を入れよう、という気になれる。

触れないと、作らないと良さが伝わらないフォトブック。


ここまでやらんと、写真ビジネスのマスは広がらない。

つまり写真に関連するメーカー各社は少なくともこのフローの縦方向では余計な陣地取りをしてる場合じゃねぇ、と声を大にして言いたいのです。いいからとっとと他社と手を組んでいろんなアプローチを仕掛けろよ、と。

売り上げ下がってんだろ?カメラメーカー。
売れねぇんだろ?プリンタメーカー。
まだマスがあるうちに、手ぇ打ってくれよ。
あんたらに繋がるいろんな製品造ってるメーカーは声かかるのを待ってるぜ。
ビジネスってのはつなげてナンボだろ?どんどん繋がれよ。

今日はそんな書き殴りな感じで。

これ清書してコンテンツにしたいなぁ。

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2014-11-05

【フラッシュレビュー】Nikon D750

新宿に立ち寄る機会があったので、Nikon D750ガシガシ触ってきました。
ただし風邪っぴきでのそのそ動くマスクマンだったのでものすごく怪しまれましたが。。。


うむ、かっこいい。
FX(フルサイズ)フォーマット、可動式チルトモニタ搭載ではとにかく軽量と謳っていますがそこはFX。威圧感も重量もDX(APS-C)のD5300と比べると段違いです。


ファインダーが四角いのはトップエンドではないというNikonの意思表示か。


ショルダーを含め、エッジはすべて丸みを帯びてます。


グリップが内側にえぐれてるの、わかりますか?
これはとある方法でこのように細くできたのですが。


目張りされてますが、バッテリーが横置きなんです。
かまぼこ型の分厚い大容量バッテリー採用機ではD3300/D5300のような細身のグリップは物理的に難しい。なら横にしてグリップに食い込まないようにしてしまえ。コロンブスの卵な発想です。


おかげで手の小さめな自分にもきっちりホールドできます。
やっぱり大きいけどね。


内蔵フラッシュも完備。
バウンスが使えないのでまず使うことないですけど、非常用にあると助かるんです。
あと、コマンダー機能を備えてるので主灯としてクリエイティブライティングを使うことができます。


Wi-Fiでのコントロールももちろん可能。


ショルダーの情報窓はやっぱりあると便利。


Nikonのボタン配置なので、入門機から移行しても迷わないで済みそう。


ボタンを押さないと回転し兄ので、モードをよく帰る人にはつらいかな。


Nikon 1 V3なんかと違い、ボタンは画面と一緒に動きません。


可動部分はかなりごっつい造り。





使うとわかる良さ(裏を返せば使わないとわからない良さ)は20万オーバーな機種の宿命。
欲しいわ。
持つと欲しくなる。

そんなD750でした。

【関連リンク】

【まとめ】デジタル一眼カメラ ※他のデジイチ情報はこちらからどうぞ。

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