2015-03-31

【比較】Nikon D5300(APS-C)とPanasonic DMC-G5(マイクロフォーサーズ) その1 似て非なる似たもの同士。

先日入手したPanasonic DMC-G5

EVFのミラーレス一眼で、撮影素子もマイクロフォーサーズとOVFで一眼レフ、撮影素子がAPS-CサイズであるメインカメラのNikon D5300と大きく異なります。

ですが、なりは小さくてもきちんとデジイチしてる。
その点が気に入ってしまいました。

というわけで、気に入った点を比較していきます。

まずは全容。
並べると親子のように大きさが違います。
D5300にはAF-S DX NIKKOR 18-200mm f/3.5-5.6G ED VR II(初代)という長いレンズが付いているのもありますが、本当に大きいし、重いです。

二回りは違う。

レンズ、長っ!

よく見ると、レンズ取り付け位置までの厚みが全く違う。

シャッター周りはDMC-G5の方がすっきりしています。Canonの入門機っぽい。
電動ズーム用のレバーがちょっと変わった装備です。
ちなみに電動レンズでないときには他の機能に割り当てられます。
通常は露出設定に割り当てられますが、ワンアクションで変更できるので凄く便利。

このカメラ、ファンクションキーのカスタム瀬亭が凄く豊富。
それに対してD5300。録画ボタンが近くて動画スタートはこっちの方がしやすい。
(Panasonicさん、動画対応うたうならこうしないと・・・)
後はinfoボタンと露出ボタン。
DMC-G5になれてしまうと、露出がボタン+ダイヤルというのがもどかしくなります。

コマンドダイヤルで集中コントロールなので仕方ない。

内蔵フラッシュはスライド式とボタン式。
D5300はボディが大きい分、レイアウトが楽に感じます。
DMC-G5はいちいち奥まで指が伸びる。

レバー操作時に指が貌に近づく感じ。

親指でごく自然にボタンが押せる。

内蔵フラッシュ奥にステレオマイク、ホットシューという構成も一緒。
ちなみにG5はガンマイクが付かない。ビデオ対応なんだろ?・・・

ガンマイクが付かないのはちょっと痛い。使わないけど。

ビデオ関連の機能は充実してるけど、AFが・・・

似ている決定的な点が、バリアングル液晶。開き方も同じ。
ただしEVFのDMC-G5はアイセンサーでEVF・背面画像が切り替わるので撮影ポジションがかなり自由になります。D5300はいちいち切り替えが必要なのと、背面のライブビュー撮影時のAFが賢くないんですよね。

似てるでしょ?

面白いのは、ミラーレスのDMC-G5よりD5300の方がよほど多機能で軟派な仕様であること。
GPSやWi-Fi操作など、何でもござれの万能エースです。
ホワイトバランスや露出、その他諸々迷ったらカメラ任せでいい写真が考えずに写せる。
さらに高倍率ズームのAF-S DX NIKKOR 18-200mm f/3.5-5.6G ED VR IIなんてつけてると、重さと大きさを考えなければ下手なコンデジよりよほど便利なのです。

それに対し、DMXC-G5は今のところ真面目に写真撮影する道具です。
ちゃんと設定して追い込まないといい写真にならない(オートがたまに大きく裏切る)。
でも、多彩な設定でEVFで仕上がりを確かめながら設定を変えつつ写真を撮る。
物理ボタンだけでも3つもあるファンクションキーによく使う機能を割り当てると、ファインダー覗きっぱなしで撮影に没頭できます。これがホント素晴らしい。

どっちが真面目カメラかわからなくなる。

真面目に撮影に向き合おうとすると何でも付いてる。
オートが万能じゃないから設定には注意する。
だから、撮影が楽しくなる。
そしてその体験がD5300の撮影にフィードバックされ、D5300の撮影も楽しくなる。
ホント不思議なカメラです。

グリップの位置や滑り止めなどの造形もいい感じ。
ちょっと使って母親にプレゼント予定だったのですが、良すぎて買い増ししてしまったという。
もちろん母親も楽しそうにファインダーを覗いています。

ファインダー覗いてる時点でその気になりますよね。

D5300はオートが優秀すぎて最初はカメラ任せだったんですが、PENTAX K-3という本格カメラに触れてから多彩な設定が出来ることを発見しより楽しくなった経緯があります。

しかし、ミラーレス+EVFのお試しで手に入れたDMC-G5で同じ経験をするとは想像していませんでした。

そんなわけで気が向いたら機能面でも比較します。

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 ↓値上がりしつつありますが、まだ買いやすい価格を維持。



  ↓安くなりました。。。。今がお買い得かも。




2015-03-21

【ブロガーMT】「スマートグラスを半年お貸しします」エプソン「MOVERIO」体験会 後編 世界を変える。

前回に引き続き、Engadget 日本版主催の EPSON MOVERIO BT-200の体験会イベントレポートです。



説明や質疑応答の後、体験会がスタート。
まずはセットアップです。

超丁寧なスライド付。
パカッとあけて
本体のケースを取り出します。でかい。
中はこんな感じ。上からメガネ、本体ケーブル等。

フィットさせるための、眼鏡弦後端。スライドして調整します。
本体。Androidの画面無しです。
まずはカメラを使ったARアプリでデモ。身体を張った仕掛けで場内大爆笑。

丁寧に説明。
机の上にARが表示される箱が。
この箱にARが出ます!(大爆笑)
傍から見てるとこんな感じ。驚きで思わず笑みが。
EPSONが目指すBT-200の世界の際たるものが、これなんだろうなと。

ちなみに、わが故郷の静岡県三島市には「みしまぁるく」という街歩きアプリがあり、ARカメラがあります。こいつを使ってみたいのですが、縦方向限定なのでAPK経由でインストールしても使えないんですよね。。。

使ってみたい!!!
外にもカメラ付きのARドローンとの連携や、自撮り棒を活用した撮影などの提案がありました。この提案を見ていると未だ未だ「未来の道具」だなぁと思います。




EPSON社員自ら、使い方についての提案や動画も。

詳細は長くなるので省きます。(ごめんなさい)
さらに、ユーザーディスカッションでは絵だけで説明しよう!な提案もされて、黒歴史を展開してきました。なのでこれは大幅にカット。

最後に参加者がBT-200を身に着けて写真撮影です。


最後に、製品に触れて感じたこと。

ネット上でぼろくそに言われることがありますが、良くできています。
おそらくこのハンズフリーコンピュータ(あえてそう言います)は、世界を変える力を持っている。

ただしそれはもっと性能が高くなり、価格を無視すれば、の話です。特に6万以上するAVモデルを買った人には、コスパが悩ましいと思います。そのあたりをどう活用することで「今」と「そのさきにあるもの」を埋めていけるのか、半年という長期の貸出期間で確認していこうと思います。

というわけで、体験会レビューはおしまいです。

【関連リンク】

【まとめ】EPSON MOVERIO BT-200


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2015-03-20

【レビュー】Panasonic DMC-G5 軽くてチープで本格デジタル一眼カメラ

こいつはすげぇ!だったのでまだ在庫が残ってるうちにレビューです。
迷ってる人は買いだとお思います。


シルバー、好きなんだけど値崩れするんだよね。。。


発売は2012年とやや古いけど、最大ISO感度や連射速度、マイクロフォーサーズ陣営としては一線級の撮影能力を持ってます。

EVF(電子式ファインダー)も約144万ドット相当と、最新のハイエンドEVFの230万画素オーバーには負けますが、コンデジなんかに使われる90万画素程度のものよりはるかにきれい。

そして小さく軽い。手のひらですっぽりと覆え、かつ、しっかりと張り出したグリップは手の小さな女性でも安心してホールドできます。また、付属レンズの14-42mm込で約561g、望遠の45-150mmを付けても596gと、私の「APS-Cとしては軽い」D5300の本体分の重さしかありません。

ちなみにD5300は本体より高倍率レンズの方が重い。
つまり、レンズ込で半分ぐらいの重量しかないんです。

何よりバリアングル液晶を備えています。ローアングル・ハイアングル撮影に抜群の効果を発揮するこの機構があれば、デジイチの機動力不足をしっかり補ってくれます。

Wi-FiやGPSなど便利機能は無い分、きちんとカメラしてる。それがこのDMC-G5というデジイチです。

ファインダーをのぞきながら、各種設定が変更できます。
WB(ホワイトバランス)も、変更結果がすぐにファインダーに反映されます。

それだけではないのがEVFのいいところ。
ファインダーから目を離すと背面に画像が表示されます。
アイポイントを前後に自在に動かせます。

AFはD5300比較だとのんびりとピントが合います。
やや迷う時もあります。
でも、コンデジよりはるかに安定して合従します。
ステップアップしてきたなら、「おおっ」てなります。
セカンドカメラなら、「ま、こんなもんだよね」という許容範囲です。

既に底値を折り返し、千円単位で価格上昇中です。

デジイチに興味はあるけど重いのは嫌。
デジイチに興味はあるけど大きいのは嫌。
デジイチに興味はあるけど勉強できないのは嫌。

そんなわがままな人にはぴったりの一台です。
ガッツリ使いしてください。使い倒すころには多くのデジイチを問題なく使いこなせるはずです。

もちろん、重たいフルサイズのデジイチを抱えてフーフー言ってる方のセカンドマシンとしてもぜひ。
ちゃんとデジイチしてますよ。

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【ブロガーMT】「スマートグラスを半年お貸しします」エプソン「MOVERIO」体験会 前編 EPSONの本気。

久々にブロガーMTに当選したので行ってきました。

というか、外れるだけでなく、忙しくて参加を泣く泣く見送ったものもたくさんあるのですが。
※もちろんブログ更新頻度下がっていたので仕方ない。

本日のお題はセイコーエプソンのスマートグラス、MOVERIO BT-200です。


眼鏡に画面が表示される超近未来なガジェット。

まずはイベント記の前に、製品についてつらつら。

実は初代を家電量販店で使ってみたことがあるのですが

 ・鼻が低いのでずり落ちる<実は対応部品があったらしい。
 ・解像度が低い。
 ・内蔵Androidが遅い。
 ・タッチパッドの反応がいまいち。

等、気になる点が無視できないレベルであり、さらに高価な価格を考えるとRICOH THETA m15を衝動買いしてしまう自分でもちょいと手が出せませんでした。

おや、BT-200の横にあるものは・・・


このまま商品寿命も終わるかな・・・と思っていたら、昨年2代目を発表したので驚きました。

こういう「利益度外視」の製品をメーカーが作るとき、そこには夢と野望が隠されているものです。
デジタルフォトアルバムのおもいでばこジュエリーボックス、プライベートテレビのPanasonic プライベート・ビエラ等もそうだったんですが、(もちろん利益は確保するために努力しますが)利ザヤが薄い先進的な製品というのはメーカーのメッセージが隠されているもの。

最近のEPSONはウェアラブルに力を入れており、このMOVERIO BT-200もその製品ジャンルに含まれています。ここにきっと、EPSONの夢と野望が隠されている。

そんなことを考えながらイベントの話を聞いてきました。

会場はEPSONのショールーム、エプソンスクエア新宿が入っている西新宿三井ビル。



会場に入ると、EPSONの広報・営業・開発の方々とともに実機がお出迎えしてくれました。

色んな関連製品とともにずらり。
各座席に「新品」のBT-200AVが!

イベントはEngadget 日本版の鷹木編集長のあいさつでスタート。

「私が鷹木です」

そもそもこのイベント、Engadget 日本版で「6か月貸すよ?」と告知していたもの。以前一か月貸し出したら短いと言われ、それじゃ3か月?いやいや、半年です!となったらしいです。

でも、そんな長期に貸し出すメンバーは強者をそろえたいのがメーカーの人情。そんなわけでメンバー集めにEngadget 日本版とAMN(徳力さんがいたので運営はこっちがしてるはず。飯のチョイスも素晴らしかったし)が咬んだんでしょうね。

・・・なんで俺、選ばれたんだろ(汗)

さてさて、あとはEPSONの偉い人たちが陣頭指揮を執り挨拶していきます。




左が市川さん、右が津田さん。

こういうイベントにどこまで偉い人が出てくるか、メーカーの本気度を図るバロメータなんですが取締役本部長自らトークされていたのでEPSONはHMDに本気だって事が伝わるのです。

さらに質疑応答を経て、BT-200の開封と進みます。





イベントの後半と、そこで感じた実機についてのレポートは次回の後編に。

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