2016-06-24

【レビュー】PFU omoidori(おもいどり)その1 私、テカりません!手間もかけません!

先日発表されたPFUの写真取込スキャナ「omoidori(おもいどり)」。
発売日なので、行き詰ってたレビューエントリをアップします。

まず、どんな製品なのかを紹介します。

満面の笑みの部長ではなく、右手に注目。

とはいっても簡単で、従来のフラットヘッドスキャナやオートシードスキャナ、オーバーヘッドスキャナ、そしてカメラでは取り込みが難しかった「フォトアルバム」の写真をきれいにスキャンする製品です。「アルバムスキャナ」と銘打っていますが、おそらくそんな製品は世界初だと思います。ググッも出てこないし。

カシャッとな、でアルバムの写真が簡単にデジタル化。世界初?

発表イベントにも出かけて、じっくり説明を聞いてきましたが、こういう機器は実際に使ってみないと良さがわかりません。そしてこの製品の無限大の可能性を感じているので、頑張って辛口に評価してみたいと思います。

アツい女性、PFUの佐藤さんにギョギョって言ってもらえるように。
さて。

まずお試しで取り込んで最初に感じたのは「これは凄い」でした。

プリント写真できれいな写真=表面に光沢がある写真です。
反射が少ない絹目調のプリント写真もありますが、立派なフォトアルバムは表面に立派な光沢があり、さらに時間を重ねたアルバムからははがれにくくなってしまっているため、すべて光沢面になります。

テカる~テカるぜ~ピカピカだぜ!!

その光沢面はとにかく光を拾います。テカります。

だから、まともに撮影できません。PFUに2人しかいない上級フェロー(研究員)ですら最初はさじを投げた、と言っていたので素人には無理でしょう。

ところがこのomoidoriを使うと、テカりません。

全くテカりません。

何枚撮りこんでもテカりません。

どうやったらテカるんだ?というレベル。

テカらない。これだけでもかなり凄いです。

でも、実は他社製品でもできなくはないんです。

実は我が家にはハンディフラットヘッドスキャナの「torizo(トリゾー)」もいて、これもテカらせずに写真を取り込めます。先輩は既にいました。

超お手軽フラットヘッドスキャナ、torizo(トリゾー)。テカらない。

ところがこのomoidoriの凄さは、スキャン後にもあるんです。

同社のiPhoneをオーバーヘッドスキャナ「SnapLite」でも採用している「スキャン対象を自動で認識」する機能を使って、写真だけを認識して画像化します。

カパッとかぶせてぽちっとな。後は自動でお任せ!


なので取り込み後の手間は原則かかりません。

(たまに失敗して手動で範囲を設定しますが)整列して貼られたアルバムなら認識率はほぼ100%です(当方調べ)。この手間が無いだけで、取り込みは驚くほど快適になります。

さらに。

取り込んだ写真は自動的に補正がかかり、色褪せた写真がよみがえります。びっくりです。

色が全然違う!


デジタル時代ならではの整理に便利なツールもあります。撮影日の情報をデジタル写真に付与できるExif情報を、写真に付与された日付情報を自動的に読み込んで付与してくれます。80年代のお手軽フィルムカメラで流行った機能なので、この時代の写真を取り込むにはすっごく便利なツールです。

認識が違ってもちょいちょいとなおせる。

もちろん手動でも設定OK。一眼レフカメラで撮影した写真には日付焼き込み機能が無かったので、それは手動で日付を付けました。

まだまだ機能についての紹介を続けたいのですが、これがどんな効能をもたらすかとか、どういう人が買うべきかとか、まだまだ書きたいことがありすぎます。

というわけで次に持ち込みます(辛口評価にたどり着かなかった・・・)。

なお、本日(2016/6/24))から発売開始です。
下記リンクから購入可能なので良かったらどうぞ。

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2016-06-23

明日はomoidori(おもいどり)の発売日です。

明日のアルバムスキャナomoidoi(おもいどり)発売前に、その保存先の最有力候補であるデジタルフォトアルバムについて過去エントリからちらり。

【デジタルフォトアルバム】おもいでばこが支える我が家の「写真整理」

でも、背面液晶では写真チェックに限界があるわけで、我が家で最もきれいに写真を映し出すことが出来るモニタ、つまりテレビでの確認となります。

omoidoiのスキャン画像はiPhoneの画面で確認できますが、大きな画面で確認するとちょっとした問題も楽々発見できます。omoidoriのスキャンはほとんど失敗することは無いのですが(それぐらいよくできてる)、慌てていたりハードカバーじゃないアルバムの写真を取り込んだりすると怪しい時があります。

うまくスキャンできてる?

そんなときはもう一度スキャンし、テレビで見直せば良いと思うのです。

ちなみにブログのネタでもある「テレビで見ればいいじゃない」の技、PFU ix100で狂ったように古い写真をスキャンし、おもいでばこで自分の娘(私の妹)の写真を見てニヨニヨしてる我が母親から教えてもらった方法だったりします。そのうちおさがりのiPhone5cもくっつけて(対応機種に無いですがiPhone5cでも動くよ!)omoidoriをプレゼントせねばいけないことは確定事項なのです。

・・・ちょっとお金が忙しい。

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2016-06-21

【雑感】omoidori(おもいどり)というPFUのおもてなし。

イベントレポートと製品レビューが遅れているうちに、今週末には発売開始予定のアルバムスキャナのomoidori(おもいどり)。そこでつらつらと製品について書いてみました。

iPhoneをはめて使います。

iPhone、しかも小さい方が必要なのでユーザーターゲットは比較的若年層になると思われる製品です。でも、それは紙アルバムの世代ではありません。

利用ユーザーとは、ちょっとずれてる?


しかし、何故そんな戦略になっているのか?と考えると(考えすぎかもしれませんが)、アルバムに貼られた写真ってどんなものだろう?という事をよく考えている気がして仕方ないのです。

リンクの動画からは、製品をこうやって使ってほしいというメッセージがひしひしと感じられます。ちなみに出演者は素人さん。スキャン後のリアクションも素のものらしいです(自分も嫁さんのお母さんにも同じ反応をされました)。

そう、「すごーい!」と。

紙とデジタルの間にあるスキャナとはどんな事ができるのか。そしてスキャナという製品がどうやって人を幸せにできるのか。

PFUという会社からのメッセージが込められた素敵な製品だと思います。紙アルバムの価値の再確認にもなるこの動画、よかったらどうぞ。



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2016-06-20

【ニュース】やっと?「空間光学手ブレ補正」採用のアクションカム HDR-AS300 FDR-X3000R

ついに虎の子「空間光学手ブレ補正」を採用してきましたね。

手ブレ補正強化版アクションカム2モデルをソニーが発表。ハンディカムで定評ある空間光学式を採用、本体デザインも改良



今回の2モデルは同社ハンディカムで定評のある強力な手ブレ補正機構「空間光学手ブレ補正」を合わせて搭載するのが特徴です。

ビデオ業界ではこれに並ぶ手振れ補正機能は存在しないと思います。そして手振れが絶対発生する(ええ、絶対です)アクションカムでは必須です。あると無いとでは大違い。

後は完全対応のスタビライザーが出れば性能比ではGOPROは詰んだと思いますが、既にアクションカムはGOPROコピー版の安物が席巻する市場になってしまっているような気がします。これに打ち勝つコストパフォーマンスを見出してくれるユーザーがどれだけいるかには注目します。

それでもアクションカムをこれから買う人で、かつ、その映像を何かに使う予定がある人はこれのフルHD版がお勧めです。それだけの価値がある。編集の手間を考えると4Kはオーバークオリティです。

あと、ハンディビデオの代わりにはならないのでご注意を。超広角単焦点レンズでズームできないのはかなりのストレスですし、撮影状況を確認できるモニタが無線でしか繋がっていないのは本当に使い勝手悪いです。一応見れる、ってだけ。

2016-06-17

【雑感】Windows 10アップグレード騒動に思うこと

三上さんの疲れきった顔に、日本マイクロソフトの苦悩が見え隠れしてます(外資の日本支社(ええ、支社です)なんてどこもこんなもんですが・・・)。胃に穴が開くんじゃなかろうか。

「強制」ではなくとも「作為的」な、Windows 10のアップグレード問題

どんな優れた「道具」も習熟作業は苦痛を伴うもので、それを強制される時点で良い印象を持つわけもなく。でもその結果はMacなどの別の「PC」ではなく、AndroidやiPadなどの「ビューア」に移動してしまうでしょう。

で、その「ビューア」としてはWindows製品は例に挙げたものには現状、程遠いわけです。RTを諦めたから(これ重要)。そのDNAが残ってるWindows 8は全てのボタンが大きくて、小さなタブレット端末では使いやすいです。画面切り替えも各機能の呼び出しも、ボタンが小さくて困ることがありません。大きな画面でも、うちの母親のように「マウスより楽ちん」と指+キーボードでパソコンを使ってる人にはWindows 8のUIで十分だったみたいです。タッチしにくいので元に戻ってしまいました。

そんなわけで少なくとも日本ではマイクロソフトの思惑通りにならず、コンシューマ市場ではサポートが切れるその日まで相変わらず新旧のOSが入り乱れるんじゃないかと思います。もともとWindows 10以降はナンバリングをせず緩やかな更新しかしないと言っていたので、それ待てばいいだけだったような気がします。

ま、この騒動のおかげで仕事が産まれてるので良いですけど。マイクロソフトさんありがとう。

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2016-06-09

【ニュース】来たよシルバー!PENTAX K-70

最近、PENTAX買う買う詐欺を繰り返しています。
でもそれは買う気持ちにウソが無いわけじゃなくて、欲しい製品が出るタイミングでだいたい予算不足で、目途が立ってくると次の製品が来て、悩んでるうちに予算不足になり・・・を繰り返しています。アベノミクスが遠いのです。

そしてまた、K-S2とかK-1で悶々としているところに新しい刺客がやってきました。

その名もK-70。

デザインが正統派に回帰。


K-S1,K-S2と飛び道具的な入門機を立て続けに出した後、K-30、K-50と続いた入門機シリーズを受ける形の型番の製品です。
攻めすぎたボディデザインを改め、正統派のデザインにまとめてきています。

そして何より。

シルバーがあります!
シルバーがあるんです!

キターーーーーーーーーーーー!


多色カラーでもシルバーはありましたが、受注生産でした。
今回はカタログモデルとして登場です。

最初のデジイチであるNikon D50以来、私の中ではデジイチはシルバーなんです。
D5100,D5300とあきらめましたが、ミラーレス研究用に買ったPanasonic DMC-G5もシルバーです。

今最も持ち出されるこいつもシルバー。


ブラックボディと違って熱を吸収しないし、シャープに見えませんか?

しかもバリアングル液晶を備え、Wi-Fi機能も備えてる。GPSが無いのが心残りですが。

というわけでまたしても要チェックな製品を繰り出されました。
稼がなければ。
マジで稼がなければなのです。

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