2009-03-31

レビュー:デジタル一眼カメラ Nikon D90

デジタル一眼カメラのレビュー、第三弾はNikon D90です。以前二週間ほど借りて、旅行やイベント撮影で使った感想です。

雑誌やwebで紹介される際には中級機として取り上げられるため、似た性能のCanon EOS 50Dと比較されだいたい負けてしまう可哀想なカメラです。しかし同じ中級機といっても、かたや本格的なものをダウンサイジングした「本物の入門機」、もう一方は「初心者でも扱える高性能カメラ」と私は感じていますので、同じ土俵で闘えば負けるだろうというのが私の感想です。

このD90の特色は、何と言っても記録媒体にSDカードを採用していることでしょう。記録媒体でSDカードのみ採用している機種では、このD90は性能が高いカメラだと思います。重量も最近の入門機と比べると重いですが、(大きい)CFカードを採用している中級機以上のものと比べると非常に軽いです。前述のCanon EOS 50Dと比べて100gのアドバンテージは、小柄なボディと相まってかなりの差に感じます。

また、高感度の写りの良さは素晴らしいです。フルサイズと言われるおおきな撮影素子を持つものには敵わないかもしれませんが、現在発売されている同サイズの撮影素子を持つカメラの中ではトップクラスです。暗い室内や曇天でもほとんど手振れせずに撮影が出来ました。

画素数は1230万画素と最新のものとしてはちょっと多い、程度ですが一部分をトリミングして使うようなことをしなければ十分です。少なくとも私の所有している600万画素のD50と比較しても、ほとんどの条件では気にならない差でした。

しかも中級機にされてしまうほどの多機能さは、入門用カメラからステップアップしても満足できるものではないでしょうか。デジタル一眼カメラを持ち慣れた人には、このサイズと重さなら問題ないと思います。

併せて、キットレンズの18-105G VRと組み合わせると万能選手となります。私は18-200G VRという超高倍率のレンズを使っていますが、このキットレンズでほとんどの撮影をこなしてしまいました。D90と同時発売されただけあって、最初のレンズとしては優秀だと思います。

価格.comでは18-105G VR レンズとのキットが10万ちょっとまで下がっている(2009/03/31現在)ので、お買い得の一台だと思います。

価格.com D90 AF-S DX 18-105G VR レンズキット

これまでに紹介したカメラは全てSDカードを採用していますが、最近のパソコンにはこのSDHCカードの読込装置が採用されているものが多く、写真の取込が簡単です。また、複数のカメラで使いまわすこともできるので、SDカードを使える機種で揃えると何かと便利です。

今回でデジタル一眼カメラの紹介は一旦終了です。次はパソコンに移りたいと思います。最初はlenovo ThinkPad X61です。またしても古い機種ですが、最新のX200とも比較するのでよろしくお願いいたします。

【関連リンク】
Nikon D90(ニコン公式サイト)

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ニコン (2008-09-19)
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5 Canon or Nikonで迷われいる方へ

2009-03-30

レビュー:デジタル一眼カメラ Nikon D40

デジタル一眼カメラのレビュー、第二弾はNikon D40です。

発表当初は小さく、軽く、安いカメラでしたが、生産も中止された現在はさほど特色のない激安デジタル一眼カメラになっています。しかし、その性能は侮りがたいものがあります。

このD40はAPS-Cサイズの撮影素子とNikonのDXフォーマットに適応するレンズ資産の組みあわせで、コンパクトカメラでは真似できない撮影能力を持っています。もちろんすばやい起動時間と正確なピントあわせも、他のデジタル一眼カメラ同様コンパクトタイプでは敵いません。

画素数こそ600万画素と最新のコンパクトタイプのものと比べて見劣りしますが、実際に撮影すればその性能差を感じることはほとんど無いと言って良いでしょう。

何より、レンズキットが4万円弱で買えるのはおおきな魅力です。コンパクトタイプのものに1万円ほど追加すればデジタル一眼カメラが手に入るので、コンパクトタイプのものと十分検討の余地が生まれるのではないかと思います。

しかもデジタル一眼カメラのメリットである、レンズやフラッシュを買い増して性能を上げられるというメリットもあります。デジタル一眼カメラもすでに完成の域に入りつつあるので、レンズを交換したりフラッシュを付け足すだけでその撮影性能が上がることが体感できるでしょう。この点だけでも入門用のデジタル一眼カメラとして最適な一台でしょう。

ちなみに価格.comでは最安値が高級コンパクトタイプ並みになっています。今こそ買いかもしれませんね(2009/03/30現在)。


次回は中級機のD90の紹介です。他の中級機と呼ばれるデジタル一眼カメラと違い、SDカードが使えるこのカメラは敷居が低いフレンドリーなカメラだと思います。


【関連リンク】
 ・Nikon D40(ニコンHP)

2009-03-27

レビュー:デジタル一眼カメラ Nikon D50

デジタル一眼カメラ(※)のレビュー、第一弾はNikon D50です。
すでに後継機種がD40→D40X→D60と進化を続けており、また中級機のD90とほぼ同サイズの大柄なボディなど、旧型と言うことでマイナス部分も多々ある機種ですが、コンパクトタイプのデジタルカメラとはものが違うため、Canon IXY 920IS等を使っていても手放せない一台です。
そもそも、デジタル一眼カメラは大型の撮影素子とレンズを持ち、またすばやい起動時間と正確なピントあわせなどカメラとしての機能はコンパクトタイプのものとは比較になりません。
また、レンズが交換できるのも強みです。私の場合は本来のキットレンズは家族が使っていて、現在はNikon AF-S DX VR Zoom Nikkor ED 18-200mm F3.5-5.6G という手ブレ補正、広角、11倍ズームと言う3点セットの付いた便利レンズをつけているため、暗所撮影以外では最新型のものと比べて遜色の無い使い勝手を提供してくれます。
また、画素数も600万画素とA4サイズまでなら十分なものなので、問題を感じることもありません。
これらの理由により、最新型のコンパクトタイプのものと比べてもそれほど劣ると感じることが少ないのです。
もちろん最新型と比べると見劣りする点もあります。
そのひとつとして、上で何度か触れていますが暗所撮影ではISO感度を上げた際のノイズ処理が古いためあまり優秀ではないので、手ブレ補正つきレンズを使用しても限界があります。
また、SDHCカードが使えないので最大でも2GbyteまでのSDカードしか使えません。画素数が低いため、JPEG撮影なら500枚以上撮影できますがSDカードを最新のカメラと使いまわすのなら気をつける必要があります。
このように制限はありますが、本来の基本性能が高いため望遠撮影や風景撮影など、手放せない一台となっています。

次回はその進化型であるD40の紹介です。まだまだ「格安」デジタル一眼カメラとして発売されているこの機種、侮れない性能なのですよ。
※このNikon D50はフィルムタイプの一眼レフカメラと同様、レフ版を備えた機種ですが最近ではレフ版を備えていないものもあるため、当ブログではデジタル一眼カメラと記述します。

2009-03-26

デジタルカメラ Canon IXY 800IS

デジタルカメラのレビュー、第三弾はCanon IXY 800ISです。

前回紹介したCanon IXY 900ISの標準レンズモデルになります。発売はこちらのほうが古いので、900ISのルーツと言っても良いでしょう。

既に発売して数年の立つモデルですが、手ぶれ補正、素早いピント合わせ、2センチまで寄れるマクロ撮影機能、600万画素とA4サイズまでなら十分な画素数と、私の実家ではまだまだ現役バリバリで活用されています。

最近のデジタルカメラは、光量の多い日中では2,3年前のものでも遜色なく撮影できるものがほとんどです。画素数、高感度撮影、デジタル出力とデジタルカメラとしての機能は上がり続けていますが、昔ながらのカメラの機能のみ見るとすでに限界かなぁ?というところまで来ています。小型化ももう難しいでしょうしね。

しかし、上記に挙げた高感度撮影についてはコンパクトタイプのものは苦手なものが多いので、室内でピンぼけ撮影が多い方は最新モデルで高感度撮影に強い手ぶれ補正付きのカメラを買うとかなり改善されるでしょう。私も920ISと900ISでその差を感じ、びっくりしたものです。

コンパクトタイプのものについてはここで一旦終わり、次回からはデジタル一眼カメラに移ります。

デジイチ第一弾はNikonD50(またしても絶版モデル)。絶版モデルすら、最新のコンパクトタイプを凌駕する、という事を中心に話します。

2009-03-25

デジタルカメラ Canon IXY 900IS

デジタルカメラのレビュー、第二弾はCanon IXY 900ISです。


前回紹介したCanon IXY 920ISの二世代前のモデルになります。実はこのカメラも、ルーツをたどれば広角レンズと標準レンズ以外には差のないIXY 800ISに辿り着きます。こちらは次回にまわします。

まず、このカメラはファインダーが残っていることが大きな特徴です。最近のものは画面の大型化の割を食って無いものが多いのですが、これにはしっかりついています。また、正確なピント合わせは既に完成の域に達しています。流行の顔検出等の機能はありませんが、ピント合わせの方法さえ憶えれば問題ありません。

ちなみに最近のCanonのカメラはプラスチック部品のメッキを廃し「パンダ」なカラーリングのものが多いのですが、この900ISは全てにメッキ処理が施され、高級感があります。黒が入るとデザイン的に締まるのは分かるのですが、ここは元に戻ると嬉しい部分です。

次回は900IS、920ISの減点となったCanon IXY 800ISです。こちらも最新の820ISへと正常進化を遂げていますが、カメラとしての基本機能は完成されていましたよ。 →こちら

2009-03-24

デジタルカメラ Canon IXY 920IS

デジタルカメラのレビュー、第一弾はCanon IXY 920ISです。
現在、実家のカメラとしてデビューしたてなのですが、早速借りて使ったのでその感想など。
ただし評価はこれの2つ前の機種にあたるCanon IXY 900ISと比較してのものになります。

まず、画面は大きく、ボタンは押しやすく、画素数も上がるなど地味な改良を繰り返していますが基本的な使い勝手はあまり変わっていません。それは進化していないのではなく、既に地味な進化の余地しか残っていないという感想です。よく売れるのもわかる気がします。

このカメラで最もお勧めできるポイントは、正確なピント合わせでしょう。これは900IS(実はもっと前の800IS)から引き継がれている、カメラとして最も必要とされる機能の一つです。

私は普段Nikon D50というデジタル一眼レフカメラを使いますが、これと比較してしまうとコンパクトタイプのものはピント合わせの速度も精度もかないません。そのため私のカメラ選びも必然的にこのポイントが重要になってしまうのですが、IXYの800シリーズおよび900シリーズは常に早く、正確なピント合わせをしてくれます。他社が何故追随できないのかわかりませんが、このおかげで他社で気になるカメラが発売されてもピント合わせでガッカリして元に戻る、を繰り返しています。

他社ではもっと小さく、もっと軽く、もっと高感度に強いなどこのカメラより優れた性能を持つカメラはたくさんあるのですが、このピント合わせの精度で比較すると中々勝てないなぁ、というのが感想です。

ちなみに他にもっとピント合わせが早い機種があれば教えていただければと思います。
※結構試してるつもりですが、安い機種と高級機はあまり試せてないので。

次回は今回比較対象としたCanon IXY 900ISです。我が家ではまだ現役のこのカメラ、買い換えられない理由があるのです。

2009-03-23

SDカードを使うデジタルカメラ

前回まで、私のZaurusの活用方法を紹介してきました。その中でも、最後のフォトストレージ機能を手に入れたことでデジカメと連携させての活用が一気に広がりました。



実は私の所有する、もしくは使えるカメラは全てメディアがSDカードで統一されており、今後もそのラインナップを崩す予定はありません。そのため、このZaurusがあればどこでもプレビューが可能になります。


ちなみにカメラのラインナップは以下のようになっています。



 ・Nikon D50

 ・Nikon D40

 ・Canon IXY800is

 ・Canon IXY900is

 ・Canon IXY920is



似たようなカメラの構成なのは、家族で「これが良い」というカメラの嗜好がほぼ一致したことと、コンパクトカメラならCanon IXYシリーズ、一眼レフタイプならNikonのものが機能的に優れていたことが挙げられます。



そこで次回以降、これらのカメラを紹介しながらSDカードで繋がる便利さと活用方法を紹介していこうと思います。これらのエントリはカメラやパソコンをSONYで固めている方なら、メモリースティックに置き換えて読んもらえればと思います。



次回はデジカメ第一弾として、Canon IXY920isをレビューします。

2009-03-19

Zaurusのある生活 その8 フォトストレージ

今更Zaurus、最後である第8弾はフォトビューアとしての使い方です。

実はこのフォトストレージ、デフォルトで提供されているものではなく、SHARPがネット上でダウンロード提供していたソフトです。

残念ながら現在は提供を打ち切っており、私も正規ルートでは手に入れられなかったことが残念です。たとえ有料でも価格が安ければそれなりに需要があったと思うので、残念なことではあります。

さて、話しを元に戻して。

このフォトビューアとしての使い方には制約があります。それは、SDカードについては標準で1Gbyteまでのものしか詠み込めないことです。別途有志が提供している機能をインストールすることで2Gbyteのものも読み込めるようになりますが、2Gbyte以上をサポートしているSDHC規格のSDカードはサポートしていません。

最新のデジカメではSDHC対応しているものが多いので、このフォトビューア機能を使うには大容量のカードを諦める必要があります。

とはいっても、最近の1000万画素のものでも2Gbyteで200枚以上撮影できますし、非常に価格が安くなっているので逆に2Gbyteのものを数枚持つ方がコストパフォーマンスが良かったりします。私のカメラは600万画素しかないので、2Gbyteなら500枚以上。全く持って十分です。このフォトストレージを導入して、SDカードとアウトルックでの同期を利用したZaurusが中心にいるデジタル家電の連携がほぼ整いました。

もちろんここまで使いこむ人はそれほど多くないとは思いますが、パソコンやSDカードを使うカメラを持ち歩く人には持って損のないアイテムだと思います。中古でしか手には入りませんが、気になったらぜひぜひ使ってみて下さい。

というわけで、Zaurusの活用方法は一旦おしまいです。

次からは、SDカードを使うカメラについて紹介します。

2009-03-18

Zaurusのある生活 その7 エクセル互換ソフト(HancomSheet)

今更Zaurus、第7弾はエクセル互換ソフト(HancomSheet)を使った小遣い帳です。

元々私はエクセルで作成した小遣い帳を使っていましたが、毎日の結果を入力するのが面倒で後回しになり、レシートのないモノを忘れてしまうなんて事がよくありました。

しかしHancomSheetを使えば、使った時に即時入力が可能なのでめんどくさがりの自分でもあまり漏れ無く入力できています。

ただしこのHancomSheet、ZAURUSのメモリがあまり多くないためか大きなファイルは読み込めません。またあ、関数もある程度互換性があるものの完全ではないようです。そこで全く同じフォーマットの一時入力用を作成し、まとまった時点で小遣い帳にコピーするようにしました。現在の情報が見れないのは残念ですが、入力漏れが無くなったことは大きな成果です。

関数を省略化し、ファイルを小さくすればZaurusでも開けるようになると思うのでこちらについては気が向いたらチャレンジしようと思ってます。

次はフォトストレージについてです。次回でZaurusの話しは一旦おしまいです。

2009-03-17

Zaurusのある生活 その6 住所録

今更Zaurus、第6弾はアドレス帳です。またしてもそのまんまです。


こいつの売りはアウトルックとの連携ですが、悲しいかな、大きな欠点があります。それは携帯電話のメアド欄がないこと。これは致命的です。まぁ、Zaurus SL-C3000の発売は5年前なのでそんなモノだったとは思うのですが。


でも、メアドは複数入力が可能なので一応データは入れられます。アウトルックに入れたデータを気軽に持ち運び、客先で名刺をもらったらすぐにZaurusに登録して同期させて隙間時間を有効に活用してます。


ただ、セキュリティが甘いので登録する情報についてはちょっと注意が必要です。。。



次はエクセル互換ソフトを使った小遣い帳についてです。

2009-03-16

Zaurusのある生活 その5 インターネット

今更Zaurus、第5弾はwebブラウジングです。


現在のところ、基本的にはOperaを使っています、デフォルトでインストールされているNetFront v3.1はオペラで見づらいページがあった時のみ使用します。

で。

Zaurus SL-C3000ではwebブラウズに過度な期待をしてはいけません。
まずFlashとJAVAがデフォルトでは使えない(ひょっとしたら使える裏技があるかもだけど)し、表示エリアも狭い。 あくまで緊急避難用と割り切って使う必要があります。通信速度もemobileなどだと速くないし。

インターネットについては他の機能にオマケとしてついている機能とするなら有り、というレベルです。 緊急時にどうしてもwebサイトの確認がしたい!と言う時に便利ですが、日常的に使うのは無理と割り切った方がストレスが溜まりません。

モバイル機器なので、非常用として使えれば十分ではないかとは思います。

次はアドレス帳についてです。こいつは使えます。

2009-03-13

Zaurusのある生活 その4 メール

今更Zaurus、第4弾はメール機能についてです。


Zaurus SL-C3000には、「メール」というまんまのソフトが入っています。 ネーミングセンスのかけらも感じられないソフトですが、アウトルックとの連携が出来るため、朝出かける前に同期を取れば、前日の夜中に受信したメールを通勤中に捌くことが可能です。

また、emobileの通信カードと組み合わせることで外出時にもメールチェックが出来ますし、添付資料の受け取りも可能です(携帯電話じゃ無理無理)。

ただし、大きな欠点があります。アウトルックでサブフォルダを作ってメールを管理していると、そのデータは同期がとれないのです。 これはとても残念な部分です。

特に取り立てて特徴のないソフトですが、その分クセもないので良いのではないかと思います。 メインのメーラーとしては非力ですが、非常用としては十分な機能がありますし、添付資料などをSD・CFカードに書き出すことが出来るので、ネット環境を持っていないパソコンにデータの受け渡しをすることも出来ます。 これはLinuxを使ったミニパソコンとして動いているZaurusの強みです。

WindowsMobileも同じことができるはずなんですが、余計なことをしているのか動きが遅いし、画面も小さくて解像度が低い。 比べれば比べるほど、生産中止に追い込まれたZaurusの魅力が増すのは気のせいではないと思います。

次はインターネット環境についてです。こいつも非力です。

2009-03-12

Zaurusのある生活 その3 カレンダーとToDo

今更Zaurus、第3弾はスケジュール管理についてです。


Zaurus SL-C3000には、スケジュール管理用にこんなソフトが入ってます。
 ・カレンダー
 ・ToDo

目的はそれぞれの機能名のままです。なんの捻りもありません。

これらの強みは、アウトルックとの連携です。
今更アウトルックかよ、googleカレンダーとか使えよ。などと言われそうですが、私は仕事でアウトルックを使ってる関係上、ずっとアウトルック派です。googleカレンダーもつかってますが、web環境にたまに繋がらない脆弱な環境なので基本的にスケジュールのデータは母艦となるパソコンに全て入れてます。
で、直近のものだけ同期を取るのですが、これが隙間時間を埋める有効なツールとなります。

何故かと言えば、気が向いた時にパソコンに入れた予定もZaurusに入れた予定も全部同期がとれるので、いちいち統合する必要がありません。携帯電話は目覚まし時計としか使わない(入力しにくいから)という、時代からやや取り残された人間なのでこれで大丈夫なのです。いや、その気になれば同期は出来ますが。

というわけで、プライベートの予定を全部入れておくと、ちょっとした日記代わりにもなります。ToDoでモノ書きのスケジュールも押さえておけますし、まぁ非常に重宝してる訳なのです。

というわけで、次はメールです。

2009-03-11

Zaurusのある生活 その2 メモ帳

今更Zaurus、第2弾としてテキストエディタとしての使い方を紹介します。

このZaurusにはメモ帳というWindowsのメモ帳をパクったようなアプリがインストールされています。まんまパクったというぐらいシンプルなテキストエディタです。ただし表示時の折り返しがおかしくなる事や「なんじゃこりゃ?」というような挙動をする時がざらにあります。この辺りはLinux(そう、このZaurusはLinuxで動いているのです)を知らないと違和感があるかもしれません。

しかし、このZaurusはテキストエディタとしてとても優秀です。その理由として、親指でプチプチと入力するキーボードがとても優秀なことが挙げられます。この親指での入力、と言うのがポイントです。

私は通勤で電車を使いますが、結構混んでいるためまず座れません。そのため、文字入力する時には手に持ったままする事になります。もちろん今流行のネットブックなど論外です。UMPCと呼ばれる超小型パソコンもNGでした。スマートフォンと呼ばれる携帯電話も腐るほど試しましたが小さすぎてNG。あ、iPhoneも流行に乗って試しましたが、タッチパネルのUIはダメでした。

しかしこのZaurus SL-C3000は持ち運ぶにはでかくて厚くて重いのですが、両手で持ってプチプチと親指入力するのにはとてもしっくり来る大きさなのです。キーボードの感触もばっっちりです。そのくせ、パソコンのようにショートカットキーも使えます。流石Linuxです。

この特異ある特徴のおかげで、副業(webモノ書き)の効率が非常に上がりました。なにせ満員電車の中でも、記事が書けるようになったのですから。

私の場合、記事を書く時には四六時中考えていてひらめいた言葉を埋めこみ、それを整形していきます(まるで小説書いてるみたいですね・・・)。Zaurusが手元にあればひらめいた時に記事の中に言葉を埋めこみ、その文章を推敲することが出来ます。これはとても便利なことなのです。

もし文章を書く仕事、もしくは趣味で文章を書く人で、電車通勤をされている方にはこのZaurus SL-C3000(3100とか3200というのもあります)を強く強くお勧めします。きっとすごく作業がはかどるようになりますよ。

というわけで、次回はスケジュール管理について書き連ねてみます。

2009-03-10

Zaurusのある生活 その1

今更ですが、Zaurusの紹介です。昨年12月に、ついに生産が打ち切られたZaurusですが私の手元では昨年10月に導入されたばかりの新参者です。しかし現在、どのデジタル家電よりも稼働率が高く、また満足している逸品でもあります。

既に死語となりつつあるPDAですが、Zaurus SL-C3000を導入してからというもの、私の生活はかなり変わりました。正確には効率化されたと言った方が良いかもしれません。浮気性で唐突にいろんな事を思いつく自分には、とにかくぴったりのアイテムです。

現在の使用用途は、こんな感じです。

 ・テキストエディタ(副業用)
 ・スケジュール管理(アウトルックと連携、予定表とtodo)
 ・住所録(アウトルックと連携)
 ・webブラウザ(外出時用)
 ・メーラー(外出時用、アウトルックと連携)
 ・小遣い帳(HancomSheet)
 ・フォトビューア(フォトストレージというソフトを利用)

通勤時間のある方がこのZaurusを愛用されていたのには納得がいきます。

というわけで、しばらくつらつらと、Zaurusのある生活について書いていきます。まだまだ中古でも手に入るので、気になったらぜひ試してみて欲しい逸品です。