巷での噂もずいぶんと少なくなり、落ち着いてしまった感じのあるSHARP NetWalkerに漢字辞書を搭載したモデルが追加されるようです。
■モバイル端末「NetWalker」に電子辞書モデル登場(ASCII.jp)
主な機能としては以下の3つが追加となります。
・「広辞苑 第六版」「新英和中辞典(第7版)」など7種類の辞書を
収録したマイクロSDカードを同梱
・辞書閲覧ソフトでインターネット上にある約1,000種類の
辞書コンテンツから検索可能
・今後解説される電子書籍販売サイト「NetWalkerライブラリー」
から書籍を購入可能
ハードウェア的には従来機と同様に、辞書コンテンツが収録されたマイクロSDカード(別途発売も予定)を同梱し、インターネット辞書と電子書籍サイトとの連動などソフトウェアの追加が主だった変更点です。
型式は「PC-Z1J」となり、12月上旬から発売開始予定。価格は5万円前後とありますが、現在のNetWalkerの販売価格を見る限りでは4万~4万5千円ぐらいになると思われます。
・・・と、通り一辺倒のニュースサイトでも取り上げるネタを並べつつ。
問題はこれが当初のスケジュールにあったものかどうかと言うこと。ぼちぼちと売れているようですが、評判を聞く限り10万台/年を豪語されていた重役の方には申し訳立たない程度の売り上げと思われるこのモデル。洗練された電子辞書専用機種の使い勝手に、インターネット機能でどこまで切り込めるかは見物です。
昨年のWILLCOM D4といい、このNetWalkerといい、(その前のEM-ONEや最新の光タッチMebiusなども)ZAURUSの時に感じた「スゲェ!」度が失われつつあるように感じます。私の手元にあるZAURUSはHDDがイカレはじめたのかカレンダーデータが飛んだりしていますが、ハコそのものは頑強なので、ばらしてCFカードなんかと換装すればまだまだ行けそうな気配です。
しかし上記に挙げたマシン達はいかんせん壊れやすそうと感じてしまいますし、ソフトウェア的な完成度もどうしても納得がいかない。また、作りも微妙にチープです。ZAURUS SL-C3000で感じたソフトウェアの完成度、PDAとして使う上で求められる頑強さ、何よりそこに置いたとき感じられる満足感。そんなものが失われていないでしょうか。
その分販売価格も下がっていますが、例えばどうように値下げ圧力に晒されながらもVAIO type PやVAIO Xのような独創的な商品を送り出し続けるSONYに感じるような作り込み、所有する満足度がいまいち足りないように感じます。それをどのように使い、どんな風に生活を便利にさせるのか。独創的なアイデアのシャープペンを作ったSHARPだからこそ、そんな事を期待してしまいます。
ぜひ、現行NetWalkerのネガティブな要素を打ち消した新しいNetWalkerを開発して欲しいと心から願っています>SHARP開発陣の皆様。
【関連リンク】
■SHARP NetWalker まとめエントリ
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