2009-11-21

低価格15型ノートPCのInspiron 15に考える、おデブノートの魅力

CLUVという対ネットブック用語と、その製品をWindows7発売に合わせて各社が揃えてきました。この結果、そろそろネットブック熱のメッキが剥げやしないかと少々心配になっている今日この頃です。そんなことを考えていたら、こんなニュースを見つけました。

■ネットブック並みのお手頃価格15型ノート Inspiron 15(ASCII.jp 2009/11/02)


以前のエントリ「PC購入:HP Compaq FY154」でも触れましたが、今14インチから15インチのワイドモニタの「デブ」パソコンはモノによっては激安で購入できる場合があります。特にHPやDELL、Acer等海外製パソコンはその傾向にあります。画面サイズが大きいため、ネットブックと比べて年配者なら文字の読みやすさで圧倒的にこちらが有利ですし、処理能力の高さやメモリ搭載量の余裕など、64bit時代を迎える上でこのおデブノート達は凄く魅力的なカテゴリなのです。

有利なのは性能や画面サイズだけではありません。本体幅に余裕があるためテンキーを搭載した機種も出始めていますが、これならデスクトップのキーボードと何ら変わることなく使えます。ライトユーザーと言われる人たちはキーボードが壊れるまで酷使するなんて滅多にないのですから(私はかなり使いますが、それでも壊したことはないです)「交換ができないからダメ」なんてのは関係ない場合がほとんどです。

また、持ち運びしないのならバッテリーの持続時間も関係ありません。ちょっと他の場所で使いたいときだけバッテリー駆動させ、電池が減ったらコンセントに繋げばいいだけです。国産のノートパソコンが売りにしている長時間駆動が必要なくなると、一気に価格帯が下がってしまうのです。

もちろんデスクトップと比べればやや高く、性能も見劣りします。しかしデスクトップと比較した場合、今度は優れた省スペース、省エネルギー性が魅力となってきます。最近のデスクトップはノートパソコンの部品を取り入れ省エネルギー性と省スペース性を手に入れた製品もありますが、それらは必然的に性能が低めに、価格は高めとなり、デスクトップ本来の魅力を失ってしまいます。

無線LANを導入すればコンセントだけの配線で済むノートパソコンは片づけも楽ちんなので、狭い部屋で使うにも便利。前述のノートパソコンを使っている私の親も「デスクトップじゃなきゃヤダ!」と言い張っていたのですが、今ではもう「デスクトップには戻れない」と言ってしまう有様です。

もちろんデスクトップの拡張性や高性能も魅力です。しかしネットブックの安さに惹かれてそちらを検討するぐらいなら、ちょっと冷静になって考えるとベーシックなおデブノートはとても魅力的な製品です。秋モデルでこれらに当てはまる手頃な製品を、価格.comで絞り込んだリンクを作成したので、宜しければ参考にどうぞ。

■価格.com 低価格おデブノート

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