2013-11-28

【レビュー】ThinkPadの軽くて薄いほう、ThinkPad X1 Carbon

今回、ThinkPad Xシリーズの最高峰であるThinkPad X1 Carbonをお借りしたのでそのレビューです。

初代発表当初、さらっと封筒から取り出された薄さが売りのThinkPad X300。その流れを汲み、開発されたThinkPad X1を経て、F1ボディと同じく軽くて硬いCarbon(カーボン)素材を取り入れた最新モデルがこのThinkPad X1 Carbonです。

Carbon!!!

このX1 Carbon、モバイルパソコンとして全ての数値が高く、またコストパフォーマンスも悪くない。タッチパネル非搭載ですが(X1 Carbon touchというタッチ対応モデル有)、タイピングメインの使い方ならトラックポイントと併せてWindows 8でも十分に使えるパソコンでした。

全方位に優れた製品でした。

このマシンの特徴として、まず薄く軽いことがあげられます。
軽量高剛性のCarbon(カーボン)素材を使う事でThinkPadの拷問と呼ばれる耐久テストをこの薄さでクリアしているのです。素晴らしい。

薄い!!!

画面側なんてペラペラ。しかも軽い。
細かな配慮にも抜かりはありません。ノートパソコン、特に薄型のモデルは超時間の利用では排熱しきれずに動作が不安定になるものもありますが、この製品は大胆に放熱坑を設けているのでその心配は全くありません。実際、一日中利用していてもそんな状況になる事は全くありませんでした。

側面から底面まで大量に設けられた放熱穴。
そして14インチというXシリーズ最大の画面サイズを採用した事で、パームレストも大きく取られています。手のひらを余裕を持って受け止めてくれるので、超時間のタイピングでも疲れ知らずです。

どれだけ余裕があるか一目瞭然。
ThinkPad伝統である消音・音量調整・設定ボタンにマイクオフボタンを完備。このボタン、
ちょっと使いたい時に便利なんですよね。
マイクはチャット利用時に便利そう。
なお、このX1シリーズ辺りから電源プラグの形状が次世代のスクエアタイプに切り替わってきています。最新の筐体が薄いX240などもこの形状なので、今後のモデルはこの形に切り替わっていくと思われます。

プラグの形状が変わった。

本体にジャストフィットの厚み。

そしてThinkPadの製品を語る上で外せないのがキーボードの出来です。新世代の6列アイソレーションキーボードと大型タッチパッド、ロープロファイルのトラックポイントと次世代ThinkPad達の先がけとなったキーボードを採用しています。

これが今後の標準となるはず。
アイソレーションタイプのキーは高さはありませんが適度な入力感があり、底打ち感が少ないので超時間のタイピングでも指が痛くなるような事はありません。北海道北斗市中央に向かって凹んでいるので雑なタイピングでもキーを打ちし損じる事もありません。薄方キーボードのお手本のよう。

ただしタイピング音はペチペチと古いThinkPadのタイピング音を知ってる人にはやや甲高くチープな音になっています。すぐ慣れましたが。

ストロークはないが絶妙なチューニングで底打ち感はない。
Windows 8時代の非タッチパネル画面ノートPCでは必須の大型タッチパッドもついていますが、トラックポイント使いの自分にはカーソルキーを使う事であまり必要性は感じませんでした。

タッチは凄く良いです。サラサラ。
X240などと異なりトラックポイント用のクリックボタンは独立しています。ほんの僅かですが出っ張っているためギリギリ及第点なつくり。出来ればもう少し突起して欲しいです。

一応出っ張っているが、物足りない。段差などあれば。。。
そしてロープロファイルのトラックポイント。クラシック派な自分にはクラシックドームが使えないロープロファイルは鬼門かと思われたのですが、昔よりエッジ部分が主張しなくなったのでタイピング時の誤爆が減って問題無くなりました。キーのストローク量が減ったのも理由の一つかと思います。
指への追従性もいいですし、これならOK牧場です。ちなみにX230も同じような理由で問題無くなりました。

トラックポイントも進化を遂げてます。
あと、ポートはSDカード、USB3.0、miniディスプレイポート(変換かましてHDMI出力可能)など。
可もなく不可もなくです。


性能については最近のPCはそんなに差がないので割愛します。

私にはちょっと画面が大きすぎると感じましたが(Xシリーズの12インチサイズに飼い慣らされてしまった)、普通の人なら14インチぐらいは画面サイズが欲しいはず。

今だと価格もこなれてますし、モバイルPCが欲しい人にはいい選択肢になりました。

そんな感じです。


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2013-11-15

【パソコン】この一台で24時間OK NEC LaVie G タイプZ

楽天リンクシェア様のご厚意により、いろんなPCに触れてメーカー関係者の話を聞く機会をいただけました。そこで見つけた注目なパソコン達をつらつらとご紹介していきます。1発目はモバイルパソコンでもっとも気を引かれたこのマシンです。

NEC Direct(NECダイレクト)


あなたのパソコンは、持ち運びに本当に適していますか?
あなたのパソコンは、いついかなる時にもメインマシンとして使えますか?
そしてあなたのパソコンは、長く愛用する事が出来ますか?

この製品は、パソコンを持ち歩く全ての人に検討の候補に入れていただきたい1台です。
メインマシンとモバイルマシンに求められる相反する性能を高い水準で両立させたこの製品は、2台持つ事を考えればコストパフォーマンスがとにかく高い一台です。

13インチでは世界最軽量。多分ブッチギリ。しかもIGZO。
商品はこれ。佇まいは普通のノートパソコン。
まず注目したいのが軽さと画面サイズです。

13.3インチモニタで約795gという軽さは、モバイルパソコンの永遠の課題である「重量」と、メインパソコンに求められる「画面サイズ」という相反する性能への回答です。

画面が11インチクラスの超軽量パソコンはあります。重いけど大きな画面の15インチクラスのパソコンもあります。

13.3インチという大きさは、小さすぎないギリギリのサイズです。これは過去十数台のノートパソコンを持ち歩いてきた私の結論です。

画面サイズはメイン利用にも耐えうる。
そして性能とバッテリー持続時間という相反する性能にも高い水準で答えてくれます。

性能はCPUにターボブースト時3.00GHzのCore i7-4500U、メモリは4Gbyte、約256GBのSSDに2つのUSB 3.0ポートを備え、メインマシンとして十分耐えうる内容です。

それに対し、バッテリー持続時間が約9.2時間。経験上、インターネット通信をモリモリしながらでも6時間は持つ性能です。Offceなどの文書を作成したり、メールチェックなどをするだけならさらに持続時間は延びるでしょう。

急速充電で1時間で約80%も充電できるので、コンセント付きのカフェで充電しながら使えばバッテリー切れの心配は無いはずです。

USBは高速な3.0、HDMIも完備で外部モニタも利用可能。
長く使えるという点では、とにかく感心したのが内部構造です。

無駄のない美しい内部基盤に長く使える秘密が。。。
よく見ると、ここまで薄く軽く作っているのにバッテリーがモジュール化されていて簡単に交換可能なんです。バッテリー内蔵型パソコンはこのバッテリー交換が簡単に出来るかどうかが長く使えるポイントの一つなのですが、流石ビジネスパソコンも数多く手がけるNEC、メンテナンスの容易さには気を配っています。

バッテリーがネジ留めなんですよ。
他のパーツでも、背面カバーさえ外せばメンテが容易な設計になっている事が伺えます。同じくメンテナンス性でThinkPadを長く使っている私から見てもこれは素晴らしい。




そして使い勝手への細かな配慮にも感心しました。薄く軽く作るにはとにかく角張らせたほうが剛性は出しやすいのですが。手に触れる可能性のある部分はきちんと角取りがされてます。

角の微妙な丸みにも注目。強度出すならやりたくないはず。
画面の開閉はしやすいように指の入る窪みが有るのですがパームレスト側がよく見ると角取りされてるでしょ?長く使ってるうちにこのような細かな配慮に愛着が沸き、長く使えるんですよ。

パームレスト側、よく見ると微妙に丸いでしょ?

私はモバイルは8インチタブレットのAcer W3-810+lenovo BT トラックポイントキーボード、原稿書きマシンにThinkPad X230、日常利用にDELL XPS12と使い分けていますが、細々といろんな組み合わせで対応するよりもこの一台で何でもこなしたほうが確実に便利です。

ちなみにタッチパネルモデルも用意されていて、こちらは重量がかさむタッチパネル採用でも1kg以内の約964gに14.5時間駆動のバッテリーを詰め込んでいます。実利用で10時間は持つはず。

実は超スタミナマシンなのです。
移動の多くは車という方なら、タッチに興味なくてもこちらがお勧め。

ちなみに上下に張ったバナーのリンクのダイレクトショップ経由で購入すると、通常1年のメーカー保証が3年に延長されます。パソコンは長く使えば元が取れる。しかしモバイルは故障が心配。あのThinkPadの素晴らしい保証プログラムを持っているlenovoと手を組む事でビジネス基盤を強化したNECのメーカー保証なら、安心して使えるのではないかと思います。

NECの意地の結晶 LaVie G タイプZ。リンク先からも情報を確認してみてください。


NEC Direct(NECダイレクト)


2013-11-14

【ブロガーMT】PENTAX K-3の発売日前タッチ&トライに参加してきました。 後編

「Kマウント 最上位機種 一眼レフ「PENTAX K-3」発売前タッチ&トライ ブロガーミーティング」の参加レポート、前回の続きです。


K-3はだいぶ使い込んで来ましたが、レビューあげるにはもう暫く時間がほしいのでこちらのイベントについてもう少し書いておきます。

今回、イベントには多数のペンタックス関係者(社員の方々?)がいらっしゃいました。私は(Nikonユーザーのくせに)最前列に陣取ってしまったので、登壇者の顔を撮影したのですが

これ、いいでしょ?

これ、いいですよ。

これ、自信作です。
みなさん、作り上げたK-3への愛情をたっぷりと語るのです。
しかもみんな、いい顔してませんか?

正直、カメラに詳しく無い人にカメラメーカーを聞けば「キヤノン」「ニコン」と2大メーカーが出てくるのがせいぜいで、「ソニーやパナソニックも作ってるよね?」と言われる程度です。

さらにPENTAXとRICOHブランドは、女性向けのやわらかい、可愛らしいカメラを作っていないので女性ユーザーの認知率も非常に低いです。

しかし、その歴史を紐解くと今のデジカメに繋がる技術を切り開いてきた会社です。


世界初のズーム機能付きコンパクトカメラ

世界初のフラッシュ内蔵レンズ交換式AFカメラ

当時世界最小・最軽量デジイチ(あれ、写真が違う。istDです)

コンパクトカメラのズーム機能。
一眼カメラの内蔵フラッシュ。
そして小型、軽量化。

どれも今のカメラでは当たり前の機能です。
しかも、「これがあるから便利」というユーザーにとって優しい機能ばかりです。
もちろん、このAPS-Cのフラッグシップ機であるK-3にもその「思想」は受け継がれています。


キットレンズには軽く使いやすい、ズーム幅の広い18-135mmレンズ。
とても静かに立ち上がる内蔵フラッシュは十分な高さがあり、ちょっとした光量不足を補うのに十分な能力があります。
そして他社のAPS-C機が大型化する中で小型化を守り抜いた、デザイナーの意地。

おそらく光学ファインダーを持つ全てのデジイチでペンタプリズムを採用している会社は他にないでしょう。PENTAXブランドのカメラは、最廉価のK-50ですらペンタプリズムを採用しています。これがどういう事か、デジイチの知識を持つ方なら分かるでしょう。

顧客に愚直に技術で答える。

手に持ち、使い込んで、馴染んできた時に伝わるそのメッセージが心地よい。
義弟のK-30で感じたその感想は、K-3からはより強く伝わってきます。



 ターゲット層がこのようにやや中級者向け、もしくは買い換え層となっていますが、それはそうでしょう。

比べてしまえば、良さが分かるから。

特に他社のエントリークラスの所有者だと、その差は顕著に感じるでしょう。
Nikon D-50、D-5100と使ってきた自分にはそう感じます。

エントリーモデルと比べると価格差が2倍ぐらいあるカメラです。
でも、手元にあるエントリークラスのカメラと比べていけば、その価格差はむしろ安いと言えるはずです。

今後のエントリーでちょいちょいD-5100と比べていきますが、趣味でカメラ撮影を楽しみ始めた方なら、このK-3は頼もしい相棒になるはずです。様々な場面で対応できるこのカメラ、一度は手に持ってみてよとお願いしたところで今回はおしまい。

※まとめページを作成しました。
【まとめ】PENTAX K-3

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K-30もいいカメラですよ。


2013-11-11

【雑感】EPSONのインク切れの足並み、揃いすぎてない?

そろそろ年賀状作成の季節ですが、油断すると切れてるのがプリンタのインク。
先日、EPSON EP-805Aのインクが切れそうだったので純正インクを用意していました。


対応製品が書いてあってわかりやすい。
こんな感じで入ってる。
で、黄色が最初に切れたので早速交換。昔、EPSONはカセット全部交換だったのですが、最近の機種ではCanonのように各色ごとに交換が出来るようになり、コストパフォーマンスがぐっと良くなりました。

黄色を交換だぜ。
交換が終わると、外したインクに指示が来ます。なかなか親切。

はいはい。
ところがその後、次々とインクが切れていきます。極めつけがこの三色同時切れ。

これが浪速のジェットストリームアタックや!(意味不明)
というわけで、一ヶ月の間に立て続けにインク切れを起こし、全て新品になりました。

うーん。
CanonのMP-970ではこんな事無かったんだけどなぁ。
かなりの差がありましたよ、交換時期。

たまたまなのかもしれませんが、上記のジェットストリームアタックがあまりにも出来すぎていたのでちょっとエントリあげてみました。

なんだろね。

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こうなると、せめてなるべく安いとこで買いたいですよね。。。

古い機種はこれ。
EPSON インクカートリッジ(6色セット) IC6CL50
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新しい機種はこっち。あまり使わないなら小さな容量のものを。

EPSON インクカートリッジ IC6CL70L 6色セット
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年賀状とかがっぽがっぽするならこの大容量インクを。

EPSON インクカートリッジ IC6CL70 6色セット
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