2009-10-19

Aspire Revo, Windows7で64bit化、およびCPU強化

だいぶニュースから遅くなってしまいましたが、Windows7対応するに辺りAspire Revoが価格据え置きのままパワーアップを果たしてきました。



現在発売中の型番ASR3600から、新しい型番ASR3610への変更点は以下の通りです。

・CPUの変更(Atom230 → Atom330)
・Windows7に64bit版を採用(Vistaでは32bit版)
・プリインストールソフトの追加(ライティングソフト等)

CPUはシングルコアのAtom230から、デュアルコアのAtom330に変更されました。同クロックとはいえ、デュアルコアCPUの恩恵はかなりの物があるらしくベンチマークテストでは好結果を出しているAtom330がどれだけ性能アップに貢献するかが見物です。
ただし消費電力はコア数が2倍になったことにより4W→8Wと倍増していますが、これは仕方無いところでしょう。

OSにはWindows 7 Home Premium 64bit版を採用したため、4GBのメモリを搭載する上位モデルの優位性がより高まったと言えるでしょう。より多くのメモリを積む方が安定すると言われているVista,およびその後継であるWindows7ではメモリをより多く使える方が各種処理で有利に働きます。
IONプラットフォーム製品はメインメモリとグラフィック用のメモリを共有するため、どうしてもメインメモリを圧迫しがちなのですがこれによりさらに快適な画面描画が期待できると思います。

また、DVD作成ソフトのNero9 Essentialsをプリインストールソフトとして採用したのは良い判断です。前のモデルではDVDドライブを繋いでもDVDが作成できませんでしたから。。。

前モデルでのネガティブな要素を潰しつつお値段据え置きなのですから、これは素晴らしいマイナーチェンジです。しかしながら相変わらずメディアへの露出は他モデルばかりで、あまり広告が打たれていないように思えるのは私だけでしょうか。もっと広告を打てば売れると思うんですけどね。

後は実機で確認したい事として、IONチップセットのドライバの熟成度が気になります。前モデルではチップセット関連と思われるバグが散見されていましたが、これがWindows7用のドライバ、しかも64bit版と現在のところではSONYのVAIOシリーズでしかメインで採用されていないOS搭載を選択してきたことにより、どのような影響が出るのか気になるところです。

また、HDD容量が据え置きなのも気になるところです。マルチメディアパソコンとしての潜在能力を秘めたAspire Revoですが、HDD容量が寂しいため音楽データとちょっとした動画データを入れての運用しかできず、本格的に使うためにはe-SATAやUSBを活用してハリネズミのように外部記録装置を繋げる必要があります。ここはぜひ大容量HDDを採用したモデルも検討して欲しいところです。


私の手元にある前モデルもWindows7(32bit版)にアップグレード予定ですが、これによる変化を見届けた後で新しいモデルも入手してレビューしてみたいところです。

→前モデルのレビューなどをまとめたAspire Revoのまとめエントリはこちら。

【関連リンク】

AspireRevo R3610(Acer公式ページ)



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