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2013/01/16、パソコンとそれに繋がるものからブログ名を改名しました。
2009-04-26
インプレッション: WILLCOM NS
発売されたばかりのWILLCOM NSをさわってきたので、そのファーストインプレッションです。
結論としては外出が多く、webで情報を収集するが紙の手帳を愛用する人向けの補助ツールでした。これはWILLCOMの広報の言葉そのままになります。普段はPDAのZAURUSとE-MOBILEを組み合わせ、また必要であればノートパソコンを持ち歩く私のような人はターゲットにはならないツールです。そのため、全体的な印象が辛口となっていますがご容赦ください。
まずは好感を感じた部分から。
操作感については、思ったほどもっさりしていません。WILLCOM NSはjigletという、webブラウザのjigブラウザを利用した各種ツールを使っています。webアプリは動作が緩慢なものが多いのですが、専用機種としてチューニングされているためか、ストレスは感じませんでした。
このjigブラウザと併せ採用されているwebブラウザのNetFrontも採用実績は申し分ないものなので、今まで持ち歩くweb環境に不満を持っていた方には機能的に申し分無いでしょう。
ここからは注意点と不満をいくつか。
まず、PDAやスマートフォン未経験者には、全てのwebページが表示できるわけではないことをあらかじめ伝えさせていただきます。これは現在発売されている全てのPDAやスマートフォンの宿命とも言えるべきものなので、仕方のない部分でもあります。
また、思ったよりも厚いのが気になりました。手帳に挟むと、ケースとこれだけでそれなりの厚さになってしまうため、宣伝しているような軽快感を感じるかどうかは意見の分かれる部分ではないかと感じました。
画面のサイズが本体の大きさと比べて小さく見えたことも気になるポイントです。画面が縁いっぱいまで広がった携帯電話やノートパソコンを見慣れているせいか、野暮ったく感じてしまうのです。解像度についても480*800とまずまずの性能ですが、縦で表示されるためか性能以上に画面が小さく感じてしまいました。
USBケーブルは一般的なミニ端子のものが使えるのには好感が持てますが、マイクロSDのアクセスはやや手間がかかるためこれでは使いにくいように思います。
このように手帳に挟むwebブラウザという視点には評価すべきものがあるのですが、製品化にはまだ技術的なハードルを感じる機種ではあります。PDAやスマートフォンはこの技術の壁との兼ね合いで選ぶものになりますが、持ち歩くwebブラウザとしてならば、現時点では操作デザインに優れたiPhoneや、進化の過程で積み重ねてきた蓄積のあるスマートフォンに一歩及ばない部分があると思います。
個人的な提案としては、手帳の表紙と完全に一体化し、計算機としての機能が簡単に呼び出せると使い勝手が更に増すような気がします。手帳に挟み込む機器として計算機はポピュラーですし、表紙と一体化することで厚みを抑えることは可能だと思うからです。
着眼点は非常に面白いので、ぜひ進化を続けて欲しいアイテムでした。
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