2009-04-14

小型デスクトップは便利 03 静音性と高性能化の狭間で

小型デスクトップは便利の第3弾は、静音性と高性能化のバランスについてです。

パソコンは電気を使う部品の固まりなので、どうしても熱は発生します。その上、性能が高くなればなるほど消費電力が増え、それに伴い発熱量が増えていきます。そのため、高性能なパソコンは冷却ファンが音を立てて回り続けます。

しかし、超小型デスクトップのように机の上に置くパソコンでは音が大きいのは困りものです。筐体も小さいので冷却効率の追求や静音性を上げるのにも限界があるため、性能と静音性でバランスを取ることになります。

その回答としてはノートパソコンの部品を取り入れることにあるようです。私の使用しているlenovo ThinkCentre A61e UltraSmallは省電力のCPUとノート用のメモリ、画面表示機能を統合したチップセットの採用で発熱量を抑えています。冷却効率についても空気の取り入れ口から熱の発生源、冷却ファンをまっすぐ配置し優秀な部類だと思います。

しかし、性能についてはやや非力なシングルコアのCPUであることと、画面表示機能の貧弱さがネックです。特に交換も増設もできない画面表示機能については購入時には想定外でした。

私はWSXGA+(Wide-SXGA+)といわれる1680×1050の解像度のモニタを使っていますが、このパソコンではやや非力なのかWindowsAeroがオフになってしまいました。ノートパソコンでは解像度が小さく、チップセット統合型の画面表示機能でも問題ないようですが、デスクトップ型だと注意が必要です。

この点ではApple社のMacMiniなどは画面表示専用の機能を備えていて快適だと聞いています。現在のMacではWindowsも使えるので、超小型パソコンを検討していて大画面モニタを使われる方はこちらも検討候補になるのではないでしょうか。

次回は省電力と常時稼動についてです。つけっぱなしにする必要がある作業、超小型デスクトップにはメリットがありますよ。

小型デスクトップは便利のまとめエントリはこちらから

【追記】
超小型デスクトップ、Aspire revoについてのまとめページを作成しました。
よろしければこちらもどうぞ。

Acer Aspire Revo まとめページ

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