2009-09-09

SHARP NetWalkerを購入して長期レビューします

この1週間ほど悩んでいましたが、SHARPから発売されるNetWalkerを購入してレビューすることを決めました。→前言撤回、悩んでます。詳細はまた後日。


昨年入手したZAURUSは既に私の生活になくてはならないツールとなっていますが、使えば使うほど、2つの大きな問題に突き当たってしまいます。

一つ目は性能です。

416MhzというCPUクロック数は今年東芝から発売されたスマートフォンの半分以下、メインメモリについてはわずか64MBしかありません。特に後者のメインメモリについては、パソコンのメインメモリが1GB(1024MB)以上が当たり前になりつつある中ではあまりにも非力なため、使用できるソフトに大きな制限が発生してしまいます。

また、大きなファイルを操作しようとするとメモリが不足してしまい、開けないことも多々あります。エクセルの表や年々増大しているデジカメの画像ファイルなどに対応できません。

また、SDカードも2Gbyteまでの古い規格のものしか読み込めないので、最新の大容量のSDHCカードは読みこめません。通信能力を持たないZAURUSには致命的な弱点になっています。

そしてもう一つが、通信機能の古さです。

E-mobileでの通信や無線LANなど、ZAURUSは設計が5年前とは思えないほどの通信能力を備えています。これはCFカードスロットの機能拡張性と有志が提供するドライバの恩恵によるものですが、残念ながら通信機能を使うwebブラウザやメーラーについては最新のソフトに比べて大きく見劣りがします。

特にwebブラウザはFlashに代表される新しい技術に対応しきれなくなり、また解像度640x480、3.8インチ画面の表示領域の狭さもネックとなり、実用レベルにはほど遠いと言わざるをえません。

しかしNetWalkerはCPUクロック数は800MHzとほぼ倍に、メインメモリは512MBと8倍になり、性能的な問題を一気にクリアできます。通信機能こそ無線LANの内蔵に止まりましたが、最新のwebブラウザであるFireFoxやメーラーのThunderBirdを標準でインストールされているので、インターネットでの使用は飛躍的に快適になるはずです。

そして解像度1024X600、5型ワイドと高精細化、かつ大型化した画面は流行のネットブックと同じ解像度を持つため、最低限の表示領域が確保できたと言って良いでしょう。

先のエントリで取り上げたKOHJINSHA PMシリーズ(mBook)などの登場により、価格についても短期間に値頃感が生まれる可能性があり、そうなれば魅力は増す可能性があります。

とはいえ、私が1週間も悩んだのは様々な問題が見え隠れしていることが大きな要因でした。
こちらについては今後のエントリで取り上げていきたいと思います。

※NetWalkerのまとめエントリ作成しました。→こちら

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