超小型デスクトップと、省電力パソコンが大好きな自分にとってこのパソコンをフォロー出来ていなかったのはとても残念でした。というわけで、10日以上遅ればせながらニュースです。
エプソン、2万円台のネットトップPC 「Endeavor NP11-V」を発表
素晴らしい。
昨年、ASUSのEeeBoxが現れたとき、今年Acer Aspire Revoが発表されたとき、そのどちらとも違った形でこのNP11-Vはネットトップの可能性を実現してくれました。それは価格です。
ASUSのEeeBoxはそのコンパクトさは評価できても4万円弱、Aspire RevoもIONプラットフォームという武器を携えているとはいえ同様に最廉価モデルで4万円弱します。
しかしこのEndeavor NP11-Vは直販価格26800円と、その遙か上を行くコストパフォーマンスを実現してきました。
私的に、超小型デスクトップはこれからのパソコンで求められる全てを追求できる素晴らしいジャンルだと思っています。
大きさは机の上で邪魔にならないため、大画面液晶モニタと組み合わせればノートパソコンでは実現できない大画面省スペースパソコンとなります。
サイズを小さくする上で熱効率は切っても切れない関係にあるため、必然的に熱排出量の少ない省電力の部品が多用されます。結果として省電力性の高いパソコンとなり、エコにも繋がります。
手元に設置できるため、USBやSDカードスロットにアクセスしやすくなり、デジカメ等の周辺機器を活用する上でもメリットとなります。
さらに、その省電力性を活かせば24時間稼働のホームサーバとして稼動させるにもピッタリの一台となるでしょうし、邪魔にならないため家族一人一人に一台ずつ持つパソコンとしてもぴったりです。
EeeBoxでその片鱗を見せてくれました。Aspire RevoではEeeBoxで不足を感じた性能を補うIONプラットフォームという回答を提示してくれました。そしてこのEndeavor NP11-Vで家族みんなで使うために避けて通れない「価格」と言う部分に回答を示してもらえました。
絶対性能の高い従来のパソコンは勿論必要な存在です。しかしパソコンという道具はその複雑さ故に、使い込まなければその価値を認識できる「道具」ではありません。22インチ程度のモニタと組み合わせても5万程度となる価格設定は、お子さんに小さな頃から与えるパソコンとしてのコストパフォーマンスを十分に満たした製品だと思います。
惜しむらくは、SDカードスロットが無いことです。EeeBoxとThinkCentre A61e UltraSmallを比較した際に、SDカードスロットの有無でここまで便利度が異なるのかと驚いた記憶があります。AppleのMacBookPro13インチにも採用されたSDHCカードスロットも搭載されてこの価格だったなら、現段階でのお勧めパソコンはAspire Revoでは無くEndeavor NP11-Vだったと思います。それほど素晴らしい。
ただしサイズの制約から来る熱問題や、今ではあまり使われなくなったS3社のSiS672+SiS968チップセットを使うなど、性能的に不確定な要素があることも事実です。この製品については後日フォローをして、改めてその評価をしてみたいと思います。
ちなみにEPSON社ではST-120という性能的にもサイズ的にも優れた素晴らしい省スペースデスクトップパソコンもラインナップしています。Atomプロセッサに不安がある方は、こちらも検討すると良いでしょう。
【関連リンク】
[商品]
■ EPSON Endeavor NP11-V
■ EPSON Endeavor ST-120
■ Acer Aspire Revo R3600
[ブログ内]
■ Acer Aspire Revo まとめページ
■ 小型デスクトップは便利
[All About]
■ はじめての「超」小型デスクトップパソコン
■ コンパクトなデスクトップPCは便利
■ EeePCのデスクトップ版、EeeBoxとは?
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