新年明けましておめでとうございます。と、年末に更新をすると言いつつ体調不良で5日になってやっと最初のエントリです。
以前の記事「ニュース:ThinkPadもどきがまた追加? ThinkPad Edgeシリーズ」でこき下ろしてしまいましたが、本日そのエントリで取り上げたEdgeとThinkPad版ネットブックとも言えるX100eがお披露目になりました。
■いよいよ第4世代に踏み出したThinkPadとは?(PC Watch 2009/01/05)
■レノボ、AMD VISION Pro採用「ThinkPad Edge 13"/X100e」(PC Watch 2009/01/05)
■レノボ・ジャパン、「10万円を切る」ThinkPadを発表 (IT Media 2009/01/05)
■10万円を切る「ThinkPad X100e」は本当に“ThinkPad”なのか(IT Media 2009/01/05)
■ThinkPad X100e 登場(lenovo)
■ThinkPad X100e 製品仕様(lenovo)
■ThinkPad Edge 13” 登場(lenovo)
■ThinkPad Edge 特徴(lenovo)
■ThinkPad Edge 製品仕様(lenovo)
それぞれThinkPadをよりリーズナブルに提供するという目的のエントリーモデルですが、従来のlenovo 2000&3000を置き換えたコンシューマ向けのSLシリーズやビジネスシーンでの大量導入を念頭に置いたと思われるRシリーズのコストダウンとはまったく違う手法をとっています。
その手法とはCPUとチップセットにAMDプラットフォームを採用したことです。Intel社と比べ安価なAMD社のものに置き換えることでコストカットをしつつ、統合チップセットに含まれる画面描画機能の性能の高さでは定評のあるAMD社の製品に置き換えることでエントリモデルで不満の出やすい画面描画機能を強化してきた、と言うところでしょうか。
EdgeシリーズにはTurion Neo X2 L625やAthlon Neo X2 L325というクロック数が低いもののデュアルコアのCPUを採用しているので、負荷がかかる使い方をしなければ問題は無いでしょう。これに組み合わされるAMD M780Gチップセットは私の所有するThinkCentre A61 UltraSmallの690Vチップセットと比較してもかなりの高性能です。ハーフHD表示を無難にこなす690Vと比べて、たしか倍程度の強力な画面表示機能を持っていますので、これはいいなぁと素直に羨ましい部分です。
また、個人的に注目したいのがX100e。採用しているCPUのAthlon Neo MV-40はシングルコアで性能は期待できず、省電力が売りのIntel社の新しいAtomプロセッサN480と比べてどれほどの消費電力かは分かりません。しかし組み合わされるチップセットは先に説明したようにかなりの高性能をもつAMD M780G。最大搭載メモリもAtomプロセッサの倍の4Gbyteに対応しているようなので、画面表示にメインメモリを利用する統合チップセットとして魅力的です。
これに1366×768の解像度を持つLEDバックライト付き11.6インチノングレア画面とトラックポイント付きのキーボードが組み合わされるのですから、B5ノートユーザーが買い換えるメインマシンとしては十分ではないでしょうか。
このスペックを並べてネットブックと言ったら失礼ですが、低価格かつコンパクトさが売りのネットブック的なThinkPadが欲しかった私にはど真ん中の商品です。X61→X200で肥大化したサイズを埋める製品としても、このX100eはかなり魅力的な商品ではないでしょうか。
ただ、ちょっと残念なのは前面への傾斜がほとんど感じられないこと。X61のような傾斜があれば即買いだったかもしれませんが、ここは実機に触れて様子見としたいところです。あとは重量とバッテリー持続時間はネットブック並みなので、この辺のトレードオフがどの程度かも気になるところです。バッテリーは大容量タイプが出れば問題無いですし、重量もX61とそんなに変わらないので私的には問題なし。
うーん、最近X61の様子が怪しい&予算不足でSSD化などの延命措置を考えていたのですが、悩ましい選択肢が増えました。SONYのVAIO Xといい、DELLのVOSTROといい、誘惑が多いこの頃です。
【関連リンク】
■ThinkPad X61のある生活 まとめエントリ
■SONY VAIO X まとめ+リンク集エントリ
■DELL「仕事に強いモバイルPCについて考える」に参加してきました。
0 件のコメント:
コメントを投稿