2010-01-07

DOCOMO N-02B ファーストレビュー

先日のCovia CMR-250を購入、そしてファーストレビューで伏せ字にしていたDOCOMO N-02Bについても、購入してそろそろ一月経つのでとりあえずですがレビューなどしておきます。


無線LAN搭載によるフルブラウザの活用やインターネット上のネットワークドライブの活用など、パソコンとの親和性を感じるこのモデルですが、正直なところちょっと違ったなという感想です。期待が大きかった分、不満点がいろいろありましたので、購入を検討されている方には参考にしていただければと思います。

キーワードは「やっぱり携帯電話」です。

■無線LAN機能

無線LAN機能については、携帯電話単体で使うにはなかなか良くできています。自宅の無線LANルーターに繋いだところ、拍子抜けするぐらい簡単に接続。間違ってFOMA回線網に繋がないようWWANのシングルモードに変更してフルブラウザを堪能しましたが、ヤフーなどのwebブラウジングもマルチタップの拡大、縮小を活用して快適に見ることが出来ます。

また、ライフストレージというサービスを使って撮影した画像を無線LAN経由でアップロードするのもなかなか面白いです。このサービス、通常では無料で50MBしか要領がありませんがN-02Bユーザーは1GBの容量を割り当てられているので使い出があります。12.2Mという大きなファイルサイズの写真もガンガン撮ってバンバンアップロードできます。

しかしパソコンと繋げない。ストレージとしていけるかなぁ、なんて考えましたが今の所そんな使い方は出来ないようです。

FOMA通信網を利用させるための無線LANルータ機能も売りのひとつですが、月額で1万4千円弱と現在使用している月額6千円弱のE-mobileから乗り換える勇気がないため未使用。すると無線LAN機能を活用したパソコンとの連携は断念と言うことになりました。

■タッチパネル

個々の機能では良くできています。カメラではタッチパネルエリア内で撮影から保存、ブログ転送の手前まで完結できるのでビューアスタイルでサクサク撮影が可能です。



ワンセグ視聴も同様。ボリュームは画面外になってしまいますが、チャンネルの移動などが画面ないで出来るのでこれもビューアスタイルだけでOK。

では何が不満かというと、これら以外の機能ではビューアスタイルとテンキーボードを併用しなければならなくなるため、ビューアスタイルはまず使いません。特に期待していたWebブラウジングでのビューアスタイルの使用は慣れ親しんだニューロポインターの使い勝手に勝てず、結局縦画面で使っています。ギャフン。
ブログに掲載する写真も、結局メール作成はテンキーボードが必要になるためビューアスタイルで撮影することはあまりありません。

結局、カメラとワンセグという機能に絞ってタッチパネルを活用させたということのようです。なんとも中途半端な、と感じたらばちがあたりますかね。

■内蔵アプリ
最もガッカリしたのが、入っているゲームが全て「体験版」だったこと。購入の決め手だったドラクエ3もアリアハン内しかプレイできないため、「詐欺だ!」と叫んでしまいました。

確かに良く見たらパンフレットに体験版と小さく書いてありましたが、体験版ばかり詰め込んでプリインストールしているゲームの豊富さを売りにするのはおかしいでしょう。「ジャロってなんジャロ?」と思わず呟いてしまいました。

■その他諸々

現在、最も頭を悩ませているのが取り扱いに気を使う事です。直前の機種はN903iというロートルでしたが、全長が短く、軽く、カメラ機能も携帯のオマケ(3M)だったため気軽にポケットの中でガチャガチャ言わせながら持ち運んでいました。

しかしN-02Bは12.2Mという高精細な撮影素子を採用しているので、レンズ周りに傷など付こうものなら使い物にならなくなります。結果、大事にケースに入れて持ち運ぶ事に。使う際も長さと重さがあるので取り回しに気を使い、使用頻度が減りました。慣れては来ていますが、たまに903i(現在は目覚まし時計として余生を過ごしてます)を持つとそのバランスの良さにため息をついてみたり。


はてなやWindows Live等のiモード経由のwebアプリが903iには対応しなくなっていたのも買い換えの理由で、こちらは快適に使えるようになったので非常に助かっています。しかし年末に購入したiPodTouchと比較すると(またレビューエントリ載せます)、iモードの気軽さが減った分魅力は感じないなぁと。

というわけで、重量級になって機能を増した分取り回しに気を使うようになり、結果魅力を損なうというまるでコンパクトカー(カローラやシビック、ゴルフなど)がたどった末路のようなものを感じます。

むろんその機能に魅力を感じたからこそ購入をしたわけで、キャリア(DOCOMO)やメーカー(NEC)の方針は間違っていないのでしょう。この携帯電話があれば、モバイルノートパソコンもデジタルカメラも、音楽や動画の携帯プレーヤーも要りません。

しかしネットはモバイルノートで、カメラはデジタル一眼カメラで、そしてパソコンとの連携が容易なiPodを携帯プレーヤーとして選択してしまった私にはどの機能も「とりあえず」でしかないため、気軽さが必要だったというわけです。


STYLEシリーズでさえ多機能すぎる私には、このままではキッズ携帯からくらくホンぐらいしか次の機種が思い付きません。SMARTシリーズも正直でかすぎるので。
困ったなぁ。

■追記
下記関連エントリで挙げたiPodTouchのせいで完全にメイン使用から外れてしまいました。
あ、カメラは使いますかね。売りにしてるだけあってバカに出来ない使い勝手と写りの良さがあります。
ワンセグはアンテナ感度が残念すぎて使えません。家の中では窓に張り付かないと使えないって致命的。
ライフストレージもパソコンからの使い勝手が残念なのと、自動アップロード失敗率が高すぎて使わなくなりました。
忍耐力が足りなかったと言うことで、私が残念なんでしょうね。。。使い方をマスターする根気はありませんでした。

【関連エントリ】
■いまさらですがiPodtouchの第一弾レビューです。入手~一ヶ月
N-02Bのあまりの残念度に、半月後に入手しました。もうN-02Bは万歩計と電話、家族とのiモードメールでしか使っていません。i-modeのサービスはたまに使うけど、iPodTouchでできる事はあっちのほうが簡単で、速い。

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