2011-12-22

【レビュー】NEC Lifetouch Note その3 モバイル(持ち運び)性能について

今回は前回予告したように持ち運びについてです。Lifetouch Noteはパソコンとスマホの隙間を埋めるモバイルキーボード端末なので、持ち運んでどこでも使える状態に出来るかどうかはとても重要なポイントになります。

まずはそのサイズと重量から。閉じた状態で幅234×奥行138×厚み25mm、バッテリー込みの重量は私が所有するWi-Fiモデルで約699g、3Gモデルで約723gとなります。これにSDカードと、人によっては保護シート分が追加されます。モバイルパソコンのThinkPadX61と比べてもとてもコンパクトです。iPadも面積はX61とほぼ変わらないので、10インチ程度のタブレットと比較してもコンパクトと言うことになります。



閉じた状態ではやや厚ぼったくなりますが、見逃してはならないのは本体の剛性感とその形状です。薄さを追求したモバイルパソコンなどでは、持ち運び時にケースが欲しくなるような華奢なものが多いのですがこのLifetouchNoteは非常に堅く、そんなものは全く必要ありません。私は擦り傷防止の布袋に入れただけで持ち運んでいます。そしてカドが縦横方向にラウンドした形状なのでこれも合成アップに一役買っています。



一度ゴム一枚分覆われたような堅いカフェの床に落っことしたのだが、傷すら確認できませんでした。というわけ持ち運ぶ時のケースが不要なので、鞄の隙間に収まってくれます。幅もそれほど無いので殆どのビジネス鞄に縦に収まってくれますし、女性の鞄でも四歩dそちいさくなければ入るでしょう。

次にバッテリーの持続時間についてです。ここはLifetouchNoteのアキレス腱の一つで、実働時間はサスペンド状態で持ち運ぶ際に消費する分を差し引くと4時間位しかありません。いくら隙間時間を埋めるマシンでも、せめて6時間は動いて欲しいところ。私はビューアとしてiPadも併せて持ち歩くのでそれほど困りませんが、これ一台で外出するのは少し難しいと思います。専用バッテリーは形状的に大容量を作るのは難しかったと思いますが、それでも残念です。



終日の外出では、スマホもしくはタブレットと併用するのが現実的な使い方だと思います。予備バッテリーは単体で充電できないので手間ですし、ACアダプタはかなり大きいので持ち歩くのはちょっと考えてしまう。他のガジェットで代用できる利用方法はそちらを使うことで、バッテリーを温存することが出来ます。お奨めの組みあわせは10インチサイズのタブレットとの併用。この組みあわせなら画面が貧弱なLifetouch Noteを補えるので、ACアダプタを持ち歩くよりも建設的でしょう。

その画面についてですが、利用環境を選ばなければならないのがネックです。反射がかなり強い光沢液晶なので、晴れた日の屋外利用は厳しいです。これは最新型のPOMERA DM100やタブレットでも同じようなことは言えますが、それらと比べても一歩劣っていると感じます。利用するなら屋内環境に限定することをお奨めします。



気軽に持ち運べるけど、バッテリー消費時間と利用場所には注意が必要。スマホを補うものとすれば全て問題無いですし、カフェでたまに使う程度ならそもそも意識するほどのものでもありません。

ただし使い込んでいくうちに利用時間が増えていくので、「あれも「これも」と考える前にこれらについては良く検討しておく必要が有ります。ちなみに上記をクリアしているのが、POMERAの最新機種ではないDM20などになるのが面白いところです。

次回はLifetouch Noteに入れて使っているアプリについて紹介します。特に目新しいものは無いと思いますが、使い方の実例になれば幸いです。

【関連リンク】
・NEC Lifetouch Noteまとめエントリ

Lifetouch Note関連のリンクやレビューについてまとめました。

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