次にGARAPAGOSのエントリを上げるときは「流石SHARP」と言えるものになる事を祈ってエントリを終わりにします。
販売店で何度かGARAPAGOS触りましたが、最初に触れた時にはモッサリ感があって好ましい操作性ではなかったのを憶えています(有楽町のBカメラ)。知人に聞いたページ送りが出来ない件については再現出来ませんでしたが、iPadと比較してしまうと厳しいという印象でした。
ところが暫くして別の販売店(幕張のY電気)で動かしたときにはそれが気にならないレベルになっていました。試しにモッサリ感を感じたBカメラでもう一度試してみましたが結論は一緒。最初に触れた機種は壊れていたのか、それともファームウェアが上がって良くなってきているのか分かりませんが、少なくとも今現在はすいすいと動くように仕上がっているようです。
で。
目の付けどころはシャープなのですから、せめてNetWalkerの二の舞にならぬよう大切に育てて欲しいものです。
NetWalkerの時に裏切られたショックを未だ引きずっているので(1年経ったら無かった事にされているように見えますから)辛口の言葉を吐いていますが、ある意味期待の裏返しでもあります。電子書籍についてはSONYと並んで昔から色んなアプローチをし、ZAURUS時代に築いた電子書籍書店のパピルスは成功しているSHARPには期待しないわけにはいかないのです。なのでちょっとでもアラが見えると思わず攻撃してしまうのですが、今の会社を取り巻く状況を見るとれでいっぱいなのかな、と考えてしまう側面もあります。
でも、まだ本気じゃないよと。
iPad上で展開されている書籍販売アプリをいくつか使っていますが、ネット上から本を買ってすぐ読めるのはとても便利です。電子書籍端末(とそれが出来る端末)を持って居る人なら、子の良さはわかって居ます。あとは端末にどれだけの魅力を持たせる事が出来るのか。ZAURUSに輝きを見た身としては、GARAPAGOS端末にはどうしても期待をしてしまうのです。
セールスを考えると端末の魅力だけでは限界があるでしょう。GARAPAGOSは店舗で買えないため、窓口になる店舗にいる店員の説明(というかセールストーク)はもっと磨くべきだと思います。タブレットを使った事のある人ならすぐに使えるようになれそうな練れたUIでしたが、そう言う人達がターゲットでは無さそうなのですごく大変だとは思います。それでももっと良く出来る部分があるんじゃないかと。その辺が前回のエントリで槍玉に挙げた保守サービスの批判に繋がっています。
とあるルートで、家電量販店の方から「あんな売り方なのに、売れるんだよねぇ」と言われるほど、面倒な販売方法でも出だしは悪くなかったと聞いています。しかも、年配の方を中心に。これはタブレット端末のポテンシャルを感じる言葉でもあります。
タッチパネルを備えたタブレット端末は、PCや携帯電話のキーボードを魔法のように使いこなす世代ではなく、小さい子供や年配の方にこそ普及していくと思っています。電子書籍端末のGARAPAGOSがこれらの層にどうアピールし、今後どんな風に進化するのかは分かりませんが、不満点を潰して行くだけでもまだまだ化けるような気がします。GARAPAGOSファミリーのLINX 3Dを触ってみてもそんな事を思いました。飛道具の3Dに目を奪われがちですが、スマホの中で一番「持ちやすく」、地味に良くできてます。分かってる人がいるって事ですよね。
と書き散らしてしまいましたが、いつかレビューができる日が来る事を祈りつつGARAPAGOSについてはお終いとしておきます。
しかし、残念だったなぁ(何がか、は言えないのですが)。
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