2010-09-14

【レビュー】iPadの電子ブックリーダーとしての感想(とりあえず)

しばらく寝かせてあったエントリ、とりあえず掲載します。

我が家に来たiPad君(3G)モデルは、ドキュメントスキャナのCanon DR-150という心強い援軍を得て、日々電子書籍リーダーとしての地位を確立しつつあります。

例えばマンガ。
我が家には保存状態が悪くシミの入った単行本が何冊か有り、こいつらは真っ先に切り刻まれてスキャン→JPEG化→ZIP圧縮という過程を経て、ComicGlassというマンガリーダーで読んでいます。これがとても快適。このソフトで一番気に入っているのは、横にした時の2ページごとのまとめめくり。マンガは見開きページの絵があるので、これがサクサクと出来ると便利なのです。漫画はJPEG等の画像で保存した方が後々分割したり編集も簡単なのでこちらが良さそうな感じです。

次に技術書。
こちらはちょっと古くなったけど手放せないものを、同様に切り刻んでスキャン→透明テキスト入りのPDFファイルとして保存しています。PDFファイルを選んだのは、技術書では用語などを検索する機会が非常に多く、透明テキストを入れられるPDFのほうが便利だからです。これは中島聡さんが作ったCloudReaderで読んでます。ご本人は漫画、PDFファイルビューアーとおっしゃってますが、ComicGlassのようなまとめめくりではなくシームレスにページを読み込むこの方法では、前後のページを確認しながら読む技術書にはピッタリなのです。

同様に小説も透明テキスト入りのPDFファイルとして保存し、CloudReaderで読んでいます。推理ものなどでは前後ページを行き来しながら読む事が多いかと思うのですが、紙の書籍と違い前後のページを自由に行き来できるCloudReaderを使うととても読みやすいです。これは文庫本などには総じて言えます。

で、相性が悪い方も。

意外だったのが雑誌。雑誌は判型が大きいので、それより小さいiPadの画面で表示すると文字がどうしても小さくなってしまいます。特に写真下の説明文などは絶望的。大きな画面ではちゃんと読めているので、このあたりを解決できるアプリが出て来ると面白いです。例えばタップしたところを瞬時に拡大、縮小してくれるとかね。

とにかく読むという点については文句ないツールなんですが、移動時にモノを読むのにはちょっと大きい。特に立って使うには680gというヘビーな重量がネックになっています。この当たりがKindle3の購入に繋がっています。

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