左がX230、右がX240。 |
厚みは変わらないが仕上げが異なる。 |
ただ、ほぼ伝統となっていた前面の傾斜が無くなりスクエアになりました。これには理由があるのですが後述。ちなみにこれが私がX230にした理由の一つです。
前面が傾斜したX230は、ここいてをおいても角で手に後も残りませんし、痛くもないです。パームレストが小さいXシリーズではとても重要なポイントでした。
ところがX240はほぼ角ばった形に。一応理由はあります。
それはパームレストの面積の拡大。
比較するとこのようにかなりの差があります。伝統の7列キーボードをあきらめた事でレイアウトに余裕が生まれ、パームレスト面積の拡大に寄与しています。それはもう一つのメリットにもつながってます。
X230まではトラックポイント用の独立ボタンもあり、タッチパッドは非常に狭いものでした。しかしタッチパッドを多用するWindows 8ではこれでは操作が厳しい。
そこでボタンを一体化し、大型化したパームレストいっぱいにタッチパッドを配置しました。ただしトラックポイント多用派な自分には、この一体化したボタンが少々使いづらい。これもX230を選んだ理由でした。
使ってみたら慣れましたけどね。
あと、ヒンジも変わってます。今までのようにボディ側ではなく、画面側にヒンジがあります。
差がわかりますかね? |
X230は奥行きがあまりいりませんでしたが、X240は場所をとります。
ただし、薄型化するならこの方がいい。
そう、薄型化と使い勝手のトレードオフなんですね。
見て分かるようにアクセスコネクタも減ってます。
USBは3>2、アナログRGBは廃止。カードスロットもなくなりました。
薄型化と合成のトレードオフなのでしょう。
背面も大きく変わりました。
メモリやHDD交換が容易なのがThinkPadの特徴で、左側のX230のようにメモリ部分だけが空いたり、HDDはふたを外すだけで交換できるようになっていたのですが、X240ではアンダーパネルと一体化されてしまったのですべて外す必要があります。
見た目はすっきり。 |
ただしアンダーパネルを外せばHDDやメモリの交換は容易になっている。
このあたり、設計者の苦慮が見え隠れします。
底のゴムの構造も衝撃吸収タイプから一般的なものに。
衝撃吸収タイプは使っているうちにへたってしまい意味がなくなるので、これでいいと思います。
X240はごく普通。 |
X230は中央が衝撃吸収のため浮いている構造。 |
X230ではバックライトキーボードとキーボードライトが選択できたのですが、X240はフラットな画面パネルの構造上難しかったのでしょう。手元を照らすライトは別付で用意しなければならなくなりました。
光量もあり、ちょっと書類を見ることもできた。 |
X240にはない。 |
ただしキーボードライトの明るさは十分。 |
剛性はたっぷりとあり、安心感は抜群。
もった瞬間の手触りも素晴らしい。
薄型化、軽量化というモバイルのメリットを伸ばすために、従来踏ん張って実装していた機能のいくつかを手放した。それがX240という製品です。
もちろん、それらは使う頻度は少なく、また外付けで何とかなるものが多い事も事実。
「全部入り小型メインマシン」
から
「拡張すれば全部入り小型メインマシン」
と変貌したのが、このX240だと思うのです。
もう一回、細部についてエントリを書くかもしれません。
当製品のまとめページはこちらです。 > 【まとめ】lenovo ThinkPad X240
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