2011-06-22

モバイルストレージの未来形 GoFlex Satellite Mobile Wireless Storage

タブレットの普及でスマートフォンや携帯との2台持ちが増える中、こんな製品が続々と出てくると期待しつつ紹介。

Seagate、Wi-Fiとバッテリーを搭載し、iOSデバイスからもアクセス出来るポータブルHD「GoFlex Satellite Mobile Wireless Storage」を発表

※海外のHPより



ポータブルHDDに無線LANルーター機能を持たせ、データ転送を無線でしてしまおうというアイデアは、クラウドと内臓ストレージの中間にあるデータ保存領域として面白い考え方です。500GBという大容量に、3GやWiMaxの電波状況を気にせずアクセスできるのはノマドな働き方をされる方には魅力的な提案だと思います。

発表されている基本的なスペックは以下のとおり。

容量     500GB
サイズ    120mm×88mm×32mm
重さ     267g
使用可能時間 最大5時間
待機状態   最大25時間
同時接続機器 3台

バッテリー持続時間がちょっと心もとないですが、移動先ではPCに接続して充電しながら利用し、電車などでの移動時はタブレットやスマートフォンからデータを参照する、という使い方が想定されているのでしょう。USB以外にも別売りケーブルのFireWire 800やeSATAでも転送できるようです。

この製品、ただのモバイルストレージかと思ったのですが、ファイル転送にはWebブラウザ経由、もしくは専用ソフトを利用するようです。iPhone/iPod touch/iPadでは「GoFlex Access」というアプリ(無料)を利用するようなのでAndroidも同様とは思いますが、PCでの利用時には通常のHDDとして使えるのかちょっと気になります。これも専用ソフトが必要となると、大量のデータを操作するには操作性が悪化しそうです。

ただしアプリ名にもなっているSeagate社のGoFlexという技術は、ネットワーク経由でデータ転送を行うためのSeagate社の技術の総称で、既に国内で販売されているSeagate社の外付けHDDでもPC経由でネットワークからのデータ転送を可能にすると謳っています。自宅内限定なら、この利便性を感じることはできそうです。

GoFlex Net - Seagate

ちなみにこの製品、海外での価格は199.99ドルとなっているので国内で販売がされる場合には2万円ぐらいだと思います。もし発売されれば一定の需要が見込まれると思うのですがいかがでしょうか。

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