2010-12-20

GALAPAGOSのサポートが残念な現状である件

あまりdisる内容をエントリしたくないのですが重ね重ね残念なのでエントリしました。

少し変わった販売方法(店頭ではデモのみ、販売は通信販売)で販売されるSHARPの電子書籍端末(おそらくSHARP的にはマルチメディアデバイス)のGALAPAGOSは、今までに無い製品だからサポートするために必要だと責任者が取材に答えていました。


しかし使い方のサポートが、今のままだと製品が死んじゃうと思いますよ。と感じてしまったのが以下の有償サポートページです。

メディアタブレット訪問コンシェルジュ

最初に断っておくと、無料の「ご購入後、1年以内の相談窓口」というものがまず存在します。

ご購入後の相談窓口(ページ内に電話番号が記載されています。)

サポート内容は以下のようになっています。

 ・メディアタブレットのご購入に関するお問い合わせ
 ・ネット接続や搭載ソフトの使い方など、メディアタブレットの操作についてのご質問
  (商品出荷日より1年間無料)
 ・メディアタブレットの修理に関するご相談
 ・コンテンツのご購入に関するお問い合わせ
 ・ご購入後のコンテンツの操作などについてのご質問
 ・専用パソコンアプリケーション「GALAPAGOS Station」の操作についてのご質問

そのwebページの中に、電話・訪問サポートというリンクが右下にひっそりとあります。それが最初のリンクです。実際に使い方が分からなかったら、こちらを使ってね、と。

まず、相談窓口が何故購入後1年以内しかサポートしないのでしょう?GALAPAGOSはサービスありきのものなので、タブレットそのものが購入から一年過ぎてもアプリやコンテンツ操作などの質問には答えないとダメですよね?

その上で、訪問サポートのwebサイトがGALAPAGOSの本体のwebサイトと統合されていない事も疑問です。外部業者に委託しているのがはっきり分かるようになっていますが、何故でしょう?何かあってもSHARPは知りませんよと言うスタンスなのでしょうか。分からなかったら分かるようになるまでちゃんと教えてあげる。使い方さえマスターすれば素晴らしい製品なんだ。そして誰でもマスターできる製品なんだ。と言うわけではないと言っているようなものではありませんか?

それ以上に気になったのが往訪料金。こちらの業者のwebページを隅から隅まで見たつもりですが、料金がまったく分かりませんでした。電話サポートは無料ですが、電話でなんとかなる商品ではないのではないでしょうか?むしろ電話サポートで解決できるような問題は最初の一年である程度解決できるようになるのではないでしょうか。

店頭で試したけれども、ページ送りがどうしても出来なかったと言う感想を身の回りのガジェットオタクに聞きました。彼は非常に温厚で、どんなに酷いガジェットも好意的に受け止めようと努力する人です。いろんなやり方を試し、店員にも確認し、結果は「あれー?」だったそうです。

それを聞いて、昨年鳴り物入りで発売され、GALAPAGOSによってどこかに吹き飛んでしまった某NetWalkerの事を思い出します。あれも店頭デモ機に酷いモノが混ざっていたり、ネットに接続して使う事が売りなのにネットに接続できていないデモ機が多かったり、挙句の果てには店員が使い方が分からなかったり(有楽町のBカメラ、幕張のY電気。どちらも大きな店舗を持つ店です)。ちなみに試したのはホームタイプだったそうで。

店頭にあった製品が壊れている事を信じたいところですが、大型の画面を持つホームタイプの比較対象となるiPadではこんなトラブルは聞いた事がありません。ということは、購入した製品がこうなる可能性が有るわけです。その際、電話でのサポートでは全て初期不良で片づける事になると思いますが、せっかく設定した内容がそれにより全て消えてしまう可能性が有るわけです。サービスとして残念な話です。

NetWalkerの酷い扱われ方を見てSHARPと決別したつもりだったのですが、GALAPAGOSの発表を聞いて、できれば応援したいと密かに期待していました。ところが聞こえてくる話は残念なものばかり。目の付けどころはシャープなのですから、せめてNetWalkerの二の舞にならぬよう大切に育てて欲しいものです。

次にGARAPAGOSのエントリを上げるときは「流石SHARP」と言えるものになる事を祈ってエントリを終わりにします。

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