2010-12-21

2010年の国内メーカー製タブレットのまとめ

国内メーカーからぼちぼちとタブレットコンピュータが発表されてきました。
 ・NEC
   Smartia(スマーティア)

 ・SHARP
   GALAPAGOS(ガラパゴス)※10.8インチモデル

 ・マウスコンピュータ
   LuvPad(ラヴパッド) AD100

 ・オンキヨー
   TWシリーズ


※東芝も海外でFOLIO 100というタブレットを発売していますが、国内未発表なので割愛。

まず先に、pc4beginner的なタブレットコンピュータに求めるものは以下になります。
 1,画面ザイズは7インチ以上
 2,画面解像度は1024×768以上
 3,快適な操作性
 4,軽い ※理想は300g以下、現実的には700g程度?
 5,長時間駆動 実働5時間は欲しい
 6,Wi-Fiもしくは3G通信機能内蔵
 7,大容量の記憶装置 ※人によって異なるだろうけど32Gぐらい欲しい
 8,webブラウザと電子書籍リーダー内蔵

各社ともクリアしているのは1、6、8。クリアできてないのが7で、3も人によって判断が異なりますが私的にはNGです。
2はオンキヨーの11インチモデルであるTW317A5が唯一クリアしてますが1kgと重い。他社は狭い方が600止まり。4は7インチモデルはほぼ合格なのですが、9インチ以上になると軒並み重い。5はWindows7採用のTWシリーズが苦戦しています。7は逆にTWシリーズ以外はSDカードを使わないと容量はかなり小さくなっています。

ちなみに上記のベンチマークはiPadが基準です。iPadは解像度1024×768の9.7インチ液晶に最大64GBのメモリを搭載し、実働8時間のロングライフバッテリーとWi-Fi(機種によっては3G)通信機能を700g弱の重さに収めています。これが非常に快適な操作性を持っているため、後発組にはこのベンチマークを軸にして超えている部分を評価したいところなのです。

ところが比べてみるとなんとも言い難い。帯に短し襷に長しでどれもいまいちなのです。「じゃあiPadでいいや」と言うものばかり。一番残念なのは画面で、解像度が足りない。電子書籍を読むのに高解像度は必須なのです(理由は別エントリで)。持ち運ぶ事を考えると重いか、画面が小さいかのトレードオフがあるし、記憶装置は電子書籍や音楽、動画を入れる事を考えると大きければ大きいほど良いに決まってます。

但し価格的には頑張っています。

iPad 16G Wi-Fi 49,800円
LuvPad AD100  39,800円
Smartia    42,800円
TWシリーズ   49,800円~69,800円
GALAPAGOS   54,800円

大量生産でコストを抑えているiPadと比べてこの価格差なら十分及第点でしょう。

まだまだ普及段階で、開発も試行錯誤中だと思いますので辛口な言葉となりましたが、ここで踏ん張れば開発が進んで良くなる可能性を十分秘めている様な気がします。twitterで

国内メーカーのやる気のないタブレットやスマホ見るのは飽きてきたかも。若い技術者はもっと格好いいアイデア持ってるはず。オジサマ達は若い芽を潰さないよう、かつ自分たちが本当に必要と思う機能を盛り込んだものをつくって欲しい


なんて書いてしまいましたが、技術的にはよくよく見比べてみるとそこまでの差を感じないところに来ています。あとはapple並みのおもてなしのサービスが出来るメーカーがあるかどうか。appleも次期iPadの開発を進めているようですし肩を並べるのは大変だと思いますが、共有できる開発技術ものは共有し合いながら切磋琢磨してくれれば、appleも交えて良い意味での競争が産まれてくれるのではいないかと思います。

しかし、なんで各社ともスマートフォンも含め、テレビのリモコンにしないんでしょうか。リビングに置いてもらうならこれは必須の機能だと思うのです。LAN接続が標準機能となりつつある地デジテレビなら難しくないはずです。

タブレットコンピュータなら新聞も読めます。GALAPAGOSはその配信サービスを公式にアナウンスしています。それにテレビリモンが付けば、リビングのテーブルの上に置いてもらえると思うのです。どちらも高齢者の家庭でリビングのテーブルの上に必ずあるもの。ついでにドアホンモニタまで付ければ完璧ではないでしょうか。webやメールはさておき、そういうおもてなしはあって良いような気がしました。

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