2010-10-22

【ブロガーMT】「"超"高解像度ディスプレイで体験するPCの活用法」に参加してきました


本日は昼にとあるパワフルな方とパワーランチ&お茶をした後、AMN様主催のブログMTである「"超"高解像度ディスプレイで体験するPCの活用法」に参加してきました。


まず最初に目についたのがモニタではなくお弁当とお茶のもてなし。6時間ぐらい喋りっぱなしだった私にはありがたい栄養補給でした。


さて、時間通りに始まったMTはDELL北アジアのマーケットマネージャである垂水様よりプレゼンがスタートです。かなりフランクな語り口で関西人?という印象。しかしモニタに対して非常に詳しいプロフェッショナルです。



まずはdellのモニタのラインについて。現在、4つのラインで構成されています。
・エントリ
 →入門者用
・ミッドレンジ
 →中級者用
・ウルトラハイエンド
 →今回紹介するU3011はこのライン。すべてIPS液晶を採用し
  広い視野角を実現しています。
グリーン
 →LED採用のモデル。ウルトラハイエンドではコストと色再現性の
  兼ね合いでまだ蛍光管を採用しています。



DELLは画面販売世界一位となっており、その賞の紹介です。露骨な紹介ですが、それだけの自信の表れでもあります。



IPSテクノロジについて。視野角が広く、指で押しても画像がつぶれない特性を持っているそうです。これは知りませんでした。また30インチのように視野角の広差が求められるためIPSを使う必要があるとのこと。確かに。



このU3011は10bitカラーに対応していて非常に広い色再現性を誇っています。音楽ではハイサンプリングという音楽を圧縮させて高音質を実現する手法がありますが、このモニタはそれを色において実現しています。ちなみに圧縮のビットレートは12bit→10bitで、他社では14bit→10bitで実現しているところもあるそうですがその差は垂水様ではわからない範囲とのこと。この辺は気の持ちようです。
※ナナオでは14bit、ただしそれほどわからないはず

また印刷時に必要なキャリブレーションツールは 6軸補正で高い調整能力を持つなど、15万というプライスに恥じない能力を持っています。

さらにハンディカムで採用されているxvmodeを採用するなど、こだわりはかなりのもの。AV鑑賞用としてもかなりの自信を持たれているようでした。


三菱などの高性能モニタではケーブルが付属しないことが多いのですが、DELLではdisplayoortやDVI、VGAを標準添付しています。さらに集荷時に色補正を行っていて開封すればそのまま使えるという行き届いたサービスも自慢のようです。


USBやSDカードからダイレクトに出力が可能(PCのハブとして機能)。出力系統が豊富でHDMI1.3とDVIをデュアルで装備しています。PS3やMacなどにも対応していて、特にMacでは高いシェを誇っているとのこと。純正モニタが光沢なので、非光沢を選択するならこれは有力候補となるでしょう。


消費電力を前モデル30%削減。発熱量がぐっと減ったそうです。色再現性などとコストの問題であえて蛍光管を採用しており、そのクオリティにはかなりの自信をもっていました。

その後仕様の説明となり、引き続いてテクニカルライターの西川さんのプレゼンがスタート。


実はU3007のユーザーでもある西川さんにU3011を貸与し評価を行ってきたそうです。


これはどこかの展示場ではなく西川さんの作業場。下段真ん中のモニタがU3011の旧モデル3007だそうです。上の段がブラウン管なのはご愛敬とのことでしたが、すごい環境。


23インチを持ち歩いてる(!)西川さんは、昨日までの香港出張でもこのようにホテルで使用していたようです。DELLのノートPCの高解像度モデルと組み合わせて使っているとのことですが、モバイルとは思えない環境です。

ちなみにU3007は1年で壊れたらしいのですが、DELLの3年保証で修理を申し込んだところ新品が送られてきて後から故障品を送り返した形での対応だったそうです。なんて太っ腹。ちなみに3年保証までしているのは珍しいはずとのことでした。


他にも1ユーザーとしてIPS液晶については色を求める人にはお勧めだそうです。ゲームなどにはやや評価がつらいが、通常の使用には十分問題ないとのこと。確かに見た限り問題なさそうです。

デュアルリンクに対応していないとここまでの解像度が表示できない点についても言及がありました。私のように画面表示周りが貧弱なユーザーは要注意ですね。本来は2560*1600ですが、その場合にはMax1920*1080でしか表示できないことになってしまうそうです。

なお、HDMI接続するとPS3では5.1chで音声を伝送しているが、それをアナログで出力してくれる機能について評価されていました(出力系統が複数あってそれぞれに振り分けて出力してくれる)。これ、地味に便利。

高解像度の使い道についてはデジカメチェックを挙げていました。U3011で400万画素と同等の表示になります。。フルHDでは200万画素にしかならないため、大きな差となるでしょう。後は操作感も良くなったことも挙げていました。

次にお気に入りの機能をお二人が挙げていたので列挙しておきます。
 ・垂水様
  ノートPCと接続、excelや派和歩の表示が可能で便利
  高解像度。いつもはモニタ2枚だが、ベゼルがあって邪魔
  つるしのままで使える初期設定。 
 西川
  下まで降りるので、他のモニタ(特にノートPC)と併せられて便利
  →アームのエルゴトロンと共同開発、ダンパー入り(垂水様補足)
  中にダンパーが入っていて便利
  画像表示はプリセットで用意されている
  sRGB,シネマモードなど作り込んであるという印象
 
質問のコーナーではブロガーの質問に答えていただきました。
 ・ピボット対応はできない?
  →重量の問題でバランスが悪くなって厳しい(垂水)  
   ちょっと小さい3008は縦にできる(西川)
 ・DVDをみたいけど、どんな風に対応?
  →解像度の差があるが、16:9維持のまま全画面表示できる
   再現性が高いので、低解像度のものは厳しい(西川)
   超高解像度処理のようなことはしていない
   ナチュラルな映像が出るはず(垂水)

最後に撮影と実物に触れるコーナーがありましたので、気になるポイントを撮影してきました。



まずはそのサイズ。VAIO typePと比べるとその巨大さが伝わると思います。


23インチとのツーショット(手前が23インチ)。遠近法を完全に無視してます。


タワー型筐体と比べてもぜんぜん負けていない。


背面のごついアーム。とはいえかなりきれいにまとめていますが、残念ながらピボット機能はありません。


上下にも移動するんですが、このように下はギリギリまで下がってくれます。見やすいですよ。


23型モニタまではピボット回転に対応。縦1920ピクセルってすごそう。で、こんな風にはずすことも出来ます。これで2万円台はバーゲンプライス。


SDスロットとUSBはPCに増設される形になります。テレビのように単独でビューアにはなりません。


ちょっと下まで傾きます。これなら椅子に沈み込んでも見やすい(おいおい)


そして端子群。これだけあればつなぎ放題。昔テレビを発売していたときのノウハウが生かされているそうです。普通はコストダウンで削るところなんですが、素晴らしい。

触れてみて感じたのは解像度が大きいと何でも出来るということ。特に書類を大量に開く人にはすごく使いやすいでしょう。マルチモニタという手段もありますが、間にベゼルが入らない快適さは使ってみないとわかりません。

また、電子書籍などを編修する人は複数のレイアウトを同時に見比べると便利かなと思います。同じ発色で見比べられるので、写真の加工での比較にも使えるなど「複数ウィンドウを同じ環境で見る」事がメリットになる仕事は案外多そうな気がしました。

最後に、垂水様の机にさりげなく置かれていた某社製板型PC。


ええ、まだDELLはSTEAKS日本に導入して無いですもんね。。。

というわけでおしまい。


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