このレビューは家電・PC・携帯・ゲームレビューサイト「みんぽす」から招待されたセミナーに参加して掲載しています。(詳細は末尾で) | /
なんだかズルズルと引き延ばしても良いエントリが書けそうにないので、サクッと書き起こす事にしました。なお、手厳しい意見は他の方に譲る事にして、実はWindowsプログラマの端くれである昼の仕事の顔ものぞかせつつ書いていきます。そのため評価が甘い部分があると言う事を最初に明記しておきます。
さて。
現在GIGA POCKET DIGITALの評価のため、2ヶ月ほどVAIO type Lをお借りしているのですがそのフィードバックミーティングのため品川のSONYまでお出かけしてきました。
SONY側からはいつものおなじみ、岩井様をはじめ以下のお三方が出席されていました。
由比様。肩書きを失念してしまいました。。。ミーティング後にいくつか質問させていただいたのですが、値デジの大人の事情をひしひしと感じてしまいました。
プログラムマネージャーの菅沼様。すげぇ生真面目に応対してくれました。きっと話しながら、頭の中でGIGA POCKET DIGITALの仕様やコード追ってたんだろうなぁ。
そしてPL(プロジェクトマネージャー)の鈴木様。GIGA POCKET DIGITALの仕様はこの方の一言で決まってしまいます(たぶん)。
というわけで、菅沼様より、開発の背景の解説をするところからスタートです。
■開発ロードマップ
我々がお借りしたのは、GIGA POCKET DIGITALの最新バージョンである3.0のベータ版(ですよね?)。デジタル化してからメジャーバージョンが2つも上がってるんですね。2.0まではこのように機能の強化に努めてきたようですが、3.0になって基本的な部分の改良に着手されたようです。それをまとめたのが↓これ。
その他にも速度の改善など、改善点をソフトとしての基礎体力に重点を置いたようです。今回お借りしたのはまだベータ版でしたが、実際PCの地デジソフトの速度としてはかなり優秀です。特にアプリ起動については、画面表示までを大幅に改善したということでしたが、既存の地デジソフトを使っている方ならすぐに気がつくでしょう。
なお、速度について遅いという指摘も出ていましたが皆さん全てアナログテレビをお使いとの事。地デジテレビの不自由さを知っている方からはそんな指摘が出ていなかったので、許容範囲に収まったのだと思います。Windowsソフトとしてここまでの速度を出したのはいい仕事していると思います。
あとは録画機能や持ち出し、そして番組表の改善等についても説明がありましたが、同じSONYのプロダクトにTORNE(トルネ)という手強いライバルがいるためこの点については厳しい意見も出ていました。個人的にはPCソフトとしては良くできてると感じますが、自分のテレビ環境によって評価は分かれる部分かも知れません。
■起動性能改善
先に触れましたが、起動速度については特に改善ポイントとして対応したようです。
※写真がボケボケですいません。
地デジ機能についてはハードウェア側の性能も使い勝手に大きく影響を及ぼしますが、それらについては様々な会社の製品を利用しているため、協力しながらデバイスそのものやデバイスドライバ、UIに対してすべてに対して改良を積み重ね、速度の高速化を行ったそうです。こういう調整はPLの腕の見せどころでもあるのですが、なかなかいい仕事されているようです。
ソフトだけではなく、ハードについて他社と上手く連携をさせながら作るのは結構大変な作業なのですが、この辺も積み重ねてきた経験と技術が無ければクリアできない作業です。仕事する上で見習わねば。。。
と、ざっくりとこんな感じで説明がされました。
■MYカルテの紹介
GIGA POCKET DIGITALの大きな追加機能として、視聴や録画情報からユーザーの嗜好を読み取り、データ化するMYカルテという仕組みがあります。これについて最後にフィードバックを行ったのですが、ここはもう大荒れになってしまいました。ちなみにMYカルテの画面はこんな感じです。
荒れた理由はマッチングに難ありという意見が多かった事。私は気づかなかった嗜好が暴かれたので(笑)遊び機能としてはよいのではないかと思いますが、明らかにマッチングしていないものについてはまだまだ改善の余地があるのかもしれないです。個人的には集めている情報が多すぎて問題になっているような気がしますが、どんなもんなんですかね。
あとは細かな指摘については他の方に譲るとして、私としては概ね好評価な地デジ視聴ソフトでした。ただしじつは引っかかる部分があり、その点についてフィードバックミーティング後にお話を聞かせてもいただいたのですが、これは仕方ないのかなとも思う部分です。
その理由について次回エントリで今度こそ書きます。キーワードは「Windowsソフト」「タッチパネル」「めんどくさい」です。特に最後のキーワードはミーティング内でSONYの方々にも発したメッセージなのですが、「めんどくさい」と言われる事はとても面倒な事なのです。
テレビってどんな人が見ていて、どんなものだったか。その対象が私の想定しているものと違っているのなら見当外れな提言になるのでしょうが、まぁそんな意見もあるという事で。
GIGA POCKET DIGITALについてのエントリはまだ続きますが、フィードバックミーティングについてはおしまいです。
このレビューで使用されている商品はWillVii株式会社が運営する レビューサイト「みんぽす」 が無償で貸与しています。本レビュー掲載は無報酬です。また、WillViiは掲載内容に一切関与していません。(本情報開示と事実誤認時の修正を除く)レビュー商品無償貸し出しサービス 「モノフェローズ」に関する詳細はこちら。
(WillVii株式会社みんぽす運営事務局)
0 件のコメント:
コメントを投稿