2010-08-07

androidとiPhone論争について

※twitterでつらつらと呟いた内容を編集したものです。

Windows vs Macの時のように、androidが増えてくればiPhoneは駆逐されるなんて人がいるけどそれはちょっと違うと思う。その理由はUI(ユーザーインターフェース、つまり操作性)が各社の独自性を持たせる事が出来るため、ユーザーはandoidと言う事を意識して使うわけではないから。

現在のガラケーのようにそれなりの縛りがあれば問題ないかも知れないけど、androidはもっと自由度が高いように思う。スマートフォンはPCよりもしきい値が低く、ど素人も使う可能性が高い。その状態で色んなハードメーカが出して操作性がバラバラだとユーザが混乱する野ではないかな、と。

自由度の高いAndroidのジレンマってのは、真の意味でのPC普及が進まないのと同じ香りがする。人間てのはそんなに勤勉ではないし、楽にできるのならそちらに流れる生き物。道具の進化を見ればそれが良くわかる。良いものを作っても、過去の道具と操作性に類似性があるものほどより生き残れる可能性が高くなる(たぶん)。

俺がAppleが嫌いでも、iPadやiPodtouchを使うのはそれが便利な道具で簡単だから。Androidをそこまで「育てる」手間はかける余裕がないなぁ。。。

ただこれは今時点の話で、 Androidコミュニティがもっと充実して各社がスマートフォン開発のノウハウを蓄え、ハードウェアの性能が上がって制約が少なくなればわからなくなる。だから仕事として考えるなら間違いなくAndroidを薦める。もうIOSの世界はレッドオーシャンだから。

スマートフォンを使いこなして便利になる世界っのはAppleが切り開いてくれるだろうから、android陣営それをフォローしてもっと便利なものを作れるようになればいいだけだと思うんだよね。既にOLさんや女子学生がiPhoneをすいすいと使いこなしているのを電車で見ていると、既に整ってきたと言っていい。ここでユーザーがいかに怠惰に使えるものを作るか。で、使ったときに「おおー」と言えるものに仕上げられるかどうか。

以前電車でおじいさんにiPadの質問を受けてそう思った。「もうパソコンは要らないな」て言われたんだけど、つまりPCのライトユーザーがパソコンでやることはiPadはほぼカバーする。必要に応じてPCを使えばいい。年齢や性別は関係ない。

ただしPCでライフハックできている人には当てはまらない。そういう人は今のAndroidもスマートに使いこなせるし、iPadが必要となる「隙間」はたぶん無い。でも人類の総人口比で見たらまだ少数派だと思う。数字的根拠はないけど。

iPadを使いこなす人も実は少数派の人が多い。だからライトユーザーへのメリットをうまく伝えられなかったり、もっと踏み込んだその先の使い方をしたりする。もっと手前の部分、人がコンピュータを使う理由の機能の「UI」が磨きこまれていることに注目したい。

そう、キーワードは「UI」ってことで。

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