2015-04-08

【比較】Nikon D5300(APS-C)とPanasonic DMC-G5(マイクロフォーサーズ) その2 大は小を兼ねない。

気が向いたので、Nikon D5300(APS-C)とPanasonic DMC-G5(マイクロフォーサーズ)の比較、機能編をエントリします。

こう並べると大きさの差が伝わらなさそう。

個人的に注目する機能は以下にまとめました。
詳しい比較はこちらでどうぞ。>価格コムでの比較


Nikon D5300 LUMIX DMC-G5
有効画素数
2416万画素
1605万画素
ISO感度
100~12800
(増感でISO 25600相当)
100~12800
内蔵フラッシュ
ガイドナンバー:約12
ガイドナンバー:約10.5
連続撮影速度
最高約5コマ/秒(JPEG画像撮影時)
(H)約6コマ/秒、(L)約2コマ/秒
連続撮影数
100コマ(FINE、Lサイズ)
10枚程度?
(JPEG、最高画質)
録画可能時間
(フルHD60p)
20分
(外は29分59秒)
29分59秒
バリアングル
モニター
3.2型TFT液晶
約104万ドット
タッチ式3.0 型TFT 液晶
約92万ドット
撮影可能枚数
600枚
(ファインダー使用時)
約320枚
(液晶モニタ使用時)
GPS・Wi-Fi
内蔵/操作・外部アクセス
-/外部アクセス
(サードパーティのSDカード利用)

まず、有効画素数、ISO感度、内蔵フラッシュについて。
マイクロフォーサーズはAPS-Cの撮影素子と比べ、面積比で6割程度しかありません。この差はそのままD5300とDMC-G5の機能的な体力の差になります。

最近はデジタル処理の発達で「写る」だけならスマホの極小撮影素子でも問題なくなりましたが、暗所での動体撮影のブレを防ぐ高ISO対応や立体感を生み出すボケと高コントラストは撮影素子が大きくなればなるほど有利です。

特にコントラストについては大きな差になります。小さな撮影素子では「塗り絵」と表現されるのっぺりとした発色になりやすいのはこれが原因だと思われます。

ただ、それでもDMC-G5はこれぐらい写ります。先日桜を見に行った時の写真です(D5300はお留守番でした)。

iA処理した「塗り絵」写真
オートのそのまま写真。
キットレンズでのボケ具合(標準レンズの望遠端なので殆ど無い)。
もちろん、D5300のほうが写りは良いのです。
が、これでも十分だと私は感じます。
ネガティブ要素が許容範囲であるかどうかというだけだと思います。

ISO感度はスペック的には似てますが、実用範囲はD5300が3200まで、DMC-G5が1600までというところです。D5300は条件が良ければもう少しいけますが、DMC-G5はこれでいっぱいいっぱい。

内蔵フラッシュは差がありますが、どちらも非力で非常用と考えると差にはならないです。

連続撮影枚数は大きく差が出ます。
最高画質のJPEGでD5300は秒間5コマで100枚ですが、DMC-G5は2コマでバッファもすぐいっぱいになります。電子シャッターだと20コマ行きますが、その場合はローリングシャッター現象などもあり、写りは犠牲になることを覚悟する必要があります。

動画についてもカタログスペックは似ていますが、ビデオカメラを作ってるPanasonicの技術が詰め込まれたDMC-G5が有利。EVF操作時でも動画撮影できる(D5300はライブビュー時にしか動画撮影出来ない)のは大きなメリットですし、レンズのAF駆動音がとにかく静か。
写真では一歩劣るAF精度も動画では逆転します。D5300のライブビュー時のコントラストAFはまだまだ遅く、迷いますがDMC-G5は大きく外しませんし、ほとんど迷いません。
ただしビデオカメラと比べればどちらももいまいちだと付け加えておきます。
使い勝手が悪いんですよね。

VICTORの投げ売りビデオカメラの方が扱いやすく、結果動画も安定する。
バリアングルモニタについては、タッチパネルの差異が最大の差ですが表示についてはどちらも文句ないです。

電池の持ちは圧倒的にD5300。GPSやWi-Fiなどの機能をフルに使っていても1日持ちますが、トランセンドのWi-Fi SDカードを入れたDMC-G5は使いっぱなしだと2時間がせいぜいです。
もちろん、Wi-Fi SDカードが無ければ1日持つと思いますが同条件ならD5300はもっと持つので。。

DMC-G5で唯一不満なのがどうしてもGPSのジオタグが付与できないこと。
ここは割り切るしかありません。

いくつかネガティブ要素はありましたが、「軽さ」と「価格」という要素を加味するとそれは目を瞑れます。D5300の方が写りは良いけど、重い。
DMC-G5ではD5300のようなきれいな写真は写せないけど、撮影条件や設定を駆使して近づくことはできる(コンデジは逆立ちしても無理)。
このあたりが「大は小を兼ねない」という言葉になっています。

ちなみに、Nikon D5500と18-55VR2(沈胴式)の組み合わせはかなり軽いです。
これとDMC-G5を比べるなら、D5500を選びます。
ライブビューのAFも改善されてますしね。

これは軽いよ!

とまぁ、そんな感じです。


【amaoznリンク】

 ↓値上がりしつつありますが、まだ買いやすい価格を維持。



  ↓安くなりました。。。。今がお買い得かも。


  ↓1台にまとめるならこれかな。DMC-G5のEVF+タッチパネル操作は魅力的ですが。






0 件のコメント: