NFCで写真を転送、TVに表示も--キヤノン、写真ストレージ「Connect Station CS100」(Cnet japan)
CS100 |
デジイチがミラーレス含め4台。ビデオもNFC月を発表するなど、Canonの怒涛の製品発表ラッシュの中核に位置するこのデジタルフォトアルバム。コンデジをばっさり切り捨てた富士フィルムも同様の製品を発表済だけど、そんなコンデジからプリンタやビデオまでフルラインナップで自社製品で囲い込みできるCanonのこの戦略はすごく正しいと思うのです。というか、そこまで自社製品で囲い込みできるのがCanonしかない。
先行するバッファローのおもいでばこと比較すると
・ 自社のRAW画像の取り込み
・ ネットでの他端末との共有
・ NFCでのお手軽取り込み
・ 取り込み枚数が多い(おもいでばこ:12万枚 CS100:15万枚)
おもいでばこ |
また、トレンドマイクロのジュエリーボックスと比べると
・ 元画像の保存(ジュエリーボックスはフルHDにリサイズ)
・ NFCでのお手軽取り込み
・ 取り込み枚数が多い(ジュエリーボックス:4万枚 CS100:15万枚)
等の点で有利。
SONYのパーソナルコンテンツステーションとはキャラクターがかぶりますが、プリンタ対応の点で先行すると思います。
ざっと言うと、パーソナルコンテンツステーションと同じアキレス健を抱えているはず。
また、昨日てんこ盛りに見えますがそれぞれにどこまで制約があるのか?という点が公式HPの仕様を見てると匂うのです。
公式ページ 仕様表
細かな数値が入ってないところは怪しい。おもいでばこやジュエリーボックスの中の人の話を聞いて、そうそう簡単に作れるものじゃないのは知ってるので余計そう感じるのです。
以下は他メーカーの取るべきスタンス、マーケティング考察など。
他の光学機器メーカー陣営は、というと、いい加減デジタルフォトアルバムを中核に据えてメーカーを超えた戦略を考えないといかんと思うのですよ。作れないなら既存の製品に頼る。もちろん既存製品はいろんな方向で連携を図る。
一見全方位に隙無く見えるこの製品にも、仕様を見る限り穴がチラホラ見え隠れしています。ぼかした表現のところ、全部実装が厳しいところだもの。価格も抑えているし、マーケティング次第では全方位仕様が炎上の燃料にもなりかねません。先行各社はそのあたり良いも悪いもきちんと自覚してるので、ドカンと無理して売らなきゃいけないCanonと違って地に足付いたマーケティングが提案できるはずなのです。
そんな既存製品、SONYで囲い込まれる運命のパーソナルコンテンツステーションはともかくバッファローのおもいでばことトレンドマイクロのジュエリーボックスを各社とも活用するべきだと思うのです。どっちの製品も中の人から話を聞いてるんだけど、このカメラ業界の閉塞感を打破するためにキラーツールとなると思いますよ、と。この2つはどっちが良い、じゃなくて全く別の思想の製品だから、マーケティングの手法次第で使い分ければいいと思うのです。
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