見た目は地味な進化。 |
Kiss X7iとの比較では、画素数アップ以外はカタログスペックでは殆ど差はありません。
ちょっと違う寸法、重量差はこんな感じ。
画素数 寸法 重量
1800万 133.1x 99.8x78.8 525 g
2420万 131.9x100.9x77.8 510 g
ではどこが進化しているのかと言うと、中身。
まず、画像処理エンジンが最新のDIGIC 6になっています。暗所撮影では画像処理エンジンが新しければ新しいほどきちんと写ります。ほぼ2年経過したので、画質向上はかなり期待できます。
併せてAF性能も向上しています。特に背面液晶利用時のライブビュー撮影時の性能向上はかなり期待できるようです。
連射性能もアップ。
秒間5コマは変わりませんが、連続撮影枚数がJPEG(ラージ/ファイン)で約22枚(30枚)>180枚(940枚)と大幅アップ。元々が少なすぎましたが、これだけ写せるのなら連射切れを心配せずに撮影が可能です。
測距点が9点から19点になったのも大きいです。これも元々は最低限しかなかったので向上とは言い切れないかもしれませんが、入門機ではずば抜けて多いNikon D5500の39点には及びませんが、それ以外の他社のエントリーモデルと比べれば比較的多い方です。
さらに無線LANとNFCを標準搭載。これは6月発売のデジタルフォトアルバム、CS100への対応も含めたものですがリモート操作できるのは撮影の幅を大きく広げてくれるはず。
動画撮影では新たに(やっと?)MP4記録が可能になったり、風音を低減するオートウィンドカット機能を搭載するなどビデオも作っているメーカーならではの機能も搭載して来ています。
でも、それだけではありません。
コストカットをきちんと起こっています。
その最たるものがファインダー。
倍率は約0.85倍から約0.82倍に劣化。
シャッターフィーリングもあまりよくない。
8000Dの時にも書いたセリフですが、入門機としてコスパを考えるとかなり良い製品です。
ただしフルサイズ機や各社の本気APS-C機を知っていると「うーん」となると思います。
細かな操作感やフィーリングが軽い、もしくは渋い。
なんとなく詰めが甘いのです。
さらに8000Dとは異なり、ステップアップ要素も薄い。
動画機能の強化で動画も写真もこれ一台でOK!という仕上がりになりましたが、手に持った質感はKiss X7iのほうが良く感じてしまうのです。
でも、「デジカメ」としてはすごくいいです。保証します。
子どもをきれいに撮りたい、動画も欲張りたいという方にはお勧めの製品です。
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