2009-12-17

DELL「仕事に強いモバイルPCについて考える」に参加してきました。

昨日(もう一昨日ですが)AMN様が主催する「DELL「仕事に強いモバイルPCについて考える」ブロガーミーティング」というイベントに参加してきました。

イベントではVostroという中小企業や起業したてのベンチャーなどがターゲットの製品ラインの中から、発表されたばかりの超薄型モバイルのVostro V13のお披露目をしつつ、ブロガーからの意見を募るというものでした。

まずは本題とも言える新製品について。DELLの担当者も自負されていましたが、性能や機能、デザイン、そして価格のバランスをとったDELLらしい一台です。特にこの薄さを実現させたことには非常に自信を持っているようでした。



これで5万円台からというのは(つい最近SONYの素晴らしさを伝えたばかりとは言え)国内メーカー涙目の価格戦略です。デフレが叫ばれつつある今、低価格という魅力は何よりもユーザーに優先される項目です。しかし使い勝手や性能を犠牲にすると、実際使い始めればユーザーの心は離れてしまいます。そのバランスを取り、なおかつ低価格を実現したDELLの技術力には素直に脱帽です。

当面はシングルコアCPU、メモリ2GB固定のようですが、軌道に乗ったらマルチコア、メモリ4GBのモデルも検討をお願いしたいところです。Windows7Pro採用で10万円以下に抑えれば、価格競争力もあるんじゃないかと思いますので(大量のウィンドウをマルチモニタで開く身としては、コアとメモリは多ければ多いほど安心・・・)。特に個人事業主や小さな組織のビジネスシーンでは、一台のパソコンで複数の作業をこなさなければならず(ポップ作成の画像処理や、小さなシステムを自分のパソコンで動かす等)、マシンパワーが必要な瞬間が多々ありますのでぜひ検討していただきたいところです。

デザインについては、シニアマネージャーの伊田様、そしてVostroブランド全体のマーケティング担当の原田様が力説されていましたが一時期に比べかっこよくなりました。良く言えば無難、悪く言えば無骨なイメージのあるDELLですが、私的にはデスクトップのStudio Hybridあたりから随分とイメージが変わりつつあります。根底には使い勝手や製造のプロセスに配慮したと思われる部分がありますが、逆にそれこそがDELLを選ぶ信頼性の証だと思ってます。

撮影タイムが始まると立派なカメラで武装した方々の熱意に負け近寄れませんでしたので、近くにあったVostro 1220をイジイジしていました。



感心したのは、デザインが良くなっても相変わらずの堅牢性が感じられたこと。これがあるからこそビジネス使用ではDELLのパソコンは選択肢から外せないんですよね。使い込んで、良きパートナーとなってからその良さがわかる。ビジネスPCというのはこうあるべきだと思います。

そんな新製品の説明の後、今度は今後のVostroブランドの製品作りに生かすためのアイデアとして、3年後自分が開発するという仮定の下に参加したブロガーからアイデアを募る時間となりました。

出てきたアイデアは方向性は大きく以下のようなものでした。

 ・長寿命バッテリー
 ・クラウド(インターネット上の保存領域という考えから)
 ・セキュリティ
 ・より快適なバックアップ

私は最後のバックアップについて提言をしたのですが、他の項目についても共感できるものばかり。特に経営者の方と思われる参加者の、パソコン紛失の実体験を踏まえた上でのシンクライアントを活用したセキュリティの話は思わず聞き入ってしまいました。ベンチャーや中小企業こそ、「信頼」という大きな経営資源を守るためセキュリティに配慮したコンピュータの運用をしてもらいたいものです。

最後に(おそらくVostro V13の責任者である)伊田様の熱意を伝えておこうと思います。帰り間際にお話をさせていただいたのですが、その「聞く」事に費やすエネルギーの凄さ。素人の私の言葉をずいぶん熱心に聞いていただきました。そんな姿勢から感じられたのは「もっと良いパソコンを作ってやるぜ!」という気概と、熱意。SONYのVAIO Xのイベントで開発者の方からも感じた感じたものなんですが、こういう熱意こそが素晴らしい製品やサービスを産み出す原動力になると私は思ってます。とりあえず、あなたがいるからしばらくDELLプッシュします(おいおい)。

しかし。

先日のSONYのイベントに続き、ブロガーとして2回目の活動でしたが(なんらかの選考帰順があるとは言え)ブログを持っているというだけでメーカーの担当者や開発者等に話が聞けるというのは、すごい時代になったものです。この場を借りてこのような貴重な機会をくださいましたAMN、並びにDELLの関係者の皆様にお礼を伝えて終わりにしたいと思います。


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