2014-12-27

【レビュー】デザインもMade IN TOKYO? 日本HP ENVY 15

リンクシェア様のご厚意で日本HP社のENVY 15をお借りする機会をいただいたのでレビューします。

「日本」HP、なんですよね。
15インチHDモニタの「ごく一般的な」ノートパソコン・・・?
今回お借りしたのはCPUにCore i7、画像処理にNVIDIA GeForce GTX 850Mを採用した最上位クラスの製品。これで直販価格が12万ぐらいで済む時代になりました。買い替えを検討している方には「安くなったねぇ」と言われそうです。

これでこの価格、5年ぐらい前には考えられない時代に。
最近のPCメーカーは音響の会社と手を組んで音のチューニングをしていたりしますが、日本HPはBeats Audioという音響ブランドとタッグを組んで、音作りをしています。ヒップ・ホップ・ミュージックのプロデューサーが咬んでるあけあってメリハリの利いた音が楽しめます。ゲームなんかだと、このあたりのチューニングが一番はまりますよね。

Beats Audioの音はメリハリが効いてる。
さて。

日本HPと聞くと、一昔前の製品を知ってる人は「あの無骨なパソコン造るところね」と言うと思います。しかしここ最近、そのデザインはずいぶん洗練されてきました。

例えば、この製品のヒンジ側。
なめらかな傾斜と大きなアールを組み合わせた艶のあるデザインです。

見る角度で造形が変わっていく。

閉じた状態から・・・
開け始めるとヒンジ部分にエッジが現れ、
使う角度にすると、きれいに一体化する。よくできてる。

光学ドライブの内蔵位置~ヒンジの処理もきれい。
もちろんパームレスト側もきれいにまとまっています。
前掲した本体は徐々に薄くなりエッジをなるべく打ち消したサイドの処理で、持ち運ぶ際に気を使わないで済むというメリットも。

某超薄型ノートみたい、なんて言わないで。
意匠でふぅん、と思ったのがこれ。
排熱ダクトの角度が、ロゴの角度と一緒なんですって。

この右上に傾いた角度は
ロゴの角度と一緒。
で、素晴らしいなと思うのが、武骨なマシンを作っていた時代から変わらず耐久性や使い勝手には手を抜いていないこと。

画面と本体の接地部分には幅広なゴムが。

ヒンジは太く、適度なトルクで安心感がある。

広く広くとられたタッチパッドエリア。

この辺りは長くビジネスパソコンを作ってきたDNAなんでしょうね。DELLのPCにも感じましたが、日本HPのほうがより機能側に振っているように感じます。

おそらくビジネスPCと共通のプラットフォームなのだと思います。やや重めの重量と安価な価格設定はその副産物なのではないでしょうか。

しかし仕事で使うパソコンも最近のものはスタイリッシュなデザインになってきていることもあり、このパソコンに「無理に着飾った」ような装飾感はありません。無骨さはデザインに組み込み、それを堅性の担保とし、ユーザーに安心して使える「かっこいい」パソコンに仕立てる。

そんな印象をこの製品から感じることが出来ました。

日本HPには個人的な本命パソコンもあるのですが、性能的から考えるとこのPCがお勧めだったりします。無骨さとデザインが融合したこのパソコン、購入対象に含めてもいいとおもいますよ、と。


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