前回の記事ではSoCまわりを中心に話をしましたが(それ以外も非常に多かったんですが)、今回は接続まわりの“ちょっと地味だけど超重要”な進化ポイントに絞って紹介します。
Wi-Fi設定、いきなり快適になってる
まずはWi-Fi。これ、最初の「無線LANルーター接続」がiX1500では面倒だったんです。
- iX1500:基本スキャナのタッチパネルで手入力。文字入力ってやつですね、あれ。
- iX1600:ちょっと良くなったけど、まだPCとUSBつないで設定するのが基本。
で、iX2500はどうなったかというと……
👉 BluetoothでPCやスマホのWi-Fi情報をスキャナに送れるようになった!
これは凄い。
PCやスマホでWi-Fiにつながっているのなら、その情報をポチッと送って完了。設定で悩んでた人ほど、この改善のありがたみが刺さるはず。
PFUも今回の発表会(※1)で「Wi-Fi設定で挫折して離脱する人が多かった」と正直に話してました。そこをしっかり直してきたのは素直に評価ポイント。
USBも“ちゃんと”3.xに対応
USB接続についても一応触れておきます。
- iX1500:実質2.0相当。
- iX1600:USB 3.x対応だけど、ちょっと問題あるかもね。
👉 USB 3.2 Gen1に対応!
つまり、大量スキャンするときでもUSB接続はより速くて安定した、というわけです。※USB2.0で不満を感じたことは無いんですが。
さらにコネクタをUSB-Cに変更したのもポイント。プリンタ等で使われてきたBタイプのコネクタは、頑丈ですが他と共有できないので。。。
「とにかくつながる」が、使いたくなる理由
スキャナって、「すぐに使える」「安定して使える」って大事なんですよね。
ただでさえその辺がしっかりしてるScanSnapなのに、今回のiX2500はこれをさらに磨いてきた感じです。
- 「Wi-Fiつながらなくて詰んだ」経験のある人ほど、ありがたみを感じる
- 「ケーブルでつなげば早くて安定」も機能更新がされている
こういう「地味な進化」に手を抜かないPFUの姿勢にはホントに頭が下がります。
じわりと感じるんですよ、比べちゃうと、その使い勝手の良さの向上を。
次回は、タッチパネル周りの話について掘ってみようと思います。
出典・参考リンク

リコー PFU ドキュメントスキャナー ScanSnap iX2500
by SimpleImageLink