2026-08-24

PFUが新サービス「ScanSnap Cloud+」を発表。AIとスマホカメラで「スキャンの、その先へ」

大変お遅くなりましたが、先月参加した発表会についてブログにまとめます。
計三回の予定で、文章はChatGPTで壁打ちしながら作っています。

2026年7月14日、PFUが開催したScanSnapの新サービス発表会に参加してきました。

今回発表されたのは、新しいScanSnap本体ではなく、クラウドとAIを組み合わせた新サービス「ScanSnap Cloud+」。併せてスマートフォンのカメラをScanSnapのように使える「ScanSnap Camera」の発表もありました。

PFUは今回、以下ををテーマに掲げていました。

「スキャンの、その先へ。」

これまでの「紙を簡単にデジタル化する」から一歩進み、スキャンした情報を、その後どう活用するかまでをScanSnapで支援しよう、というのがポイントのようです。

ScanSnap Cloud+とは?

もともとPFUは2015年から「ScanSnap Cloud」を提供しています。対応するScanSnapで読み取ったデータを、PCを介さず直接クラウドサービスへ送信できる仕組みです。

今回登場した「ScanSnap Cloud+」は、このScanSnap Cloudを発展させた有料サービスで、発表会のあった2026年7月14日から提供が開始されています。

その中心となるのが、

・ScanSnap AI
・ScanSnap Camera

の二つです。

「ScanSnap AI」でスキャン後の作業も自動化

ScanSnap AIには、大きく三つの機能があります。

手書きにも対応したOCR

まず、手書き文字にも対応しました。
従来のScanSnapでも検索可能なPDFを作成できましたが、資料への書き込みや手書きメモなども文字として認識し、検索・活用できるようにしたそうです。タイプされた文字も従来より精度が向上しているようです。

AIによるファイル名生成

スキャンした文書の内容をAIが読み取り、それに合ったファイル名を自動的に生成するようです。発表会ではセミナーの案内チラシを読み取り、内容を反映したファイル名を付けるデモが行われました。
従来のScanSnapのアプリでも似た処理はしているのですが、一部を切り取ってファイル名を作成するものだったので、読み取り場所が見当違いだったり名称がいまいちな場合がありました。これはAIでスキャンした対象全体を読み取ってファイル名にするので、格段にファイル内容を表したものになります。

「リンク付きPDF」で次の操作へ

「リンク付きPDF」についても面白い機能でした。これはPDF内の日付、住所、メールアドレス、URL、電話番号、QRコードなどを認識し、クリックできる情報としてPDFに付加するものです。
例えば、以下のような操作が可能になります。
 ・日付 → カレンダー登録
 ・住所 → 地図表示
 ・メールアドレス → メール作成
 ・URL/QRコード → Webページを表示

「スキャンして保存」で終わらず、その情報から次の行動へつなげる動線を作ってくれる。これはデジタルならではの強みですし、スキャンの概念を変える可能性がある機能だと思いました。

スマートフォンがScanSnapになる「ScanSnap Camera」

もう一つの柱が「ScanSnap Camera」です。

もともとモバイル版の「ScanSnap Home」アプリにはスマホカメラで撮影して取り込む機能がありましたが、これが「ScanSnap Camera」として強化され、スマートフォンだけでも紙文書を手軽に取り込めるようになりました。

自動クロップや台形補正、向き補正、背景除去、カラー自動判別などの基本機能は無料で利用できますが、有料版ではさらに以下が利用可能になります。
 ・影けし
 ・フラット補正

発表会では三つ折りの請求書を撮影し、紙の折れや撮影時の影を自動補正するデモが行われていました。もちろん、ScanSnap Cameraで取り込んだ文書でもScanSnap AIを利用できます。
つまり、ScanSnap本体を持っていなくても、スマートフォンからScanSnap Cloud+を利用できるようになったわけです。

料金は月額980円から

ScanSnap Cloud+の料金は以下の通りです。

プラン月額(税込)AI処理可能ページ数
無料0円利用不可
S980円100ページ/月
M1,980円300ページ/月
L2,980円600ページ/月

有料プランで利用できる主な機能は共通で、違いは主にScanSnap AIで処理できるページ数。なお、スキャン単位ではなく枚数単位であることに注意が必要です(ここ、以降のブログで書いてみる予定)。Sプランには無料トライアルも用意されているようです。

ScanSnap発売25周年の次に目指すもの

発表の最後に、ScanSnap Cloud+について単なるScanSnapの新機能の追加ではなく、今後どこへ向かうのかを示すものと説明していました。

これまでは「紙を簡単にPDFにする」してきた。

今回のScanSnap Cloud+では、その先にある

「内容を理解する」
「整理する」
「次の行動につなげる」

ところまでをScanSnapの領域に広げようとしています。
これが、冒頭にあった「スキャンの、その先へ。」ということかなと。

今回はまず、発表会で何が発表されたのかを中心にまとめました。

ただ、今回の発表は最後の「次に目指すもの」で書いたように、単純に「ScanSnapにAI機能を追加した」わけではないというのがポイントだと思います。

なぜスマートフォンのScanSnap Cameraを用意したのか。
AI時代にPFUはScanSnapをどのような存在にしようとしているのか。

次回は「個人的に注目したポイント」を掘り下げてみたいと思います。

参考資料

株式会社PFU
「ワンタッチPDFの、その先へ。AIで紙を“残す”から“活かす” 新サービス『ScanSnap Cloud+』提供開始」
2026年7月14日
PFU公式プレスリリース

株式会社PFU
「ScanSnap Camera」
2026年8月21日参照
PFU公式製品ページ

株式会社PFU
「ScanSnap AI」
2026年8月21日参照
PFU公式製品ページ

PFU「ScanSnap Cloud+」新サービス発表会
2026年7月14日開催。発表・質疑応答の文字起こしを参照。

Amazonアソシエイト

リコー PFU ScanSnap iX2500

ScanSnapシリーズのフラッグシップモデル。 毎分45枚の高速スキャン、最大100枚の原稿搭載、 5インチタッチパネル、Wi-Fi接続に対応しています。

Amazonで詳細を見る
※価格・在庫・キャンペーン内容は変更される場合があります。

2026-08-21

「IIJmio WiFi by エコネクト(長得)」とは? 今でも使えるので使い方を調べてみた

IIJmioの契約内容を確認していたところ、

「IIJmio WiFi by エコネクト(長得)」

という見慣れないオプションが残っていることに気がついた。


「長得」なんて名前からして、かなり昔に申し込んだものっぽい。
まったく使った記憶がなかったので、2026年8月現在でも使えるのか、どうやって使うのかを調べてみた。

「IIJmio WiFi by エコネクト(長得)」とは

そもそも「長得」は、IIJmioが2017年に開始した長期利用者向けの「IIJmioプレミアム特典(長得)」。

IIJmioを一定期間以上利用しているユーザーを対象に、指定されたオプションの中から1つを無料で利用できるというものだった。

対象サービスには、

  • IIJmio WiFi by エコネクト

  • マカフィー モバイル セキュリティ

  • i-フィルター

  • トビラフォン

などがあり、その中から1つを選択して無料で利用できた。

私の契約情報に残っていた

「IIJmio WiFi by エコネクト(長得)」

は、このとき選択したものらしい。

現在「IIJmio WiFi by エコネクト」は月額398円(税込)の有料オプションなので、昔の長期利用特典で無料になっている契約が、そのまま残っているということになる。

なお、現在の「ギガプラン」には旧「長得」とは別の長期利用特典「長特」が用意されており、旧プランからギガプランへ変更すると「長得」は解除される。

そのため、旧プランで「長得」が残っている場合は、よく分からないからといって安易に解約しない方がよさそう。

今は「ギガぞう」アプリを使う

では、実際にどうやって使うのか。

以前はエコネクト専用アプリが提供されていたが、このアプリは2023年9月30日でサービスを終了している。

現在は株式会社ワイヤ・アンド・ワイヤレス(Wi2)の「ギガぞう」アプリを使用する。

大まかな設定方法は、

  1. スマートフォンに「ギガぞう」アプリをインストール

  2. アプリを起動して「ログイン」

  3. 「提携事業者のIDでログイン」を選択

  4. 「エコネクトIDでログイン」を選択

  5. エコネクトIDとパスワードを入力

  6. Wi-Fi接続設定を行う

という流れ。

ここで注意したいのは、IIJmioの「mioID」を入力するわけではないこと。

エコネクトにはWi-Fi接続用の専用IDがあり、

xxxxxx@econnect.jp.wifi

のような形式になっている。

このエコネクトIDとパスワードを「ギガぞう」に登録して利用する。

IIJmioを契約していないスマホでも使える

今回調べていて一番「へえ」と思ったのがこれ。

「IIJmio WiFi by エコネクト」は、IIJmioのSIMが入っている端末専用というわけではない。

認証にはIIJmio回線そのものではなく、エコネクトIDとパスワードを使用するため、自分が所有している別のスマートフォンやタブレットでも利用できる。

しかも、IIJmio公式によればアプリケーション登録台数の上限は3台。

例えば、

  • IIJmioを契約しているメインスマホ

  • 別キャリアのサブスマホ

  • SIMなしのタブレット

といった3台に設定することもできる。

古い長得の無料契約が残っているなら、意外と使い道がある。

どんなWi-Fiが使えるのか

IIJmio WiFi by エコネクトでは、Wi2系を中心とした公衆Wi-Fiスポットが利用できる。

エコネクトの資料では、

  • Wi2

  • Wi2_club

  • wifi_square

などのSSIDが案内されている。

ただし、ここは少々ややこしい。

現在使用するアプリは「ギガぞう」だが、「ギガぞう」の通常契約と「IIJmio WiFi by エコネクト」は別のサービス。

そのため、

「ギガぞうアプリに表示されているWi-Fiなら全部使える」

という意味ではない。

ギガぞう自体には「Wi2eap」「au_Wi-Fi2」「0000Wi2」「Wi2premium」など、さらに多くのSSIDに対応したプランがあるため、エコネクト経由で利用する場合は、自分の契約で利用可能なスポットかどうかを確認した方がよい。

Wi2では現在も公式のエリア検索が提供されているので、近所や出先に使えるスポットがあるか調べることができる。

ギガぞう Wi-Fi エリア検索
https://gigazo.wi2.ne.jp/area/

結論:昔の無料特典が今でも意外と使えそう

というわけで、契約情報に謎の

「IIJmio WiFi by エコネクト(長得)」

が残っていたので調べてみたところ、

「昔のIIJmio長期利用者向け特典で、現在もギガぞうアプリ経由で公衆Wi-Fiを利用できるもの」

だった。

しかも、

  • 現在も通常契約なら月額398円(税込)

  • 長得なら無料

  • ギガぞうアプリで利用可能

  • IIJmio回線が入っていない端末でも利用可能

  • 最大3台までアプリに登録可能

ということで、無料のまま残っているのであれば、わざわざ解約する理由もあまりなさそう。

最近はスマートフォンの通信容量も増えて、公衆Wi-Fiを積極的に探して使うことも少なくなった。

とはいえ、地下や建物内などモバイル回線が弱い場所で使えたり、SIMを入れていないタブレットや予備スマホで通信できたりするので、無料なら設定しておいて損はなさそう。

長年IIJmioを使っている人は、一度契約内容を確認してみると「長得」がひっそり残っているかもしれない。

参考資料

IIJ「IIJmioプレミアム特典(長得)提供開始」
2017年11月7日
https://www.iijmio.jp/info/iij/20171107-1.html

IIJ「IIJmio WiFi by エコネクト」
公開日不明。2026年8月21日時点で参照可能
https://www.iijmio.jp/hdd/option/iijmiowifi/

IIJ「IIJmio WiFi by エコネクト アプリ切り替えのお知らせ」
2023年7月25日
https://www.iijmio.jp/info/iij/1689834554.html

IIJmio FAQ「ギガプランへ変更した場合の長得について」
公開日不明。2026年8月21日時点で参照可能
https://help.iijmio.jp/answer/61209bef2b2265001db0d367/

エコネクト「サービス利用マニュアル」
2023年
https://econnect.jp/news/%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%93%E3%82%B9%E5%88%A9%E7%94%A8%E3%83%9E%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%82%A2%E3%83%AB.pdf

Wi2「ギガぞう Wi-Fi エリア検索」
公開日不明。2026年8月21日時点で参照可能
https://gigazo.wi2.ne.jp/area/

※本記事は2026年8月21日時点で確認したIIJおよびエコネクト、Wi2の公式情報をもとにした備忘録です。サービス内容、対応SSID、料金などは今後変更される可能性があります。


Amazonアソシエイト

IIJmio えらべるSIMカード エントリーパッケージ

IIJmioの申し込み時に利用できるエントリーパッケージ。 最新の価格や適用条件はAmazonの商品ページでご確認ください。

Amazonで詳細を見る
※価格・在庫・キャンペーン内容は変更される場合があります。