2016-08-12

【レビュー】PFU omoidori(おもいどり)その2 体験も売る稀有な製品

さて、ずいぶん間が空きましたがアルバムスキャナ「omoidori」のレビューの続きです。
お盆前に書き上げたかったのにこんなタイミングまで寝かせてしまったので画像手抜きで書いていきます。


ささっと書いちゃいます。



まずは前回のレビュー(その1 私、テカりません!手間もかけません!)を読んでいただくとして。

前回、大筋の使い方を紹介しましたが、効能にはたどり着きませんでしたが、まずはこの効能について。この製品がやってくるとどういうことが起こるのか。それは、アルバムという媒体を通じた会話が発生します。

アルバムはそもそも思い出を記録しておくものですが、この思い出というものは一人より二人、二人より三人とその思い出を共有する人数が増えれば増えるほど記憶が補完されていきます。
アルバムにある写真からその写真にかかわった人数分の記憶と思い出が呼び起され、会話することで化学反応が発生し、そして新たな会話が発生する。

omoidoriでアルバムスキャンをする行為は、実は本棚の隅やタンスの奥でほこりをかぶっていたアルバムを見る行為に他ならないのです。そしてそれは、上述したように会話に花を咲かせる行為でもあります。



で。
ここからちょっと辛口。

実際に使ってみて、機能でちょっと気になる点がありました。

一つ目は2L版の写真の取り込み。これは2回撮影してそれを合成するというものなのですが、合成時に真中が明くなって、(明-暗-明-暗-明)と明るさの谷間ができた写真がありました。これはデジタル処理で何とかできる話なので、もしメーカーの方がこれを読んでいたらこの現象が起きないか確認をお願いしたいところです。

もうひとつ。
アルバムの写真がいろんな形に切り抜かれていたり、コメントが被った形で差し込まれているとそれごと取り込みたくなることもあるのですが、L版、もしくは 2L版のプリントアウトした状態の写真を念頭に取り込みを設計しているのでこれに対応できませんでした。

ただしこれ、実は同社の「SnapLite」と組み合わせることで対応できたりします。

その対応策はすでに発売済みだ、的な。

このスキャナは大きな範囲をスキャンできるので、ちょっと裏ワザ使うと大きなアルバムでも丸ごと取り込めますし、もちろん一部だけを取り込むことも可能です。omoidoriと組み合わせると、スキャンという地味で単純な佐合が一気に楽しい作業になります。

・・・辛口な意見を書こうとしたら自己弁護してしまった。

とまぁ、そんなわけで次回の「では買いなのかどうか?」というまとめエントリに続きます。

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