これまでのデスクエニウェア関連のエントリで、「隙間の改善」、「持ち運び」、「収納力」、「収まりの良さ」と、製品そのものについて書きました。しかし膝上机がまだまだ市民権を獲得していないため、使い方も併せて紹介しないと「世界を変えるツール」と言っても「ナニイッテルノオマエ?」で終わってしまいます。
少なくとも自分の世界はこの製品で変わる。 |
そこで今回はデスクエニウェアを十全に力を発揮するための環境について書きます。製品そのものの詳しい話は下記のリンク先の情報を見ることをお勧めします。
Makuakeの販売ページ→https://www.makuake.com/project/desk-anywhere/
公式製品紹介→https://www.makuake.com/project/desk-anywhere/communication/
まず、使い方の前提としてより快適に使うための準備が必要になります。その最重要キーワードが「徹底した電子化」となります。特に紙媒体は原則電子化して、インターネットの各種サービスやクラウドストレージを何処でも快適に使える環境を整える必要があります。
サンプルとして、デスクエニウェア無しでは生きられそうにない自分の環境を紹介します。
半分ぐらいは普通の人はいらないもの。 |
仕事のPC環境はマイクロソフトの「Office365」と「Microsoft Teams」、そしてCiscoの「Webex」で完全にクラウド化されています。紙書類は富士フィルムの複合機でスキャンされてPDF化されますし、それらの電子データを12.1インチのモバイルPC「Panasonic レッツノートSZ5」とiPhoneで使っています。
仕事のモバイルセットはこのような感じ |
プライベートのPC環境は同じく「Office365」と「Adobe Creative Cloud」等でほぼクラウド化されています。クラウドにアップロードできないものは母艦となるPCにつないだ外付けのネットワーク共有したり、写真データなら「おもいでばこ」を使った連携を行います。紙や印刷媒体はPFUの「ScanSnap」のix100やix1500(現行型ではix1600/ix1400)を状況に応じて使い分けでPDFやJPEG変換して電子化して保存しており、先の共有フォルダやおもいでばこ、クラウドストレージに分類して保存されています。これらを状況に応じてデスクトップパソコン、ノートパソコン、モバイルパソコンやタブレット・スマホで使い分けています。
プライベートのモバイルセットはこんな感じ |
このようにデスクエニウェア上のパソコン、正確には13インチクラスのウルトラモバイルパソコン(UMPC)ですべての情報(データ)が参照できる環境を作ることが前提となります。仕事環境はサラリーマンだとままならない方も多いと思いますが、手元の紙媒体はスキャンしてメール送付することで電子化は可能です(私はそうしています)。
ScanSnapは据え置きとモバイルの2台体制、スマホ接続も可能 |
オフィスはすべての居室から無線LANで社内ネットワークに接続できますし、自宅もバッファローの無線LANルーターと中継機で高速インターネット通信が出来ます。外出先でも公衆無線LANやモバイルルーター、スマートフォンのテザリングでインターネット通信ができるようにしていますし、これらを支えるための充電設備やモバイルバッテリーも揃えています。
親機はリビングの高いところに設置。 |
中継器は廊下のコンセントに。 |
外出時はモバイルルーターとテザリングで。 |
さらにノートパソコンでは効率が落ちる作業は無理にノマド作業にせず、23インチのデスクトップパソコンや、ノートパソコンを40インチの4Kモニタや外部キーボード、マウスやタブレットを繋げる固定環境も用意して使っています。
画像や動画処理等を行うデスクトップ環境。 |
デスクエニウェアの利用と矛盾するように感じるかもしれませんが、そもそもデスクエニウェアはパソコンを「無理しないで」使うためのガジェットです。ノマド時の生産性を上げたら、それでフォローできない作業があるなら補足できる環境も作る必要があります。
ただし、従来の隙間時間だった移動中のノートパソコン作業がデスクエニウェアによって主な作業時間となり、固定の作業環境はそこでしかできない作業を行う従の場所となります。すでに営業職や管理職の方はこのようなビジネススタイルに移行しているため、デスクエニウェアをフルに活用する環境を整えるとこれなしでは仕事ができなくなるでしょう。
こんな風に働いてみたいなぁ。。。 |
このように、既に発生しているPC利用スタイルの変化を明確に再定義するガジェットがデスクエニウェアなんです。これによりモバイルのスマホ、タブレットとの関係性も再定義されますが、話が長くなるのでここでは割愛します。
次回は、在宅ワークでこのデスクエニウェアがどれだけ素晴らしいツールになるかと、その際のTipsについて紹介します。
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