2016-08-12

【レビュー】PFU omoidori(おもいどり)その3 お値段以上。omoidori。

サクサクと「moidori」レビュー、3本目のエントリも投稿。

売れ行きも好調そうなPFUの写真取込スキャナ「omoidori(おもいどり)」。三浦カズの奥様もブログで絶賛するなど、グサッと突き刺さる製品であることに間違いはありません。

実は我が家も母親にプレゼントする分のomoidoriを購入しています。お盆の帰省時に格安SIMとセットにしたiPhoneとプレゼント予定です。デジタルフォトアルバムの「おもいでばこ」に、モバイルスキャナのix100経由でバラ写真を取り込み続けている母親の強力な援軍になってくれるだろうと予測しています。

スキャナとデジタルフォトアルバムのタッグは凶悪なほど素晴らしい。

さて。

まずは前回、前々回のレビュー(その2 体験も売る稀有な製品 その1 私、テカりません!手間もかけません!)を読んでいただくとして、今回は随所に辛口コメントを挟み込みながらの進行です。

今回の購入のコースですが、母親がiPhoneどころかスマホを持っていないので、自分のiPhone5c(公式には非対応ですが、実は使えます)を譲ることにして、SIMフリー版iPhoneSE(64GB)も買いました。もちろんomoidori対応です。

いずれもそれぞれのダイレクトショッピングで。時代ですね。。。

「でも、お高いのでしょう?」

「はい!(;w;」

omoidori\12,800に、iPhoneSEが\64,584

計、約7マン七千円。oops...

ここはomoidoriの辛口評価のポイントです。他のスキャナと比較して対応iPhoneさえ持っていればコストはかなり安いのですが(普通2万円以上します)、iPhoneを持っていないと初期導入コストが非常に高くつきます。中古iPhoneなどの活用でかなり安くなりますが、いずれにしてもここがまずユーザーを選ぶポイントになってしまっています。

しかし、忘れないでいただきたいことがあります。

それは、ここにそれでも(ここに)購入した人がいることです。

この製品にその価値があることは保障します。

レビュアーが自腹を切ったかどうかは、その製品の良しあしの大切な判断基準ですよ、と!(※これが言いたかった)

その価値が、この組み合わせにはあります。ツンデレな母親がなんだかんだと言いながら、いそいそと写真を取り込んでいく様が目に浮かびます。



というわけで、この製品は両親や年配のお知り合いとのコミュニケーションツールとして特に力を発揮します。私のように親用に購入するもよし。自分で購入して、親族や世話になった方のお宅に遊びに行ってデジタル化しながら思い出話に花を咲かせるもよし。その光景が目に浮かぶ方なら、間違いなく買いです。

お盆の帰省に間に合わなくても、敬老の日や年末の帰省に合わせてぜひご検討をどうぞ。

前回触れた「この製品があると、どんなことが起こるのか?」に回答しつつ、omoidori「単体」のレビューエントリを終了します。

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【レビュー】PFU omoidori(おもいどり)その2 体験も売る稀有な製品

さて、ずいぶん間が空きましたがアルバムスキャナ「omoidori」のレビューの続きです。
お盆前に書き上げたかったのにこんなタイミングまで寝かせてしまったので画像手抜きで書いていきます。


ささっと書いちゃいます。



まずは前回のレビュー(その1 私、テカりません!手間もかけません!)を読んでいただくとして。

前回、大筋の使い方を紹介しましたが、効能にはたどり着きませんでしたが、まずはこの効能について。この製品がやってくるとどういうことが起こるのか。それは、アルバムという媒体を通じた会話が発生します。

アルバムはそもそも思い出を記録しておくものですが、この思い出というものは一人より二人、二人より三人とその思い出を共有する人数が増えれば増えるほど記憶が補完されていきます。
アルバムにある写真からその写真にかかわった人数分の記憶と思い出が呼び起され、会話することで化学反応が発生し、そして新たな会話が発生する。

omoidoriでアルバムスキャンをする行為は、実は本棚の隅やタンスの奥でほこりをかぶっていたアルバムを見る行為に他ならないのです。そしてそれは、上述したように会話に花を咲かせる行為でもあります。



で。
ここからちょっと辛口。

実際に使ってみて、機能でちょっと気になる点がありました。

一つ目は2L版の写真の取り込み。これは2回撮影してそれを合成するというものなのですが、合成時に真中が明くなって、(明-暗-明-暗-明)と明るさの谷間ができた写真がありました。これはデジタル処理で何とかできる話なので、もしメーカーの方がこれを読んでいたらこの現象が起きないか確認をお願いしたいところです。

もうひとつ。
アルバムの写真がいろんな形に切り抜かれていたり、コメントが被った形で差し込まれているとそれごと取り込みたくなることもあるのですが、L版、もしくは 2L版のプリントアウトした状態の写真を念頭に取り込みを設計しているのでこれに対応できませんでした。

ただしこれ、実は同社の「SnapLite」と組み合わせることで対応できたりします。

その対応策はすでに発売済みだ、的な。

このスキャナは大きな範囲をスキャンできるので、ちょっと裏ワザ使うと大きなアルバムでも丸ごと取り込めますし、もちろん一部だけを取り込むことも可能です。omoidoriと組み合わせると、スキャンという地味で単純な佐合が一気に楽しい作業になります。

・・・辛口な意見を書こうとしたら自己弁護してしまった。

とまぁ、そんなわけで次回の「では買いなのかどうか?」というまとめエントリに続きます。

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