このマシンはXPS 8500のラインの中でも、パフォーマンスグラフィック搭載という上から2番目の製品です。構成はこんな感じです。
CPU Intel core i7 3770 3.4GHz(ターボブースト時3.9GHz)
グラフィック ATI RADEON HD 7870 2G DDR5
メモリ DDR3 1600MHz 12G
HDD 2TB SATA HDD(7200回転) + 32GB SSDのハイブリッド構成
これで10万円台(前半)で購入できるとか(2012/12/18現在、直販価格)。
・・・安すぎだろ?
なんだこのモンスターマシン。
※このエントリ作成時の情報なので、最新の構成はデルの直販サイトで確認をどうぞ。
とりあえず色々試してみたんですが、、性能とか高すぎて何をしてもびくともしないもんで何も書けません。
それでも頑張って書くとすれば、CPUはIntelの製品ラインアップで最高峰のデスクトップ用Core i7、最高クロックの3770です。4コア8スレッド。わかりやすく書けば1つのCPUに4つ分のCPUを詰め込み、それを命令を整理することで8つ分のCPU並の性能にしたものです。
・・・化けものめ。
グラフィック回りはATI RADEON HD 7870 2G DDR5で武装。拡張スロットを2つ使ってるんですが、1スロットは放熱用のフィンです。
・・・おいこらまて。
メモリは12G積んでみました、的な。64bitOSを使ってるのでフルに駆使できます。HDDスワップ?なんだそれみたいな?
・・・ブルジョアめ。
ちなみに万が一スワップ発生してもSSDとHDDのハイブリッド構成なので、SSDで捌けるうちは高速です。というか、ファイル操作時の一時領域が少ないうちはSSDだけで賄えるから爆速です。そして2TBという大容量HDDで、画像ならダウンロード猿と化しても全く問題なし。
・・・許す(コラマテ。)
シャドーベイに3TBのHDDを追加すれば5TBの大容量に。価格がこなれてきた120GぐらいのSSDを入れれば、一時領域がどれだけ増えても安心です。この辺りは拡張性のお化けであるタワー型の恩恵でもありますね。
この性能なら向こう3年は一線級、5年以上は普通に使える性能でしょう。ランニングコストで考えれば廉価モデルより、こういう高性能モデルをおごった方が得な場合があります。
また、前回の外観で触れたようにエアフローや静音性、それにUSBやSDカードスロットへのアクセス性とちょっとした心配り(物置とか)に優れた筐体など、大きな筐体を生かした設計はこのようなタワー型デスクトップを作り続けてきたデルだからこそ、というのもあるでしょう。
このようなタワー型のデスクトップPCは自作したほうが自由度が格段に高まるのでメーカー製のPCは苦戦し、国内メーカーはマウスコンピュータなど一部を除いて完全に撤退してしまいました。しかしメーカーだからこその保証と、このようなカスタムオーダーメイドの注文、そしてなにより
「こんな組み合わせの製品はいかが?」
という提案力こそ、メーカー製PCの魅力ではないでしょうか。
ノートパソコンばかり使っていましたが、デスクトップも良いなぁと心から思ってしまいました。
最後に、附属キーボードが良かったのでちらりと紹介。
今流行のアイソレーションキーボードなんですが、DELLは昔から安価に道具として使えるキーボードを作るのがうまいという印象があります。
こういうアイソレーションキーボードも、コストダウンが行きすぎると立て付けが悪くなったりキータッチがポコポコとして打ちにくいのですがこのキーボードは十分及第点です。ビジネスの現場で一括導入されるケースも多いので、大量のデータ入力に耐えられる設計がきちんと成されているんですよね。
この足による微妙な傾斜もポイント。フラットなキーでも、この傾斜によって指が良い感じに弾かれてストレス少なく入力が出来ました。↓フラットさはこんな感じ。
キーボードは傾斜角度が変えられるものが多いんですが、DELLとしてはこの角度で問題無い、という自信があるんでしょうね。
ケーブル長も十分。筐体を何処においても届きます。
このキーボードだけでもほしいかも。
というわけでレビューはおしまいです。
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構成などを組み合わせて色々遊んでみると楽しいです。