■共通点
この両機に共通するのは非常に高い解像度だということです。
XPS12は12.5インチでは現在のところ最も高い解像度である1920 x 1080、NEXUS10については2560 x 1600という他に類を見ない解像度です。この解像度でどんな細かな文字も表示してしまうので、PDFファイルなどの閲覧で困ることはありません。
また、この両機はタブレットとしては大画面です。
DELL XPS12は12.5インチと持ち運べるタブレットとしてはほぼ最大の部類に入りますし、NEXUS10も10インチと最近はやりの7~8インチタブレットと比べて大きな画面を持っています。これに先ほどの高解像度と組み合わせ、圧倒的な情報表示量を持っています。これも見るという行為で威力を発揮します。
■異なる点
NEXUS10は603gと10インチクラスとしてはかなり軽い部類です。しかしXPS12は1.52gと12.5インチの画面を持つノートパソコンとしても決して軽量とは言えません。重さは見る行為で最大の短所になるので、XPS12は場所を選ぶビューアとなってしまいます。
また、キーボードの有無も異なる点に挙げられるでしょう。あくまでもパソコンの延長上にあるXPS12にはキーボードが必要ですが、ピュアタブレットのNEXUS10は幅広な画面にソフトウェアキーボードを表示させるとビューエリアが絶望的に狭くなります。あくまでも見る機械、なんですね。そのため、入力も必要になったとき、XPS12は苦もなくこなしますがNEXUS10では悩ましい事態になることもあるのです。
また、GPSなどのモバイル機能も大きく異なります。XPS12にはそれらが一切付いていませんがNEXUS10にはついています。地図や方位確認など、NEXUS10は出先でもタブレットとしての威力を発揮できますがXPS12は殆ど役に立ちません。
このように、画面サイズ以上に両者は似て非なるものだったりします。これはNEXUS10のようなピュアタブレットと、XPS12やVAIO DUO 11のようなPCとタブレットのハイブリッド機の明確な差だったりもします。
利用シーンが屋外、しかも移動中ならNEXUS10のようなピュアタブレット一択ですが、さらに文字入力もこなさなければならない場合にはXPS12のようなハイブリッド機とテザリング機能を持つスマートフォンの組み合わせになるでしょう。
私はこんな感じで状況によってピュアタブレットとハイブリッド機を使い分ける形で落ち着きました。全部を一台で賄うって言うのはまだまだ難しいようです。
今日はそんな感じで。
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