XPS12の最大の長所は、あの変態的な画面回転機能だと思っています。
だって画面が縁の中でくるりんぱするなんて、真面目に考えたら出てこないでしょう。
強度計算、その機能に伴う実用性、コストなど、デメリットを考えたらきりがありません。
普通ならVAIO DUO 11のようなスライダー型かLet'sNote AXのような360度回転型を選ぶと思います。
でも、DELLって実はけっこう普通じゃないんですよね。
過去にもデスクトップ型のStudio Hybridに竹の外装を採用してみたり、タブレットのStreakのような尖った製品を開発してみたり。そうそう、過去にはLatitude XT2なんていうThinkPad X Tabletのような回転ヒンジ機能を儲けたタブレットも出しています。「廉価販売のPCばっかじゃないの?」と言うのは誤解で、やるときはやり過ぎる。そんな印象があります(というか、殆どのPCメーカーってそうなんですけどね)。
閑話休題。
そのデメリットばかり思いつく画面回転機能は、実現さえさせてしまえば
・ノートPCライクな使い勝手の実現
・タブレットモードへの変形が容易
・キーボード側部品の共通化が容易なのでコストダウンも見込める
など、メリットもあるわけです。
なので、やってのけた、と。
おそらくXPS12の製造は自社では行っていませんが、アルミ削り出しフレームやカーボンファイバー素材を使いこなす優秀な製造メーカーとは手を組んでいるわけです。Appleだってそうなのだから、これは責める材料にはなりません。むしろ出来る範囲の中で密に連携を取り作り上げるノウハウを褒めるべきだと思うのです。
また、それを手に取ったときに感じる何とも言えない高級感があることも触れておきます。
削りだしアルミの縁は、まずひんやりとした感触があり、次に全く歪まない高い剛性感を感じます。
画面を回転させれば、カーボンファイバー製の天板やスムーズに稼働するヒンジに驚きます。
持ち上げればそんなギミックをこの薄さに詰め込んだのかと驚きます。
こういう細部に、製品の魂は宿ります。
最近では家電量販店でも展示しているのを見かけました。
(確か、津田沼のヤマダ電機で確認)
ぜひ手にとって、その質感を確かめてみてください。
この値段でこの仕上がりか、と感心すると思いますよ。
次回は自宅内での利用について触れてみます。
ブルーレイ再生機として、タブレットとして、高性能デジカメビューアとして。
これぞパソコンと言える万能ぶりはピュアタブレットには出来ない芸当です。
XPS12のまとめエントリはこちらからどうぞ → 【まとめ】DELL XPS12 まとめエントリ
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