2013-04-08

【レビュー】【比較】NEXUS 10とNEXUS 7は補完関係にある、ような気がする。

当ブログでも突出したページビューをたたき出すNEXUS 10。店舗では確認できず、かといって比類する機器もなく。ユーザーがwebで情報を探し求めるのはなんとなく納得がいきます。

私は一週間ほど借りて試してみましたが、12インチのタブレット変形Windows 8パソコンのXPS12と携帯性に優れるNEXUS 7がある状態では10インチタブレットの割り込む場所がなく、結局10年(半年)の恋も冷め、購入を見送ることになりました。

良い端末でしたが、利用シーンで割り込む余地がなかった。

しかし、短期間の利用でもNEXUS 10はNEXUS 7と補完関係にある端末なんだなぁ、ということを感じました。今回はそれについてつらつら書いてみます。

■圧倒的解像度とジャストサイズの解像度

私はNEXUS10を目にするまで、実は高解像度&dpi信者でした。とにかく高解像度。とにかく高dpi。iPhoneが切り開いた高密度、高解像度液晶の画質にこれからのタブレットやスマートフォンに求められる性能はこれだと思っていたのです。

ところが高dpiの権化ともいえるNEXUS10と、それにケンカを売るようなNEXUS7を使って少々考え方を改めました。利用方法と画面サイズで、適切な解像度があると。

私が高dpi信者になった発端は、自炊書籍でした。技術書のように小さな文字がびっしりと書き込まれた書籍では、初代iPad程度の解像度では読めない文字が多く、使い物になりませんでした。

ところがそれを問題なく表示できるNEXUS10で見てみたところ、今度は文字が小さすぎて読めないのです。元々の判型以上の画面サイズを持っているのなら問題ないのですが、NEXUS10の細長い画面ではA4変形サイズのオライリー本はやや厳しい。

自炊書籍ビューアとしての利用はあきらめざるを得ませんでした。

ただし画面サイズ以下のものなら快適です。漫画、文庫本など。しかしこれは次の理由hがネックとなりました。

■快適な画面サイズと快適な持ち運び性能

NEXUS10は16:9画面を採用しているため、iPadと比べて長方向の長さがあります。これが持ち運ぶには非常に邪魔くさい。実はこれ、10インチサイズのWindows 8タブレット機にも言える問題です。また、鞄にNEXUS10を入れるといっぱいいっぱいになります。そしてこれを気軽に取り出せるかというとそうでもありません。

これに比べてNEXUS7は気軽に持ち運べるサイズです。ポケットには入りませんが、殆どのカバンに収まってくれる大きさです。また、厚みもないので隙間にすっぽりと収まります。その大きさゆえ、取り出すのも簡単です。NEXUS10と比べるとその差は歴然です。

つまり持ち歩く心理的限界は、私にはNEXUS7がいっぱいいっぱいだったのです。とWindowsアプリが必要で、さらに快適なキーボード入力ができ、かつより大きな画面を持つXPS12まで持ち運んでいる自分には、NEXUS10を持ち歩く理由がどうしても見当たりませんでした。

■背面カメラの有無

とはいえ、NEXUS7には弱点があります。それはカメラです。

NEXUS10はフラッシュ付きの背面カメラを備えています。写りはお世辞にも良いといえませんが、メモ代わりには十分です。それに対してNEXUS7はそのカメラがありません。アプリを使えば前面カメラが使えるようですが、写りは全く期待できません。

タブレットを使っていると、結構な頻度でカメラ撮影をしたい状況が訪れます。このカメラが無いというのはやっぱりつらい。

スマートフォンがあればそれで撮影すればよいのですが、いちいち出すのはめんどくさい。そう考えると、NEXUS10を持っていればカフェなどではそっちを使うだろうなと思うのです。

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