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2011-04-08

【レビュー】Pocket WiFi S(S31HW)

我が家にPocket WiFi S(S31HW)が来てから1ヶ月が経ちましたが、やっとAndroidに馴染んできて、活用ができるようになってきました。そこでここではPocket WiFi+iPodtouchとの比較をしつつ、レビューをしたいと思います。

【ハードウェア】
まずはハードウェア的な機能のおさらいです。

重量   約105g
寸法   横54.8×高さ104×厚さ13.5(mm)
画面
 サイズ 2.8インチTFT
 解像度 320*240
 その他 タッチディスプレイ(マルチタッチ非対応)
CPU
 種類  Qualcomm MSM7225
 周波数 528MHz
メモリ
 内部  ROM:512MB/RAM:256MB
 外部  マイクロSDHC対応で最大32Gの拡張が可能
     ※2GのマイクロSDが附属
カメラ
 画素数 約320万画素(オートフォーカス非対応)
 センサーCMOS
 動画  352×288
 静止画 2,048×1,536
バッテリー容量
     1200mA
連続通信時間
 約4時間
接続端子
 microUSB(USB2.0)
 3.5mmイヤホンジャック
外部接続
 Bluetooth 2.1+EDR
 無線LAN IEEE802.11b/g/n
通信速度
 上り 最大7.2Mbps
 下り 最大5.8Mbps 
無線LANルータ機能
 無線  IEEE802.11b/g準拠
 セキュリティ WPA2 -PSK(AES)
 接続数 6
その他
 スピーカー
 マイク
 GPS
 電子コンパス
 
画面サイズや解像度だけでなく、マルチタッチやオートフォーカス、CPU処理速度など削れるところは全て削った割切仕様です。とはいえGPSや電子コンパス等などiPodTouchには無い機能を備えていますし、低い性能も一月使った感想では慣れれば問題無い範囲内です。短時間ならポケファイSだけ持ってお出かけする事がほとんどです。

後述の安価な維持費と併せて考えれば、お子さんの「はじめてのスマートフォン」としてのベストチョイスと言って良いでしょう。

【ソフトウェア】
ソフトについては、標準で以下のものがインストールされています。
・Android2.2標準アプリ
 ・GMail
 ・メール(popメール対応)
 ・YouTube
 ・Androidマーケット
 ・Googleナビ
 ・Google音声検索
 ・Googleマップ
 ・Googleカレンダー
 ・Googleメッセージ(留守電機能など)
 ・Googleトーク
 ・連絡先
 ・アクセサリ(時計、電卓、カメラ、ギャラリー、音楽など)
・その他
 ・twitterクライアント(公式)
 ・twidroid(twitterクライアント)
 ・facebook
 ・脱出ゲーム体験版

OSがAndroid2.2のため、音声検索やナビなどがあるのが嬉しいところ。ナビはバッテリーが使いっぱなしだと3時間ぐらいしか持たないので微妙なところですが、音声検索はホント便利です。全然間違えません。

それ以外のアプリではtwitterとfacebookが入っている辺りがポイントでしょう。これにmixiとGREEアプリが入っていれば完璧なのですが、それについては別途起こすエントリのほうで解説します。

【モバイル無線LANルーター機能】
このPocket WiFi Sの大きな特色として、国内他社のスマートフォンでは実現されていないディザリングとよばれる無線LANルーター機能を搭載している事が上げられます。画面上に大きく表示された「Pocket WiFi」ボタンをタップすれば、Pocket WiFiのように無線LANルーターに変身します。

今まで私のようにPocket WiFiとiPodTouch、パソコンを持ち歩いていた人なら、Pocket WiFi Sに乗り換えると持ち歩く機器がひとつ減る事になります※実際は変わってないのですが、これについては別エントリで詳しく説明します。

【価格】
2年縛りを活用すれば本体価格はなんと一万円、毎月の使用料が3280円とバーゲンプライスになります。
なお、この月額料金に電話代は全く含まれていませんが、エリアが主要3キャリアと比べて狭いため、2台目需要がほとんどと考えれば非常用電話として毎月の固定費用がかからない事のほうがメリットとなるでしょう。

維持費用は以下のようになります。
・初年度
 ・本体価格 \10,000
 ・初期費用 \ 2,835(契約事務手数料)
 ・月額   \39,360(\3,280×12)
  合計   \52,195
・翌年以降
 ・月額   \39,360(\3,280×12)

本気で使うならジャケットと増設SDカード(16G)が欲しくなると思うので、これに5千円位を追加出費として考えるとよいと思います。

ちなみに、ドコモのスマートフォンは本体代金が大体\40,000ぐらい、通信料が無料通話込みで\6,000ぐらいなので、初年度が契約手数料と併せて11万5千円ぐらい。これにジャケットと増設SDカード(16G)をつけて同じように+5千円と考えるのが妥当です。iPhone4は内蔵メモリ16Gのモデルが本体一括で\46,080、その場合の月額通話料が2年間は3,785円(それを超えると\5,705)なので、初年度は契約手数料と併せて9万5千円ぐらい。メモリ増設は出来ないので、ジャケット代で2千円位を考えると良いかもしれません。

上記計算はそれぞれ定額通話・通信料として計算してますが、通信はスマホの便利さを味わうと確実にMaxに届くのでこのプランで計算をした方が現実的です。ちなみにauはわかりませんが、同じようなものだと思います(こら)。もちろん高性能な本体と広範囲な通話・通信エリアを考えれば主要3キャリアのスマホと差額があって当たり前なのですが、ほぼ半分という差額を考えるとPocket WiFi Sの価格破壊ぶりは分かってもらえるのでしょう。

【短所】
ここまで良いところを中心に紹介してきたので、短所も洗い出しておきます。

まず、マルチタッチ非対応によるズームのしにくさ。画面に指を置いて暫く待ってればズームボタンが出現するんですが、タッチと勘違いする誤動作があるのと、認識してくれないときがあるのがストレス。ハードボタンで対応出来ないのかな。

あと、カメラがオートフォーカス非対応てのは地味に痛いです。ピンぼけ写真のなんと多い事か。画面の画素数が少ないので、パソコンで見るまでピンぼけに気づかない事が多数。

電池の持ちも厳しい。無線LANルーターとして使うだけなら公称4時間に迫る持続時間になりますが、スマホとして使うと3時間がせいぜい。筐体がもう少し大きくなってもいいので、Pocket WiFiと同じ1800mAとして欲しかったなぁ。

このPocket WiFi機能ですが、ソフトウェアで対応しているためかルーター利用時に誤動作するwebサービスがありました。具体的にはチャット利用時に、パソコンからアクセスしてるのにログイン後Pocket WiFi Sからのアクセスと判断されログインできない、等。この辺はソフトウェアのアップデートで改善される事を望みます。

【まとめ】
Pocket WiFi Sは、制約があるとは言え操作系以外はAndroid2.2の機能をほぼ全て使えるマシンです。iPodtouchなどでは使えないGoogle音声検索やGoogleナビ等のAndroid端末固有の機能が使え、これが本体価格1万円で手に入るのはスマホの選択肢を大きく広げた一台ではないでしょうか。

パソコンでもDOS/Vと呼ばれた低価格デスクトップパソコンや、ネットブックと呼ばれるノートパソコンが普及の原動力になりました。必要最小限の機能を低価格で使える、というのはその分野の機器が普及するのに必要な要素だと思っています。

マルチタッチ非対応、小さくて解像度の低い画面、通信エリアの狭さなどのデメリットは、スマホの主要機能が全て使える事で打ち消されます。

併せて、ディザリング機能モバイル無線LANルーターとして使える事がこの端末の魅力を大きく引き上げています。

ちょっとしたインターネットの利用は本体のみで。
もの足りなくなったらモバイル無線LANルーターとして、タブレットやパソコンからアクセスする。

そんな風に「ちょっと使い」としてのポジションにこそふさわしい機器だと思います。


【参考リンク】
http://emobile-honpo.com/report/s31hw.html
http://emobile.jp/products/hw/s31hw/index.html
http://emobile.jp/products/hw/s31hw/spec.html

2011-02-25

Pocket WiFi S(S31HW)を安く手に入れる方法(イーモバイルを2年以上使っている人限定)。

※下記エントリの価格情報は2011/02/06現在のものです。

購入して半月経ってしまいましたが、イーモバイル環境をPocket WiFiからPocket WiFi Sに変更しました。その時の価格のカラクリに驚いたのでエントリを起こしておきます。ただしすごく面倒なカラクリなので、書いていて合ってるかどうか不安になりました。
※そーいや、ここでPocket WiFi買った事報告してないや。


購入のきっかけですが、嫁さんのお母さんの冷蔵庫チェックに付き合って訪れたヤマダ電機で、何気なく携帯電話をチェックしていたらイーモバイル売り場で声をかけられたのがスタートでした。決め手になったのは以下の3Doors(ズームインの金曜日見てない人には分からないネタだ)。

■Door1:2年縛りで本体価格2万円→1万円

魅力的なワードでした。これ、分割価格じゃなくて、本体一括払いの話。
イーモバ販売員の説明に間違いがなければ、2年縛りにすると月々の請求代金に薄く引き延ばして安く見せかけるのではなくて本当に1万円になるようなのです。1万円でスマホ。み、魅力的。。。

しかし私は年割り契約をしたばかりで、まだ契約期間中。違約金が発生してしまいますよね?

いい質問ですねぇ。

というわけで、Doorその2。

■Door2:イーモバイルの契約期間が2年以上だと、特定のプランに変更することで前の契約を0円で寝かせておく事が出来る

どういうことかというと、イーモバイルを既に2年以上使っているユーザーは、プランを「にねん特割データプラン」に変更する事で、そのSIMカードで通信をまったく行わなければ0円で寝かせておく事が出来るようなのです。その根拠が、リンク先に小さく書いてあるこんな注意書き。

※料金プランがデータプランで、新規契約からのご利用期間が新規契約月の翌月から起算して2年以上の場合、課金対象となる通信(国際ローミングにおける通信を除く)のご利用がない月は基本使用料およびユニバーサルサービス料がかかりません。

契約数は増やしたいので縛りは解除できない、でも既存顧客の買い替え需要には対応したい。そんなジレンマに悩むイーモバイルの苦肉の策とも言えるでしょう。実際、私はこれで2回線を持つユーザーとなって契約者数の水増しに一役買ってしまいました。

しかし契約事務手数料(2,835円)や、安いとは言え本体価格(1万円)を追加してまで買うものかどうか、と悩んで見ました。

ここで3つめのドアが開きましたw

■Door3:Pocket WiFiより通信費が1,000円安くなる

イーモバイルは通信契約者数は伸びていますが、通話契約者数は伸び悩んでいるという問題があります。そのためなのか、データ通信だけの2年縛りの契約「にねん得割」(4,280円)や、1年縛りの「年とく割2」(4,580円)、「年とく割」(4,980円)に、「ケータイプランデータセット」を使うと1000円割り引かれるのです。

上記リンク先の説明を読むと、こう書いてあります。

データカードを「データプラン」、携帯電話を「ケータイプラン」でご契約いただくと月額1,000円のセット割引となる「ケータイプランデータセット」が適用され、大変おトクです。

本来はデータ通信機器にプラス携帯電話でこれが実現するはずですが、Pocket WiFi Sはあくまで「データ通信機器」であり、それに「通話機能」をプラスしている、というなんとも強引な説明をして一つの機器で割引きを実現しているようなのです。

説明している販売員が「不思議なのですが・・・」と前置きしてしまうぐらい不思議なこの料金プランのおかげで、毎月1000円ずつ安くなるお得プランを使えるPocket WiFi S。この浮いた通信料を事務手数料や本体代金に補充する事で自己負担無しに乗り換え可能、と言うわけです。

・・・ち、ちゃんと説明できてますか???

私は1年縛りの「年とく割2」(4,580円)から「にねん得割」(4,280円)に乗り換え、さらにこの「ケータイプランデータセット」を適用したため、毎月1300円の通信料の減量に成功。計算上、10ヶ月で元が取れる予定です。

ちなみにこのプラン、HTC ARIAでは使えない可能性が有ります。あれはスマートフォンという「電話」なので。詳しくはイーモバイルの販売員に聞いてください(こら)。


さて。真面目なレビューは別の機会に譲りますが、簡単に半月触った感想を書いておきます。


「通話もできるPocket WiFi」

とpocketWifi機能を売りにしているだけあって、機能のオンオフは画面上のアイコンをタップするだけととても簡単。切替時間も3秒程と高速です。


初期セキュリティもWPSなので安心(pocketWiFiはWEPなので)。

バッテリーが1800mA→1200mAになるのでどうかなぁと思いましたが、実働3時間という感じでやや持たない印象です(ポケファイが4時間強ぐらい)。別エントリで触れたように、モバイル無線LANルーターとして使うならeneloop繋ぎっぱなしでカバンに入れておけばOKですし。


一部の掲示板サービスなどで、リダイレクト中に接続している機器ではなくてPocket WiFi Sそのものを認識してしまって動かないものがありましたが、概ね問題無く動いています。

日本通信のIDEOSがもてはやされていますが、イーモバイル回線を2年以上契約している人ならPocket WiFi Sも十分候補に入るなぁと思いました。SIMフリーだから、日本通信のSIMカードで使ってねと売っちゃうのも有りですしね。

【関連リンク】
 ・Covia CMR-250を購入、そしてファーストレビュー

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