発売日なので、行き詰ってたレビューエントリをアップします。
まず、どんな製品なのかを紹介します。
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満面の笑みの部長ではなく、右手に注目。 |
とはいっても簡単で、従来のフラットヘッドスキャナやオートシードスキャナ、オーバーヘッドスキャナ、そしてカメラでは取り込みが難しかった「フォトアルバム」の写真をきれいにスキャンする製品です。「アルバムスキャナ」と銘打っていますが、おそらくそんな製品は世界初だと思います。ググッも出てこないし。
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カシャッとな、でアルバムの写真が簡単にデジタル化。世界初? |
発表イベントにも出かけて、じっくり説明を聞いてきましたが、こういう機器は実際に使ってみないと良さがわかりません。そしてこの製品の無限大の可能性を感じているので、頑張って辛口に評価してみたいと思います。
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アツい女性、PFUの佐藤さんにギョギョって言ってもらえるように。 |
まずお試しで取り込んで最初に感じたのは「これは凄い」でした。
プリント写真できれいな写真=表面に光沢がある写真です。
反射が少ない絹目調のプリント写真もありますが、立派なフォトアルバムは表面に立派な光沢があり、さらに時間を重ねたアルバムからははがれにくくなってしまっているため、すべて光沢面になります。
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テカる~テカるぜ~ピカピカだぜ!! |
その光沢面はとにかく光を拾います。テカります。
だから、まともに撮影できません。PFUに2人しかいない上級フェロー(研究員)ですら最初はさじを投げた、と言っていたので素人には無理でしょう。
ところがこのomoidoriを使うと、テカりません。
全くテカりません。
何枚撮りこんでもテカりません。
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どうやったらテカるんだ?というレベル。 |
テカらない。これだけでもかなり凄いです。
でも、実は他社製品でもできなくはないんです。
実は我が家にはハンディフラットヘッドスキャナの「torizo(トリゾー)」もいて、これもテカらせずに写真を取り込めます。先輩は既にいました。
超お手軽フラットヘッドスキャナ、torizo(トリゾー)。テカらない。 |
ところがこのomoidoriの凄さは、スキャン後にもあるんです。
同社のiPhoneをオーバーヘッドスキャナ「SnapLite」でも採用している「スキャン対象を自動で認識」する機能を使って、写真だけを認識して画像化します。
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カパッとかぶせてぽちっとな。後は自動でお任せ! |
なので取り込み後の手間は原則かかりません。
(たまに失敗して手動で範囲を設定しますが)整列して貼られたアルバムなら認識率はほぼ100%です(当方調べ)。この手間が無いだけで、取り込みは驚くほど快適になります。
さらに。
取り込んだ写真は自動的に補正がかかり、色褪せた写真がよみがえります。びっくりです。
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色が全然違う! |
デジタル時代ならではの整理に便利なツールもあります。撮影日の情報をデジタル写真に付与できるExif情報を、写真に付与された日付情報を自動的に読み込んで付与してくれます。80年代のお手軽フィルムカメラで流行った機能なので、この時代の写真を取り込むにはすっごく便利なツールです。
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認識が違ってもちょいちょいとなおせる。 |
もちろん手動でも設定OK。一眼レフカメラで撮影した写真には日付焼き込み機能が無かったので、それは手動で日付を付けました。
まだまだ機能についての紹介を続けたいのですが、これがどんな効能をもたらすかとか、どういう人が買うべきかとか、まだまだ書きたいことがありすぎます。
というわけで次に持ち込みます(辛口評価にたどり着かなかった・・・)。
なお、本日(2016/6/24))から発売開始です。
下記リンクから購入可能なので良かったらどうぞ。
【amaoznリンク】