先日お借りしていたプロジェクターの、BENQ HT3050のレビューです。
実は以前にも同社からプロジェクターをお借りしていて、その二機種でもレビューを書いています。
【レビュー】プロジェクターもフルHDの時代!BenQ W1080ST+ その1開梱編
【レビュー】プロジェクターもフルHDの時代!BenQ W1080ST+ その2 使ってみた
【レビュー】単焦点モデルとの差は?BenQ W1070+ W1080ST+とも比較。
当時はプロジェクターを購入しようかどうか悩んでいて、買うならフルHDと決めていたのでこの2機種をお借りして色々考えた結果、我が家での導入は厳しいという結論に達して買えませんでした。
そして今回、レビューの機会をいただいたこの製品は細かな進化が積み重ねられた「順当な進化」の製品でしたが、プロジェクターとしての特徴をしっかり引き継いでいるため購入の決定には至りませんでした。
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すごくいいプロジェクターです。 |
では早速開梱。シポ加工された本体は天井設置などをした際の圧迫感を減らしてくれると思います(反射が少なめ)。
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写真で見るほど押し出しは強くない。 |
バックショットはすっきり。端子もごく基本的なレイアウトです。価格的には同性能比で最廉価を争える高コスパ製品なので、変わった特徴は不要だと思います。ベーシックを追求することが使いやすさにつながりますので。
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すっきり。 |
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端子も十分じゃないかと。 |
焦点変更の部分はカバーがされています。これは固定設置ではデザイン的にすっきりしていいと思うのですが、ならばシルバーの部分をホワイトにするだけでもいいかなと思います。持ち運びする人は開けっ放しになりそう。
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焦点変更部分はシャッターが。 |
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だいぶ奥まってるのも気になる。 |
操作性はいいです。可もなく不可もなく、奇をてらったものはありません。下手に液晶のタッチパネルなんかにされるより、十字ダイヤル+OKボタンの方がよほど使いやすいです。
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シンプルな分、操作も迷わないで済む。 |
レンズは単焦点ではないので小さく見えますが、2200ルーメンと出力が高いので明るい場所でもかなりよく見えます。レンズシフト機能がついてるので、こうなっちゃうんでしょうね。
その分放熱対策もしっかりされていますが、それはつまりファン音もそれなりということです。静かなコンテンツを見るには気になるかも。
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音はそれなりにします。 |
さて、スクリーンのない我が家では和室の白い壁に映し出して試してみました。主となる営巣はYou Tubeでのテストです。
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こんな感じ。 |
上の写真でわかるともいますが、距離はそれなりに必要です。レンズシフト機能で設置場所の自由度はありますが、マンション住まいなどの方は距離が短く済む単焦点モデルが絶対オススメです。
さて、実際の視聴ですがフルHDで出力される映像は綺麗です。おそらくこれに慣れるとHD出力には戻れません。凸凹のある壁面に表示してこれなのですから、スクリーンを使うのならその差はさらに歴然でしょう。
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綺麗! |
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CMですら立派なコンテンツに。 |
何より大画面表示というのは迫力が違います。iPadProのような大画面タブレットや、EPSON MOVERIOのような擬似大画面も迫力がありますが、リアルな大画面は違うんですよね。。。絶対こっちのほうがいい。何でだろう。
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自動車系の映像の迫力は全然違う。 |
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F1とか見たら楽しそうだなぁ。 |
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インカー映像の迫力も素晴らしいです。 |
とはいえ、プロジェクターを家庭で使おうとすると設置するためのレイアウトにどうしても制約があります。我が家では天井ぶら下げをしないと厳しいと結論が出ましたが、それをしてしまうと持ち運んでの利用が難しくなります(そのように使う予定もある)。固定設置ができ、かつ、視聴位置と本体との間に距離が置けるのなら性能やコスパは十分なおでお勧めの製品ではないでしょうか。シアタールームみたいなものができるのなら、第一候補ですもん。
HD画質のプロジェクターから買い換えるなら、少し予算オーバーでもオススメ。そんな感じの製品です。これを軸に尖った機能や性能比で落ちる部分を持つ安価な製品(これが選択肢に入る時点で、総合性能がこれ以上のものを選択肢に入れる人は少ないでしょう)と比較することになると思いますが、これを買っておいた方が
あと、プロジェクターは出力部分が消耗品です。ヘビーに使うのならこの製品のようにコスパの良いものにしておかないと大変ですよ、と。
こんな感じのレビューでした。
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