なんでデジイチを使うのか?と。
ふと思いついたこのお題、連載方式で進めます。
今日のお題は「暗所撮影に強い」です。
さて。
暗所撮影というと暗いところで写せると勘違いする人がいます。
夜の自宅も暗所です。
ためしに今日帰宅したら、お手持ちのコンデジで動きの速いものを撮影してみてください。
ぶれますから。
ピント合わないですから。
私はそのためにデジイチを所有しているようなものです。
どんな場所でも大抵ちゃんと写る、それがデジイチ。 |
ではなぜデジイチが暗所撮影に強いのでしょうか。
その前に、カメラの撮影の大原則をおさらいしましょう。
カメラは「光を集めてそれを記録する」機械です。
なので、どれだけ光を集められるかがポイントになるのです。
そしてデジイチは以下の3点でコンデジに対して優位に立っています。
1,レンズがでかい
2,撮影素子が大きい
3,ISO感度が高い1,についてはカメラを見ればわかるでしょう。デジイチはコンデジと比べ、とにかくレンズが大きいです。コンパクトが売りのミラーレスでもレンズだけは威張っています。
最新型のSONY α5000でもレンズは大きい。 |
暗所では光が足りないので、大きなレンズは光を集めるのにとても有利なのです。
次に2,の撮影素子。以下のリンクで、撮影素子の比較を見てみてください。
撮像素子の大きさは性能と価格に直結
撮像素子のサイズ比較[updated]
コンデジに使われるのは、1/2.33ぐらいが標準。大きくても1/1.7ぐらいです。それに対してデジイチはAPS-Cと呼ばれるものが主流で、最近ではフルサイズと呼ばれるもっと大きなものも増えています。
比べれば大きさは歴然。最近はコンデジでもAPS-Cサイズのものを使っていたり、ミラーレスと呼ばれるデジイチは小さな撮影素子を使っていますが、基本的にレンズ+撮影素子で暗所撮影の強さは測れます。このような微妙なラインのものは合計の力で見れば、標準的なデジイチには及ばないことがわかります。
※それでも写るものがありますが、ここでは割愛。
最後に、暗所圧栄に強い理由にISO感度をあげます。ISO感度とはどの程度弱い光まで記録できるかを示す目安ですが、これは撮影素子の性能によって変わります。そして撮影素子が大きければ大きいほど、ISO感度を上げやすいのです。
コンデジでもISO感度の高いものはありますが、デジタル的に足りない光を補うためより多くの光を取り込むデジイチの写真とは比較すると荒いぼけた写真になります。
とはいえ、最近コンデジ業界も頑張って暗所撮影に強いカメラを出しています。そこで別のエントリでどんな基準で選べばいいのかまとめておきます。
最後に、デジイチの入門機の中から暗所撮影に強いものをピックアップしておきます。
どれも5万前後で、夜の室内でもちゃんと映って望遠レンズがついています。
どれもISO感度6400ぐらいまでは普通の撮影なら許容できる範囲のはずです。
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最高ISO感度51200はフラッグシップのK-3譲り。でも、そこまで上げるとかなり荒いです。
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後継機のD3300が出ていますが、これで十分。
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デジイチ高感度の扉を開けたのはこのシリーズかも。
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