3月にE-mobile初のLTEスマホであるGL07Sに切り替えたため半退役状態となったPocket Wi-Fi Sですが、実はこの端末は私の持っているスマートフォンの中で唯一2年以上「現役」で使い続けられた端末です。
発売日が2011年1月14日と既に2年以上経過していて、かつ当時でもローエンドの端末だったので性能は本当にお粗末です。2.8インチの画面は解像度が320×240しかないので老眼気味の自分にはtwitterを読むのすらかったるく、CPUはXXXのシングルコアなのでシングルタスクでも動作は遅いです。
メモリはROM512MとそこそこですがRAMが256Mしかないので最低限のアプリすら全部はいりません。
カメラに至ってはAF無し、手ぶれ補正無し、フラッシュ無しと三拍子揃った320万画素。
絶対性能ではいいとこなんて一つもありません。
ただ、非常に小さく、かつ安価なので気軽に持ち運べます。
あの3・11の時にも何の問題もなく通話が出来たので、非常用電話として常に手元にありました。
そしてなんと言っても、名称の由来であるPocket Wi-Fi機能を外してはこの端末は語れません。
鞄の片隅で常に電波を発信し続ける事こそがこの端末の最大の武器です。
時にモバイルバッテリーに繋がれ、時にAC給電を受けながら、身の回りのどこかで電波を発信し続ける。
いざというときには電話として活躍し、非常用ながらtwitterやFacebookのクライアントやメール端末としても機能できます。
維持費は最安値で月額3550円。
しかも通信量は(日単位では制限がありますが)月単位では制限無し。
ちなみに私は無印のPocket Wi-Fiも持っています。
バッテリーの持ちはこちらのほうが良いし、何より小さいのでメイン回線のdocomoをスマートフォンに切り替えた当初はこちらを持ち歩いてました。E-mobileは都心部だと3Gでも比較的安定して速度を叩き出します。docomo回線が混雑するような場所でもこっちの回線を利用して通信をするからです。
しかしdocomoのスマホのバッテリーが心許無かった時、ふとPocket Wi-Fi Sなら非常用に使えるのになぁ、と感じてしまったのです。しかも性能が低いので連続稼働させても発熱が少ないというメリットもあります。そう、Pocket Wi-Fiのように鞄の中に転がしておけるスマホ。それに気付いたとき、再び鞄の中に収まったのはPocket Wi-Fi Sだったのです。
メイン機としては非力すぎるその性能すら、サブ機と考えればメリットになる。
今だラインナップに並び続けるのも何となく理解は出来ます。
ただ、このサイズでもう少し性能アップはして欲しいです。
これのLTE版が出れば飛びつくのにw
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