NVIDIAのIONプラットフォームとデュアルコアCPUを採用した低価格デスクトップ「ION 330」が登場(出典:GIGAZINE)
先日、同サイトのニュースより、同じIONプラットフォーム製品を採用するAcer Aspire Revoの話題を取り上げましたが、昨年EeePCでネットブックというジャンルを切り開いたASUSに引き続き、今年はAcerがネットトップの世界を切り開く予感がしてきました。
しかしこのIONプラットフォーム、高い省電力性を誇るものの非力なAtomプロセッサをGPUの性能で補うため、ネットトップと呼ぶには性能が高すぎるように思います。特に注目すべきは、高い画面描画性能とより高速なDDR3メモリを使えることです。
現在、パソコンの速度はCPUの能力だけでは測れないようになっています。メモリやハードディスクへのアクセス速度、高解像度の画面描画にかかる時間など、CPU以外のグラフフィックアクセラレータやチップセットの能力も求められるようになりました。Atomプロセッサのプラットフォームはこれらが貧弱でしたが、この部分が改善されたIONプラットフォームを使うことでパソコンを上回るネットトップ、という可能性も出てきます。
気になるのが、Aspire Revoで発表されているようにOSにWindows Vistaを採用している点です。確かに洗練された操作体系は魅力的なのですが、Vistaは高い能力を必要とするため、非力なAtomプロセッサでどこまで使いこなせるか気になる部分ではあります。
昨年、AllAboutはじめてのパソコンで紹介したコンパクトなデスクトップPCは便利内で書いたように、デスクトップパソコンでは小さい事は大きなメリットになります。このIONプラットフォームがデスクトップパソコンに旋風を巻き起こすのではないかと思います。
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【補足】
Aspire revoのまとめページ作成しました。
Acer Aspire Revo まとめページ
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